フォントのふしぎ ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?

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  • 美術出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784568504286

感想・レビュー・書評

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  • おもしろい。
    それほどフォントに興味があったわけではないので、「考えずにぱらぱらとめくる本」と思って借りてきたのだが(写真、図多めなので)、結構しっかりと読んでしまった。

    実例を示しながら、色々なフォントの来歴やイメージについて解説している。読みやすく、デザインやフォントの知識がない人でも楽しんで読める。

  • フォントに興味がなくても気軽にフォントを巡る旅を楽しめる上、
    うれしい発見がある、そんな本です。
    ドイツでフォントデザイナーとして活躍している小林さんのフォントに対する
    豊富な知識と経験と愛情がいっぱい詰まった本なので
    読み終わる頃にはフォントがますます好きになると思います。
    美しく魅力的に使われているフォントたちを写真でも堪能できるので
    一粒で二度おいしい一冊です。

  • 街を歩いていて、フォントが気になりました。

  • フォント本。今までフォントって見た目だけで選んできましたが、そしてそれで作者は良いと言ってますが、そのフォントの成り立ちを知ることでより愛着が湧くような気がします。街中の何気ない看板を見る目も変えてくれるステキな一冊です

    気になったフォント。

    ・Gill Sans / ゴシック / 有料
    ・Courier / セリフ / 無料
    ・Trajan / セリフ / 有料
    ・Nicolas Cochin / セリフ / 有料

  • ・ルイ・ヴィトンのロゴのフォント(Futura)が古代ローマの建造物に刻まれた書体を基にしているからこそ「王道感」を与える効果を持つ。

    ・重厚感のある古いドイツ文字(ブラックレター)が各国の新聞の表題やビールの銘柄表記に使われているのは、文字のもつ伝統が、安心感や信頼感につながるから。

  • 身近にある企業ロゴや看板ロゴを見ながら、いろんなフォントを楽しむ本、欧文書体限定。1/3くらいはフォント旅行記。石に彫ってた時代から、銅板、紙、デジタルへと変遷するするにつれ、フォントがどう変化したのか、近年の高解像度画面にも耐えるフォントの開発とか、面白かった。

  • 世界の様々ところで使用されている欧文フォントの撮影スナップと、それについての詳しい説明が書かれている。写真も美しいけど、フォントがデザイン的に見てて楽しい。やはりフォントは奇をてらわなく、シンプルなのが良いな。作者のフォント愛がすごく伝わってくる一冊。

  • 美しいリガチャやオールドタイプがたくさん載っていてよい。同じクオリティで和文がほしい。

  • 子供の頃、なんでこの文字とこの文字は形が微妙に違うんだろう、とか、自分の書いたアルファベットの形と教科書のアルファベットの形が異なっていて、教科書のアルファベットを真似ていたことを思い出しました。
    記号についても、§(セクション)、†(ダガー)なんかまで取り上げていてとてもほっこりした。

  • 世の中にさまざまなフォントがあるわけだから、当然デザイナーがいるわけだけれど、フォントデザインを専門に手がける会社があるなんて思いもしなかった。Timesが英国の新聞社のフォントで、僕も使用頻度の高いHelveticaが「スイスの」って意味のフォントであったなんて興味深い発見でした。高級ブランドが多く使用する王道フォントのFutura、古代ローマー遺跡に似せて作ったTrajan、たびたび使用してきた簡潔かつ躍動感のあるFrutigerは頻度を増やして使おうと思いました。

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著者プロフィール

ドイツ・モノタイプ社タイプディレクター。欧文書体の国際コンペティションで2度のグランプリを獲得して2001年よりドイツ在住。有名な書体デザイナーであるヘルマン・ツァップ氏やアドリアン・フルティガー氏と共同で欧文書体開発を手がけたほか、日本語書体「たづがね角ゴシック」のディレクションを担当。欧米、アジアを中心に講演やワークショップを行い、世界的なコンテストの審査員も務めている。著書に『欧文書体』『欧文書体2 』『フォントのふしぎ』(美術出版社)、『まちモジ』(グラフィック社)、共著に『英文サインのデザイン』(BNN新社)がある。

「2020年 『欧文書体のつくり方 美しいカーブと心地よい字並びのために(3,000円+税、Book&Design)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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