増補新装 カラー版 西洋美術史

著者 :
  • 美術出版社
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本棚登録 : 1045
感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784568400649

作品紹介・あらすじ

古代から20世紀末まで、西洋美術の流れをコンパクトにまとめ、図版340点をオール・カラーで掲載。用語解説、カラー年表及び関連地図を添えた、美術愛好者の手引きとして、また、学生の参考書として最適の美術史入門書。

感想・レビュー・書評

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  • 高階秀爾さんの本を前に読んで面白かったし
    この本はよく売れているときいたので読んでみました。

    大変面白かったです!!!
    年表や用語解説などもわかりやすくてよかったし。

    で、なんでこんなに時間がかかったのかというと
    面白かったのはやっぱりルネサンス~後期印象主義ぐらいまでかなあ。
    昔のと、新しいのはわからないし、建築彫刻にあまり興味ないし。
    それと、スーパー猛暑で休肝できなかったのが
    長くかかった原因だと思います。

    以下 余談。

    小さいルがたくさんでてきました。イタリア人の名前です。
    特に高橋達史裕子夫妻。
    非常に興味深かったので、このかたたちの本を他にも見てみました。
    (だから余計に時間がかかった)
    そうしたら、そんなにこだわっている風ではありませんでした。
    この本の特色なのかな?
    「このご夫婦はどんな会話をするんだろう」
    「小さいルはどんな風に言うんだろう」と
    とても気になってしまいました。
    ちなみに、二人とも東大卒で、奥さんが二つ年上です。
    大学の授業にはいけませんが、もし美術館等で講演があったら
    参加してみたいなあって思いました。

    さらに付け加えると
    ここまで小さいルにこだわっているのに
    「イタリア」が「イアリア」になっている箇所がありました
    (70ページです。)

  • 高階氏に惹かれたついでに。
    たくさんの芸術家の名前が出てきたり、画集をのぞいたりしてきたが、それがどんな順序でいったいどこの国のひとかさえもよくわからずに眺めていたから、ただただ興味のある芸術家の名前だけが増えていた。
    掲載されている美術作品や芸術家の網羅は難しいが、おおまかな順序と作品を眺められるだけで、かなり自分の中での整理がつく。ただ、紙面の都合上、名前だけの登場ですべての図版が載っていないのは残念であった。
    流れの中でものをみていくと、バトンとして受け継がれているもの、その芸術家の凝らした新たな工夫の差異がみてとれる。
    何をどう表したいのか。みえたものを感じたものをそのまま伝えるということがこんなにも無限であるということ、不思議でならない。そして、表すにも材料の問題や数学的な問題とも密接に絡まっていて、美術というもの自体がひとつの理念の現われであるのだと感じられる。
    美術作品の特質すべきは、やはり、それが具体的事物として現前するところにある。調和というのは目に見えない。しかし、作品は見事に調和している。どんなに抽象的な作品であっても、具体的作品として存在している。そうして、それに触れ、眺める人間に印象を与える。その点、美術作品というのは、単なる情報を示す手段ではないのだ。
    初期美術の項でも書かれているが、芸術性とは情報提示ではない何かが芽生えたところから始まる。ひとの感じたものを何か表したい、そういうひとの心性が美術を突き動かす。感覚的、やはりそういう世界なのだろう。

  • 2024.02.03 とりあえず一回目の読了。全体をトレース。情報量が多くて消化できない。全体の流れを再確認。

  • 「美術」 、「美術史C(西洋)、西洋美術史」
    金原由紀子先生 参考図書
    https://library.shobi-u.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&materialid=01041235

  • おなじみ美術出版社のカラー版シリーズ。
    学生時代に同じものを読んだはずなのだが、開いてみてもほとんど記憶にない。
    いかにアートやらなにやら文化的なものに親しんでいないか。
    こういうとこに素養の有無が現れるんだよな。

  • とてもバランスのいい教科書だと思います。良書です。

  • 美術検定をうけたいと思い、必然的な読書です。
    内容は詳細ですが、楽しんで学ぶというより、正確な知識を伝える本という感じで、興味の薄い箇所は少し退屈に感じました。

    とはいえ資料も豊富で、通読すると美術史の流れが少しはわかりました。何度も目にして知識を定着させたいです。

  • 図版が豊富で辞書的にも使える一冊。

  • 西洋美術史を概観する。美術鑑賞の予習・復習で、事典のように読んでいる。どちらかというと美術史という学問で習う内容で、『鑑賞のための西洋美術史入門』の方が親しみやすく、読みやすい。

  • -510

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著者プロフィール

高階 秀爾(たかしな・しゅうじ):1932年、東京生まれ。東京大学教養学部卒業。1954ー59年、フランス政府招聘留学生として渡仏。国立西洋美術館館長、日本芸術院院長、大原美術館館長を歴任。現在、東京大学名誉教授、日本芸術院院長。専門はルネサンス以降の西洋美術史であるが、日本美術、西洋の文学・精神史についての造詣も深い。長年にわたり、広く日本のさまざまな美術史のシーンを牽引してきた。主著に『ルネッサンスの光と闇』(中公文庫、芸術選奨)、『名画を見る眼』(岩波新書)、『日本人にとって美しさとは何か』『ヨーロッパ近代芸術論』(以上、筑摩書房)、『近代絵画史』(中公新書)など。エドガー・ウィント『芸術の狂気』、ケネス・クラーク『ザ・ヌード』など翻訳も数多く手がける。

「2024年 『エラスムス 闘う人文主義者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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