道をひらく

  • 4947人登録
  • 3.92評価
    • (520)
    • (469)
    • (497)
    • (50)
    • (14)
  • 482レビュー
著者 : 松下幸之助
  • ¥ 940
  • PHP研究所 (1968年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569534077

道をひらくの感想・レビュー・書評

  • 素直さを失った時、逆境は卑屈を生み、順境は自惚を生む。要は常に謙虚であれということで、どの職業にも通ずるものだと思います。
    僕らのような仕事には特に必要なことでしょうね。

    #読書 #読書倶楽部 #読書記録
    #道をひらく #道
    #松下幸之助
    #2017年11冊目

  • 仕事に関することだけでなく、人生、生き方について考えされる一冊だった。
    本書で度々、「謙虚に」「誠実に」と繰り返されているが、文章の中からも松下幸之助さんの人柄が表れるかのように、決して驕ることなく、謙虚に分かりやすく人生の教訓について語られていると感じた。

  • 松下幸之助氏は、一起業家でありながら企業経営のあり方を生き方に例えて説かれている視点がすばらしい。本文中に幾度となく「謙虚であれ」「誠実であれ」「正直であれ」「熱意、情熱を持て」「一生懸命に生きろ」「反省、内省せよ」という言葉が使われているが、これは企業経営のみならずまさに人生の生き方そのものであり、松下幸之助にとっての企業経営は人生そのものだったことが伺える。以下に印象に残ったフレーズを紹介する。
    以下引用---
    後生大事
    つまらないと見える仕事でも、この人にとっては、いわば後生大事な仕事、それに全身全霊を打ちこんで精進する。しぜん、その人の持てる知恵は最上の形で働いて、それが仕事のうえに生きてくる。成功は、そこから生まれるという場合が非常に多い。
    仕事が成功するかしないかは第二のこと。要は仕事に没入することである。一心不乱になることである。そして後生大事にこの仕事に打ち込むことである。
    引用終わり---

  • 松下幸之助の人生哲学、とにかく謙虚に素直に。なぜ?と学ぶ心を忘れない。日々是新。

  • いわゆる名著だが、まだちょっとしっくりこない。。

    ------

    自分には自分に与えられた道がある
    他の人には歩めない
    自分だけしか歩めない、他の人には歩めない
    所詮はこの道しかない
    ------
    ⇛これは人生に迷ったときとかに心に残しておきたい言葉

    -------
    素直に生きる
    逆境は尊い、順鏡も尊い
    与えられた境涯
    -------
    ⇛逆境だけでなく、順境も与えられた試練で学ぶことがある。

  • 名著、読むべき本だとわかっているのだが、自分にはまだ早すぎた。
    あるいはタイミングが今じゃなかったのかもしれない。
    説教臭くて退屈に感じてしまった。
    一気に読まず、少しずつもっと丁寧に読んだ方がよかったのかも。

  • ときおり止める歩調の見つめる先は、
    はるか遠く、広く深いところにあるような気がする。

    大切なことは一つではない。
    すべてを満たすことは難しく、時にはすべてできないこともあるかもしれない。
    それでもただ真っすぐに、失敗を認め、次に備える。

    崩れぬように一つ一つ積み上げ続けるのみ。

    (以下抜粋。○:完全抜粋、●:簡略抜粋)
    ○きのうはきのう、きょうはきょう。
     きのうの苦労をきょうまで持ち越すことはない。
     「一日の苦労は一日にて足れり」というように、
     きょうはまたきょうの運命がひらける。
     きのうの分までは背負ってはいられない。(P.35)
    ○人の心が砂漠の如く荒れ果ててはたまらない。
     せめてわれわれだけでも、清らかな泉のように、毅然たる一輪の花のように、
     強く正しく働いてゆこうではないか。(P.49)
    ○進もよし、とどまるもよし。
     要はまずは断を下すことである。みずから断を下すことである。
     それが最善の道であるかどうかは、神ならぬ身、はかり知れないものがあるにしても、
     断を下さないことが、自他共に好ましくないことだけは明らかである。(P.81)
    ○万が一にも誤りのない100パーセント正しい判断なんてまずできるものではない。
     できればそれに越したことはないけれど、100パーセントはのぞめない。
     それは神様だけがなし得ること。
     おたがい人間としては、せいぜい60パーセントというところ。
     60パーセントの見通しと確信ができたならば、
     その判断はおおむね妥当とみるべきであろう。(P.86-87)
    ○要は修練である。練磨である。
     カンを働かすことを、もっと大事にして、さらに手練を積み重ねたい。(P.95)
    ○失敗することを恐れるよりも、真剣でないことを恐れたほうがいい。(P.123)
    ○確信ありげに見えても、ほんとうは手さぐりの人生で、まことにつつましやかなものである。
     たよりないといえばたよりないかもしれないが、
     持てもしない絶対の確信に酔うよりも、この心がまえで謙虚に歩むほうが、
     われも他人も傷つくことが少なくて、結局は最良の道になるのではなかろうか。(P.129)
    ○知識も大事、才能も大事。
     しかし、それがなければ、ほんとうに仕事ができないというものでもない。
     たとえ知識が乏しく、才能が劣っていても、
     なんとかしてこの仕事をやりとげよう、
     なとしてもこの仕事をやりとげたい、そういう誠実な熱意にあふれていたならば、
     そこに必ずよい仕事が生まれてくる。(P.156-157)
    ○仕事には知恵も大事、才能も大事。
     しかし、もっと大事なことは、些細と思われること、平凡と思われることも、
     おろそかにしない心がけである。
     むつかしいことはできても、平凡なことはできないというのは、
     本当の仕事をする姿ではない。(P.267)

  • ほとんど古臭さを感じさせることがないのは、人生の根本に関わる基本的な姿勢を語っているからだろうか。
    全てに心を動かされるということは無くとも耳をかたむける価値がある一冊。

  • 正論だけで人の心を動かすのは難しい。改めて著者の凄いところは、これだけ多岐なジャンルに亘る「正論」を独力で紡ぎ上げ、それを平易な文体で提示したことだろう。しかも文章はこの人にとって副業に過ぎなかった。超人への恐懼の念が湧いてくる。

  • 厳しさの中にやさしさが詰まった言葉が、浮き沈みする気持ちをニュートラルに還してくれる。

  • よいものがあっても、あおのよさを知らなければ、それは無きに等しい。
    もう一度この国の良さを見直す。己の環境を見直す。

  • 有名な本なので、一度読んでおこうと思ってこの本を手に取った。
    短編集となっている。
    いくつか心に響く刺繍があった。特に、「おろそかにしない」は自分の今の仕事を支える上で大事なことだと感じたので職場のデスクトップに書いた。
    前向きに、基本を忘れず、進んでいくことを後押ししてくれるような本になっていたと思う。

    松下 幸之助(まつした こうのすけ)
    パナソニック創業者。経営の神様と呼ばれている。

    「真剣勝負」
     人生は真剣勝負である。どんな小さなことにでも、生命をかけて真剣にやらなければいけない。真剣になる度合いでその人の人生は決まる。
    「日々是新」
     きのうもきょうも、自然の動きになんら変わりはないが、心があらたまれば見るもの聞くものみな新しい。毎日が新しく、毎日が門出である。
    「くふうする生活」
     同じことを同じままにいくら繰り返しても、そこには何の進歩もない。失敗することを恐れるよりも、生活にくふうのないことを恐れたほうがいい。
    「カンを働かす」
     修練に修練を積み重ねたところから生まれるカンというものは、正確性、適格性を持っている。要は修練である。練磨である。
    「旗を見る」
     旗をめがけて練習をするからこそ、上達するのである。しかし、毎日の働きについては目に見えない旗のほうがはるかに多い。その見えない旗を見極めて、毎日の成果を慎重に検討してゆくところに、仕事の真の成長があり、毎日の尊い累積がある。
    「力をつくして」
     事の成否も大事だけれど、その成否を超えてなお大事な事は、力をつくすというみずからの心のうちにあるのである。
    「おろそかにしない」
     仕事には知恵も大事、才能も大事。しかし、もっと大事な事はささいと思われる事、平凡と思われる事も、おろそかにしない心がけである。むつかしいことはできても、平凡なことはできないというのは、本当の仕事をする姿ではない。
    「プロの自覚」
     他人様からお金をいただくということは、すでにプロになったということである。おたがいにプロとしての自覚があるかどうか。
    「見方を変える」
     何事も一つに執すれば言行公正を欠く。深刻な顔をする前に、ちょっと視野を変えてみるがよい。
    「自得する」
     自得にするには、きびしさがいる。勇気がいる。ときには泣き出したいような、途方に暮れるようなこともあろう。きびしさこそ、自得への第一歩である。
    「政治という仕事」
     政治という仕事は、一億国民に、直接のつながりを持っていて、その良否は、たちまち国民の幸不幸を左右する。それだけに、政治という仕事はもっと尊ばれ、政治家はもっと優遇されてよいと思う。政治という仕事が軽視され、政治家が尊敬をうけないような国が、繁栄するはずがない。

  • 何かあるたび読み返しています。心の支えです。

  • 生命をかける、くらい真剣に物事にあたろう。

  •  目の見えない人は、なかなかケガをしない。むしろ目の見える人のほうが、石につまずいたり、ものに突き当たったりしてよくケガをする。なまじっか目が見えるがために、油断をするのである。乱暴になるのである。
     目の見えない人は手探りで歩む。一歩一歩が慎重である。謙虚である。そして一足歩むために全神経を集中する。これほど真剣な歩み方は、目の見える人にはちょっとあるまい。(手探りの人生:p.16)

     死を恐れるのは人間の本能である。だが、死を恐れるよりも、死の準備のないことを恐れたほうがいい。人はいつも死に直面している。それだけに生は尊い。そしてそれだけに、与えられいる生命を最大に生かさなければならないのである。それを考えるのがすなわち死の準備である。そしてそれが生の準備となるのである。(生と死:p.31)

     七度転んでも八度目に起きればよい、などと呑気に考えるならば、これはいささか愚である。一度転んで気がつかなければ、七度転んでも同じこと。一度で気のつく人間になりたい。
     そのためには「転んでもただ起きぬ」心がまえが大切。このことわざは、意地きたないことの代名詞のように使われているが、先哲諸聖の中で、転んでそこに悟りをひらいた人は数多くある。(転んでも:pp.122-123)

     神のような立場から見たならばどうなるか。おたがいに起伏の連続と見ているこの人生も、実はそれは起伏でも何でもないのであって、坦々たる大道ではないかということになるかもしれない。つまり、坦々たる大道として与えられているこの人生を、わが心至らず、わが心眼ひらかざるために、嶺あり谷ありと観じているのかもしれないのである。(懸命な思い p.133)

     自分の仕事は、自分がやっている自分の仕事だと思うのはとんでもないことで、ほんとうは世の中にやらせてもらっている世の中の仕事なのである。ここに仕事の意義がある。
     (中略)仕事が伸びるか伸びないかは、世の中がきめてくれる。世の中の求めのままに、自然に自分の仕事を伸ばしてゆけばよい。(自分の仕事:pp.144-145)

     商売というものは、暮らしを高め、日々をゆたかに便利にするために、世間の人が求めているものを、精いっぱいのサービスをこめて提供してゆくのである。だからこそ、それが不当な値段でない限り、人びとに喜んで受け入れられ、それにふさわしい報酬も得られるはずである。(商売の尊さ:p.169)

     せめて何かのこわいものによって、これを恐れ、これにしかられながら、自分で自分を律することを心がけたい。
     こわいもの知らずということほど危険なことはない。時には、なければよいと思うようなこわいものにも、見方によっては、やはり一利があり一得があるのである。(こわさを知る:p.199)

     仕事が成功するかしないかは第二のこと。要は仕事に没入することである。一心不乱になることである。そして後生大事にこの仕事に打ち込むことである。そこから、ものが生まれずして、いったい、どこから生まれよう。
     おたがいに、力及ばぬことを嘆くよりも先に、まず、後生大事に仕事に取り組んでいるかどうかを反省したい。(後生大事:p.205)

     学ぶ心さえあれば、万物すべてこれ我が師である。
     語らぬ木石、流れる雲、無心の幼児、先輩のきびしい叱責、後輩の純情な忠言、つまりはこの広い宇宙、この人間の摂理、自然の理法がひそかに脈づいているのである。そしてまた、人間の尊い知恵と体験がにじんでいるのである。(学ぶ心:p.217)

     相撲に強くなるためには、不断に真剣なけいこを積まねばならないように、勤勉の習性を身につけるためには、まず日々を勤勉につとめる努力がいるのである。その努力が重なって勤勉の習性が身につき、その習性からはじめて徳が生まれてくる。(勤勉の徳:p.235)

  • 「経営の神様」と呼ばれた松下幸之助が、PHP研究所の機関紙「PHP」に連載したエッセイをまとめたもの。人生訓的、仕事や経営の心得、政治への提言等々、見開き2ページの短編約120を掲載する。

    運命を切りひらくために
    日々を新鮮な心で迎えるために
    ともによりよく生きるために
    みずから決断を下すときに
    困難にぶつかったときに
    自信を失ったときに
    仕事をより向上させるために
    事業をよりよく伸ばすために
    自主独立の信念をもつために
    国の道をひらくために

  • 素直さ、謙虚さを忘れず、
    視野を広げて、変化をおそれず、
    困っても困らない。
    困難は飛躍の土台。
    力をたくわえ、時期を待つ。
    転んでもただでは起きぬ!

    色々な事に気づかされ、諭され、励まされ、正された。
    今歩いている自分の道をちゃんと見なさいって。

  • 道をひらく

    松下幸之助による120余りの格言集
    自分が何か良くないことをすれば、それがまわりまわって他の人の迷惑となり、ひいては会社、国にも悪影響を及ぼす。などなど、最近は個人化された社会となり、他の人を気持ちよくさせようという気持ちが薄まっていると思うなかで、簡単に言えば、みんな仲良く、一人で生きているわけではないと教えてくれる。あいさつにせよ、どんなことにもそのような態度が必要であろう。理屈ではない。それは習慣であり、決まり事である。
    判断を下すとき、迷っていても仕方ない。まずは決断する。絶対に間違っていることもなければ、絶対にあっているということもない。人間が決められることなんてほんの少しのことであると優しく教えてくれる。
    追求するという話も良い。任せる人は、しっかり追求し、任せた人の面倒を見なければならない。

  • 読むたびに生きていく指針になるようなことがたくさん書かれていて、自分の考動についてヒントを頂いています。

  • 知らないうちに思い上がっていた自分に気づかされた。恥ずかしい。

    もう一度初心に戻ろう。
    謙虚さと寛大さと誠実さをもって人と接しよう。
    そう思わせてくれる一冊。

  • 心の支えになる本。まず「こんなこともあろう」というように、共感から入ってくる言い方に心を掴まれ、そして経験量とその濃さからくるアドバイスに打ちのめされてしまう。

    一方、自分の経験が足らないゆえに共感の浅い部分もあった。10年後に読むとまた違った味わいがありそう。

  • 読後にとても清々しい気持ちになれる本。
    良い日本が詰まっていると感じた。

  • 仕事に限定しているわけではなく、1人の人間としての気持ちの持ち方について書いてあった。当たり前のことばかりなのかもしれないが、今の自分には心に響く内容も多かったように思う。またぜひ読み直したいと思える本だった。

全482件中 1 - 25件を表示

道をひらくの単行本(ソフトカバー)

道をひらくのKindle版

ツイートする