フォントのふしぎ ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?

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著者 : 小林章
  • 美術出版社 (2011年1月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784568504286

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フォントのふしぎ ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?の感想・レビュー・書評

  • ●あくまでも主張は「言葉」でしょ。

    日本人の欧文フォントデザイナーの小林章さんの本です。

    ○欧米で撮影された270点の画像とコラムで
    何故ここにこのフォントが使われているか

    ○何故このブランドのロゴは高そうに見えるか

    それらがデザインを学んでいない人にも楽しめる本です。

    他国のデザインと見比べることで
    日本人はフォントに対しても生真面目で
    フォントの出自に縛られたり
    (実際にデザインの学校でそのように
    教えられてるのも原因の一つですが)

    大文字と小文字を混在させて書くなんて..と
    デザインの幅を自ら狭めていることがわかります。

    ○フォントは見た目でオッケー
    ○自己主張の強いフォントは嫌味、
    あくまでも主役は言葉

    そんな裏方に徹する著者のプロ意識に
    背筋が伸びる思いがしました。

  •  『欧文書体 そのその背景と使い方』『欧文書体2 定番書体と演出法』を書かれた小林章さんのフォントの本。

     著者の小林さんは、世界的な書体デザインのコンテストで2度グランプリを受賞し、ドイツのライノタイプ社で、タイプディレクターとしてフォントの制作指揮と品質検査をなさっています。その小林さんが、ヨーロッパで使われている欧文フォントについての様々なことを、一般の人にも分かるように書かれています。

     主にドイツ、その他フランス、イギリスなどのヨーロッパの街角で使われている文字。街中でそれぞれのフォントの個性や味わいがたくさんの写真で紹介されています。

     また、小林さんが作られたり、古いフォントを描き直したりした物もあります。

     本を見ながら、このフォント見たことある、このフォント視認性がいい、などいろいろと気づかされることがありました。
     また、フォントは純粋にデザインで選んでもいい、国による個性はあまり考えなくてもいいんだということも書かれてありました。Futuraはドイツで生まれた書体ですが、世界中の印刷物やロゴに使われています。
     冒頭のLOUIS VITTONのロゴがFuturaだったというのには、おお~、そういえばそうだと驚き。

     今まで街中や本、雑誌などで目にしていた様々な欧文フォントについて、再発見があって楽しかったです。オイラ個人的には、FuturaとHelveticaが好きですが、この本を見てFrutigerとその改良版であるNeue Frutigerもお気に入りになりました。読みやすいサンセリフ体が好きみたいです。

  • フォントの歴史や背景について勉強してみようと思い、見つけた本。

    いつも好きだった書体の歴史や成り立ちが知れて、大変楽しかった!
    読後はカルディの紅茶のパッケージを見ただけで、ある程度原産地がわかるようにまでなりました。

    同著者の『欧文書体―その背景と使い方』よりも、フルカラーで写真が多く、とっつきやすかったのでこちらを選択。

  • だいすきな文字の本です。看板や商品、誌面に使われているフォントを中心に取り上げて、欧文フォントの秘密を教えてくれます。世界中を旅しているようなわくわく感のある本です!

  •  高級ブランドは、どうして高級にみえるのだろうか。それは、無論蓄積された伝統であるとか、信頼という目にははっきりと見えないものが作用していることは間違いないと思う。
     だが、例えばルイ・ヴィトンのロゴはなんとなく高級そうにみえる。その文字には安定感がある。
     つまり、それはいわば「永遠の過去」が持っている権威をロゴが体現しているのだ。ただ単純にLOUIS VUITTONと文字が配列されているわけではない。実は文字の間隔に工夫が凝らされているのである。フォントには様々な種類があり、ある種の暖かみや逆に冷たさを演出できたりする。がフォントの重要な役割は、伝える言葉が見る人の頭に違和感なくスッと入っていくような自然さを持たせるということなのだ。

  • 図版が沢山載っていて、事例とともに紹介してくれるのでとてもわかりやすい!
    フォントの形そのもののことから、文字間、合字など幅広い範囲を語られていて、1ページ1ページ、めくってゆく度に新しい発見があって楽しかったです。

    それから、載せてある全ての書体のよみがなを表記してくれているのも良かった。
    私はどう読むのかわからない書体が結構多かったので、お恥ずかしいことにこの本に出会うまでDidotを「ディドット」と読んでいました。本当は「ディド」だったんですね。

    本の中に何度も同じ書体が出てくることがあるので、それを辿れる書体索引が巻末に入っているのも親切設計。
    とても素敵な本です。

  • 欧文書体の第一人者小林章氏による欧文フォントの実際の使用例。それぞれのフォントの成り立ちと効果が非常に分かりやすく説明されていて、なぜそのブランドにそのフォントが使われているかがすとんと腹に落ちる。今までそこまで気にせずに、感覚で選んでいたフォントだが、あながち間違ってはいなかったので安心したり。良書です。

  • この人の本は内容も面白いが写真がどれもキレイ。

  • 有名ブランドのロゴがありふれたフォントを基に作られているということに驚愕した。

  • 面白い。タイポグラフィ好きは気にいるはず。フォントにストーリーがあるなんて知らなかった。
    自分の好きなフォントとか相棒的なフォントなんか探したら楽しいかも。

  • 欧文フォントについて、その成り立ちや使われ方が押しつけがましくなく、サラッと書いてある。
    写真も多く、フォントに興味があるなら是非一読を勧める。
    欧文フォントに比べると和文フォントって、まだまだ発展途上に感じるのは気のせいだろうか。

  • とても面白かった。欧文フォントの第一人者が一般の人に向けてフォントの手ほどきをしてくれる本。それぞれのフォントの特徴や性格をよく理解している人が教えてくれるのですごくわかりやすい。文体も平易。
    これから欧文フォントを見るときは、どんなフォントが使われているかとか、どんな効果を狙っているかとかを少し気をつけて見てみようと思った。

  • フォントデザイナーという職業があることを初めて知った。読みやすい口語調の文章と、豊富な実例が写真で掲載されている。素人がさらっと楽しく読める。

    王道感①‥古代ローマの文字に起源。N・Oはほぼ正方形に、S・Eはその半分程度。ルイヴィトン(フツラそのままだか少し間を広めに取っている)など。
    ドルガバはフツラだが文字間をギリギリまで詰めて若さ、都会感を演出。
    王道感②‥銅版印刷に起源。中でも3種に分けられる。
    1)平べったい系。E・R・SもOくらいの幅。ディーンアンドデルカやピエールマルコリーニなど
    2)縦太め、横細め、セリフ細め。ディオール、エル、ヴォーグなど。
    3)右に傾く筆記体(スクリプト体)。マイフェアレディ、ワインラベル、カルティエ、ショパールなど。
    ドイツ文字‥黒みが多く骨太。伝統、歴史、重厚感を感じさせる。新聞のロゴなど。

    昔はUが存在せず、Vで兼用→ブルガリ
    ff、fl、fiなどの合字

    手書き文字の差‥ドイツは1のくちばし長め、7に横棒、0のてっぺんにヒゲ
    手書きだとuとnが同じで、uには上に棒をつける人も。
    鉤括弧ルールも、イギリスは日本と同じ、アメリカはダブルクォーテーションが先。

  • こんなに街なかの文字を木にしている人もなかなかいないに違いない

  • おもしろい。
    それほどフォントに興味があったわけではないので、「考えずにぱらぱらとめくる本」と思って借りてきたのだが(写真、図多めなので)、結構しっかりと読んでしまった。

    実例を示しながら、色々なフォントの来歴やイメージについて解説している。読みやすく、デザインやフォントの知識がない人でも楽しんで読める。

  • フォントに興味がなくても気軽にフォントを巡る旅を楽しめる上、
    うれしい発見がある、そんな本です。
    ドイツでフォントデザイナーとして活躍している小林さんのフォントに対する
    豊富な知識と経験と愛情がいっぱい詰まった本なので
    読み終わる頃にはフォントがますます好きになると思います。
    美しく魅力的に使われているフォントたちを写真でも堪能できるので
    一粒で二度おいしい一冊です。

  • おもしろかった!!!

    BVLGARIはなぜ、BULGARIと表記せずに「V」を使うのか。「X」というフォントは、実は2本の棒をただクロスさせているわけではないということ。DEAN & DELUCAに使われているフォントの話などなど。

    身近なあれこれについての「へぇ〜」知識満載。合字の話もおもしろかったな。私は4章の「意外と知らない文字と記号の話」がすき。

    和文Verも読みたい

  • 街を歩いていて、フォントが気になりました。

  • フォント本。今までフォントって見た目だけで選んできましたが、そしてそれで作者は良いと言ってますが、そのフォントの成り立ちを知ることでより愛着が湧くような気がします。街中の何気ない看板を見る目も変えてくれるステキな一冊です

    気になったフォント。

    ・Gill Sans / ゴシック / 有料
    ・Courier / セリフ / 無料
    ・Trajan / セリフ / 有料
    ・Nicolas Cochin / セリフ / 有料

  • ・ルイ・ヴィトンのロゴのフォント(Futura)が古代ローマの建造物に刻まれた書体を基にしているからこそ「王道感」を与える効果を持つ。

    ・重厚感のある古いドイツ文字(ブラックレター)が各国の新聞の表題やビールの銘柄表記に使われているのは、文字のもつ伝統が、安心感や信頼感につながるから。

  • 身近にある企業ロゴや看板ロゴを見ながら、いろんなフォントを楽しむ本、欧文書体限定。1/3くらいはフォント旅行記。石に彫ってた時代から、銅板、紙、デジタルへと変遷するするにつれ、フォントがどう変化したのか、近年の高解像度画面にも耐えるフォントの開発とか、面白かった。

  • 世界の様々ところで使用されている欧文フォントの撮影スナップと、それについての詳しい説明が書かれている。写真も美しいけど、フォントがデザイン的に見てて楽しい。やはりフォントは奇をてらわなく、シンプルなのが良いな。作者のフォント愛がすごく伝わってくる一冊。

  • フォントの本。

    普段何気なく見ているフォントの奥深さが理解できた。
    写真を多く使っているので視覚的に分かりやすくとても読みやすかった。

  • 美しいリガチャやオールドタイプがたくさん載っていてよい。同じクオリティで和文がほしい。

  • 子供の頃、なんでこの文字とこの文字は形が微妙に違うんだろう、とか、自分の書いたアルファベットの形と教科書のアルファベットの形が異なっていて、教科書のアルファベットを真似ていたことを思い出しました。
    記号についても、§(セクション)、†(ダガー)なんかまで取り上げていてとてもほっこりした。

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フォントのふしぎ ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?の作品紹介

欧米で撮った写真270点とコラム70本でひもとく知られざる欧文フォントの秘密。

フォントのふしぎ ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?はこんな本です

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