差分

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  • 美術出版社 (2009年3月31日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784568503654

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差分の感想・レビュー・書評

  • 点と線だけで膨らむイメージ

    ひとつひとつの絵には
    時間の経過がなく
    その瞬間でしかない

    差分をとることで
    ストーリーが
    脳の中に浮かび上がる

    時間、音、風、指先の感触
    舌触りまでもリアルに感じる

    実際にはありえないことを
    脳は勝手に想像し
    結果的な事実のみ
    点と線から導き出す

    不思議な感覚
    脳は勝手だし適当だ

    当然と思ってみている景色
    常識と思って考えていること

    無意識で自分の世界を
    脳はつくりだしている

    人はそれぞれ
    見えている世界が
    きっと違う

    普段は
    考えないことを
    意識することはとても楽しい

  • 二点間をヒトは容易に繋ぎ、その差分に各要素にが持っていない意味を見つける。一方で、過程に疑問が生じようと曖昧さを保ったまま繋げてて。
    感想としては、人間って凄いというか、愛らしさを感じました。
    ぐちゃぐちゃ書いてますが、図形を中心とした読みやすい本なので、ぜひ手にとってみてください

  • 想像力と省略性の合間を鋭く突かれる一冊。
    いままで引っかかったことにある抜けられない迷路には先に気付いたので、こういうものを観る眼にも経験(視点の多さ)も影響するのかな、と思いました。
    あと、対談における脳科学観点からの指摘も興味深かったです。

  • ピタゴラスイッチでおなじみの
    佐藤雅彦氏とその研究室生との本。

    名前のない(自分が知らない)反応や、思考方法に
    名前をつけてあげる作業は、なかなかスリリングで、
    その命名によって、いままで漠然としていた事象が
    急に立ち上って感じられるのも、またこれ認知科学の
    分野なのだろうなぁと思った。
    非常に奥深く、深淵なジャンル。
    面白い。

  • 面白い発想!
    ...だけど、脳が都合よ良く補完してるだけのこと。

  • 先日「指を置く」展を見に行ったのですが、この構想は長年にわたっていたのですね。図版が多いので、楽しみながら読めます。

  • 差分をとると、理屈を深く考えず、結果のみを受け入れる。
    ダイアグラムとかに使えそう。

  • 差分だけで動きや意味をつけることができる。この考え結構面白いな。

  • 連続したアニメーションではなく、たった数枚の静止画からイメージを浮かび上がらせる脳の動きについての実験内容。一見大した事でもなかったりもする事だが好奇心にかられる興味深い内容だった。多数掲載された図版を眺めてるだけでも楽しめた。

  • 脳が刺激される差分の世界。
    おもしろい。
    文章が中心ではなく差分を表す図形が主体。
    結果をみて、物語生を想像する人間の補完能力(フレームワーク)を
    体験することができた。

  • 2012年10月14日

    <Difference>
      
    装丁/石川将也
    英文翻訳/ジェレミー・ハーレイ[Jeremy Harley]

  • 『aとbの差を取ることで,「ある表象」が生まれる。』

    aとbの差分を埋めようとして,人は動きを想像する(表象する)

    それはほとんど全ての人に同じ表象が生じるとすれば,人間理解のための極めて有効な現象だといえる。

    『aとbの差分には,aにもbにもない新しい情報が含まれている』

    なるほど!

  • 無意識というよりのか。錯視とは違うが脳の機能の発見に近い感覚。
    二つの関連がある絵があるとその間を結ぶストーリーを勝手に創り上げてしまうことを追求している。
    特に「動きがある」「顔」に関連する絵に脳は強く反応するようだ。
    無意識とは違うのかもしれないが、脳が必然的に起こしてしまう機能をうまくデザインに取り入れることができたら、面白いものが出来るかな。と思う。
    常に頭の隅に置いておこう。

  • 脳みそマッサージ。物事の見え方がちょこっと変わる、それすなわち希望!であって、ちょっと恐怖。

  • 一コマと一コマをつなぐような解釈を脳はつくるという作用について絵を用いた実験により導きだす試み。それが実際に不可能な解釈でもコマとコマとの間を説明しうる解釈の採用が優先されるのが脳の知覚作用として興味深い。また、異なった線によってかかれた同じ図形では、異なった感触を想起するという実験も収録されており、そこから体験したことのない新しい感覚をうみだす可能性を模索している。

  • OHPフィルムを使って、視覚伝達をしていたりと
    アナログの面白さがあります。
    ちょっとお高い本&厚みがあるので
    直接書き込みすることをためらいますが、
    どんどん活用していくと、
    魅力も愛着も増していきます。

  • 資料番号:011092418
    請求記号:141.2/サ

  • え~、長いこと「いま読んでる」状態で放置されておりました。

    非常に知的好奇心をくすぐられる。
    この佐藤雅彦という人の、物事を捉えようとするその着眼点が好き。
    この間読んだ「考えの整頓」の中でも繰り返し書かれていたが、「差のなかに存在する情報」ということについて、とにかく追いかけ続けているらしい。その思考の一つ一つを、図やデザインにして見せてくれているのだが、いちいち「お~、なるほど!」とか「へぇぇ~」なことが次から次へと描かれていて、図版が大半なこともあり、難しいことは飛ばし読んでもとても面白い。

    そしてここでもやはり、心理学の考え方として重要な、人間が無意識につくりあげてしまう「物語」について言及されている。脳科学者の茂木健一郎氏との対談も挿入されていて、著者の向かっている方向がなんとなくわかる気がする。

    「表現」を通して、どのように観る人にアプローチしていくか、コミュニケーションとしてのデザインや表象、日々それを考えアイディアを膨らませ続けているのでしょうね。
    また楽しいアートを期待しています。

  • 目と脳で楽しめる本。

  • 目の覚めるような本
    同時に見せる。
    状況を解釈して補完する人間の脳。

  • すごいびっくりさせられた。
    もう一回読みたい。

  • 差をとる。
    何かと何かの状況があって、
    その間、差は描かれていないから確かなことはわからないはずなのに、
    私達は一瞬で頭の中で流れをつくり出す。
    そして、効果音や流れる時間も、つくってしまう。

  • 佐藤雅彦が広告代理店からSFCに移って来たのは確か大学三年の時。当時からユニークな発想は変わらないが、一見するとどうでも良いことに一生懸命なことは人間として大事だと思う。無駄があって良いのだと思う。好き嫌いがあるかも知れないがお薦めの一冊。

  • 脳の差分を読み取る能力、すごい。

    ない動きを作ってる。
    なぜか既視感のように頭の中にある。

  • これ読んで世界が少しだけ広がった気がする。

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差分の作品紹介

常に「新しい表現」を世の中に提示し続けてきた慶応大学・佐藤雅彦研究室期待から生まれた次の表現。脳科学者茂木健一郎氏との対談「差分と気配」を収録。

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