道をひらく

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569534077

感想・レビュー・書評

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  • 休まず歩む姿からは必ず新たな道が開けてくる
    というフレーズから、歩みを止めないことが大切なんだと感じた。ここでの歩みとは手を動かし、行動していこうという決意が芽生えた。

  • 勇気の出る本。
    何か道に迷った時に、その時に必要な助言をしてくれる

  • この本を選んだ理由
    ・JAL機内エンターテイメントで偶然オーディオブックメニューが目に止まり、休息時、目をつぶりながら聴いてみました。すると、平易な言葉遣いの中に、深い内容がどんどん耳に入って来ました
    ・トヨタ、ホンダ、ソニーと共に日本を代表する創業者、松下幸之助氏の思考に触れたいと思い拝読しました

    この本で得たいこと
    ・新入社員へのメッセージにもなり得て、しかもベテラン社員も大いに学ぶところのある普遍的名著です

    松下幸之助氏前書き
    本書は、PHP研究所の機関紙「PHP」の裏表紙に、これまで連載してきた短文の中から、百二十一篇を選んでまとめたものである。
    その一篇一篇は、時に触れ折に触れての感懐をそのまま綴ったものであるが、この中には、身も心も豊かな繁栄の社会を実現したいと願う私なりの思いを多少ともこめたつもりである。一国民、一庶民としての私のこの思いが、何らかのご参考になるならば望外の幸せである。
    昭和43年5月  松下幸之助
    Peace/happiness/prosperity(平和、幸福、繁栄)

    気になる3箇所
    ・日に三転す
    この宇宙に存在するものは、すべて刻々に動いている。万物流転、昨日の姿はもはやそのままでは今日存在しないし、一瞬一瞬にその姿を変えつつある。言い換えれば、これはすなわち日に新たと言うことで、日に新たな生成発展と言うことが、この宇宙の大原理であると言えよう。
    人間もまたこの大原理の中に生かされている。昨日の姿は今日は無い。刻々に移り変わって、刻々に新たな姿が生み出されてくる。そこにまた人間社会の生成発展がある。
    人の考えもまた同じ。古人は「君子は日に三転す」と教えた。一日に三度も考えが変わると言う事は、すなわちそれだけ新たなものを見出し、生み出しているからこそで、これこそ君主なりと言うわけである。日に一転もしないようではいけないと言うのである。
    お互いにともすれば、変わることに恐れを持ち、変えることに不安を持つ。これも人間の一面であろうが、しかしそれはすでに何かにとらわれた姿ではあるまいか。一転二転は進歩の姿、さらに日に三転よし、四転よし、そこにこそ生成発展があると観ずるのも一つの見方ではなかろうか。

    ・止めを刺す
     昔は、いわゆる止めを刺すのに、一つの厳しい心得と作法があったらしい。だから武士たちは、もう一息と言う所をいい加減にし、心を緩め、止めを刺すのを怠って、その作法に乗っ取らないことを大変な恥とした。
    物事をしっかりと確かめ、最後の最後まで見極めて、きちんと徹底した処理をすること、それが昔の武士たちの一番大事な心がけとされたのである。その心がけは、小さい頃から、日常茶飯事、箸の上げ下げ、挨拶ひとつに至るまで、厳しくしつけられ、養われていたのであった。
    こんな心がけから、今日のお互いの働きを振り返ってみたら、止めを刺さない曖昧な仕事ぶりのなんと多いことか。
    せっかくの99%の貴重な成果も、残りの1%の止めがしっかりと刺されていなかったら、それは始めから無きに等しい。もうちょっと念を入れておいたら、もう少しの心配りがあったならーーー後から後悔することばかりである。
    お互いに、昔の武士が深く恥じたように、止めを刺さない仕事ぶりを、大いに恥とする厳しい心がけを持ちたいものである。

    ・プロの自覚
     プロとは、その道をわが職業としている専門家のことである。職業専門家とは、つまりその道において、一人前に飯が食えると言うことである。言い換えれば、いかなる職業であれ、その道において他人様からお金をいただくと言う事は、すでにプロになったと言うことである。アマチュアではない。
    芸能やスポーツにおいては、プロとアマとの区別は厳しい。真にプロに値するものでなければ、お客はたやすくお金を払ってはくれない。お客は慈善の心で払いはしないのである。だから、プロを志す事は容易でないし、プロを保持するための努力も並大抵ではない。
    甘えてはいられない。学校を出て会社や官庁に入る。入れば月給がもらえる。月給をもらうと言う事は、言い換えればその道において自立したと言うことであり、つまりはプロの仲間入りをしたと言うことである。もはやアマチュアではない。そうとすれば、芸能界やスポーツ界の人々と同じく、またプロとしての厳しい自覚と自己錬磨が必要となってくるはずである。
    お互いにプロとしての自覚があるかどうか。

    今後やれるアクション
    ・スピード感を常に持って行動する。良いと思ったら先ずやってみて、途中で、違うな?と思ったらすぐに修正するなど、思い込みにとらわれず、常に改善を目指していく
    ・99%完成したと感じた時から完了への過程重視
    ・芸能やスポーツで失敗が許されないごとく、会社や官庁でもプロ意識を持つ



  • 人生の90%は運命の力ですでに設定されていて、残りの10%が人間の知恵、才覚によって形成される。
    眼前の小利にとらわれるな。
    昭和の時代に考えられていたことというのが、本当にびっくりする。

  • 教えることに熱意を持ち、教えられることに謙虚でありたい。

  • 難しいことは何も書いていない。人として当たり前なことをするだけ。でもいついかなる時でも、その当たり前ができるかと言ったら難しい。素直に一生懸命生きていきたい。

  • 少し気持ちが弱ってる時に読むと、少し心が楽になる。昔の本なのに不思議だ。

    「自分だけしか歩めない大事な道ではないか。自分だけに与えられているかけがえのないこの道」

    —『道をひらく』松下 幸之助著

    どうしても人と比べてしまって、自分の人生を主人公として歩めない時がよくある。そんな時、この言葉に勇気付けられる。。

  •  

  • 重読

  • 仕事とは何か、自分の日々の行いは間違っていないかを考えさせられる本。
    相手のためになっているか?
    自分の責任は全うできているか?
    何十年も前から変わらない本質に胸を突かれる想いでした。

    仕事する上でのバイブルになるのではないかと思う。おススメです。

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著者プロフィール

パナソニック創業者

「2019年 『現場で闘うリーダーに知っておいてほしいこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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