指輪物語 (5) (評論社文庫)

  • 評論社
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本棚登録 : 2012
感想 : 88
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784566023666

作品紹介・あらすじ

恐ろしい闇の力を秘める黄金の指輪をめぐり、小さいホビット族や魔法使い、妖精族たちの、果てしない冒険と遍歴が始まる。数々の出会いと別れ、愛と裏切り、哀切な死。全てを呑み込み、空前の指輪大戦争へ-。旧版の訳をさらに推敲、より充実して読みやすく美しい、待望の「新版」。

感想・レビュー・書評

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  • フロドやサム達ホビットらと別れてからの各々の
    旅の物語。ピピンやメリーがオークどもらに捕らえれそこからの逃避劇やエント族との出会いから
    アイゼンガルドに向かう。また、彼らを追うアラゴルン達が主なストーリー。
    旅の道路での地形や自然の様子が綺麗で事細かに描写されていて一緒に冒険している感じです。

  • いよいよそれぞれの旅が始まる。それまで人間やエルフ、ドワーフに頼っていたホビットたちが、それぞれがホビットのホビットたる所以の強さを発揮し、面目躍如たるところ。
    新たな出会いもあり、大きく場面も転換するダイナミックな一冊。

  • 再読中。『二つの塔』に突入。戻ってこないフロドを探すため分散していた指輪一行、アラゴルンは同行していたサムが一人で引き返したことも気づかずフロドを探していたが、オークの喚声とボロミアの角笛を聞いて駆け戻る。そこで見つけたのは瀕死のボロミアと彼に斃されたオークたちの死体。ボロミアはピピンとメリーがオークに攫われたことを言い残して息絶える。レゴラスとギムリも駆けつけ、三人はボロミアの遺体を船で川に流してから、メリーとピピンを攫ったオークを追うことにする。いくつか手掛かりはみつけるものの追跡は難航。

    やがてローハンとの国境に達し、そこで三人はローハンの騎士団を率いるエオメルと出会う。エオメルたちはオークを掃討したがホビットの姿は見なかったという。エオメルから馬を借り、三人はさらに追跡を続けファンゴルンの森へ。

    一方オークに攫われたピピンとメリー。彼らはフロドを探して走るうちに待ち伏せするオークの群れの中に突っ込んでしまうが、ボロミアが駆けつけ一度は救出される。しかし新手のオークが現れてボロミアが二人を守って斃れ(オークたちはホビットは生け捕りして連れてくるよう、他は殺して構わないと命令されている)連れ去られてしまう。

    しかしオークたちは実はアイゼンガルドのサルマンの手下と、モルドールのサウロンの手下とで分裂しており仲間割れの殺し合いを始め、その隙をみてピピンは手掛りを残す。そしてエオメルの一隊がオークに奇襲を仕掛けてきたタイミングを利用して二人は脱走に成功。ファンゴルンの森へ逃げ込む。

    ファンゴルンの森で二人はエント(木の巨人)の長老・木の髭と出会い助けてもらう。木の髭は二人から聞いた話をエントの寄り合いで仲間に伝え、サルマンの手下のオークによる木の伐採に腹を立てていたエントたちは、戦う決意を固め、ホビットを連れてアイゼンガルドへ行進を始める。

    その頃やはりファンゴルンの森にいたアラゴルン、レゴラス、ギムリの一行は、生きてモリアの奈落から戻ったガンダルフと再会。ガンダルフは鷲の王・風早彦グワイヒアに救われたことなどを語る。


    ついに二つの塔に突入。ローハン!エオメル!アロド!(※レゴラスの愛馬)人間の国では私はローハン一押しです。騎馬軍団かっこいい。

    映画ではボロミアの死までが『旅の仲間』で、最後のアラゴルンとの会話なども含め映画版のほうがボロミアは魅力的に描かれていたように思いました。映画は号泣だったなあ(涙目)しかし9人の指輪の仲間で戦いの中で命を落とすのはボロミアだけですが、彼が主張していたように指輪の力を善人が利用すれば悪を倒せるのでは…という説が、なぜ無理なのか、どうして、どうしても指輪を捨てなくてはならないのか、を読者に強く印象付けるためにボロミアの死のエピソードは必要だったのでしょうね。

    序盤オークの追跡中は、アラゴルンとギムリがくたくたボロボロになっていても相変わらずエルフのレゴラス一人がピンピンしていて、寝るときも目を開けたままだし、陽性というか妖精というか、不思議ちゃん(笑)ホビットはピピンが大活躍。

  • 読了。
    二つの塔 上1

  • 今までだって冒険であったのだけれど、冒険感が増した。
    まるで、ロープレをしている最中、パーティが離れ離れになり再び結集するまでの乗り越えるべき災難を辿っているようだ。

    フロドとサム、彼らは?
    次!

  • 白が黒に、灰が白に。
    ホビットは何処へ?

  • 『指輪物語』9分冊の第5巻。今巻より第2部「二つの塔」が始まる。
    オークの襲撃、ボロミアの死、そしてピピンとメリーの誘拐。ふたりを追って、アラゴルン、ギムリそしてレゴラスはファンゴルンの森へ辿り着く―――。
    暗雲立ち込めるなか第2部は始まるけれど、巻末辺りでガンダルフが復活し、登場人物たちは(そして読者も)力づけられる(装いが灰色から白に変わっていることに、不思議や不審を感じつつではあるが)。

    読み進めていく毎に登場人物たちに愛着が湧く。寡黙だけれど情に厚いアラゴルン、啖呵を切るときにも高雅さを失わないガンダルフ、似たところがないにも関わらず(もしくはそれ故に)親友同士となるギムリとレゴラス…、キャラクターというものに備わる魅力の原型とも思えるものが、彼らからは溢れているように感じる。

    作中で歌われる歌も美しく、特に今巻では、アラゴルンや木の鬚(ひげ)の歌が心に残る。

  • ●J・R・R・トールキン

    4-566-02366-4
    指輪物語 5
    二つの塔 上1

  • 3.5

  • 感想は最終巻にて。

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著者プロフィール

(1892-1973)オックスフォード大学教授。言語・神話への豊富な知識を生かして創造された別世界ファンタジー『指輪物語』は世界中に熱狂的なファンを持つ。他に『ホビットの冒険』等がある。

「2022年 『終わらざりし物語 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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