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みんなの感想・レビュー・書評
天下を治めるのは、型破りな行動を引き起こす覇気と気迫か。それとも、感情を抑え、礼式を尊び、格式を重んじる品位か。歴史上の謀反事件として最も名高い本能寺の変を題材にとったこの小説は、個々の事件における信長と光秀両者の内面を浮き彫りにし、主従の心の葛藤を鮮やかに描き出した。初の独白形式で迫る歴史巨編小説。 この小説では、信長と光秀が、同じ事件、同じ光景を互いに独白するというユニークな形式となっ... 続きを読む »
信長と光秀、二人の視点で、それぞれの口から本能寺の変に至るまでの経緯を語った歴史小説。著者が元官僚という経歴を生かし、ただの歴史に基づくストーリーだけにとどまりません。 戦国時代だけあって、信長の行ったことは戦ばかりに目が言ってしまいます。しかしこの物語の信長は、今で言う行政も外交戦略も、グローバルな視野も、相当高い次元でもっていたのかと驚くばかり。 この信長は、今の世で言うスティーブ... 続きを読む »
「光秀はただの人じゃ、所詮、ただの人じゃ」とつぶやく信長と、「信長様は、過去の功績も人事の情もお感じにならないらしい。人を金銭道具と同様に、ただその日その時の役立ちだけで見られるお方なのだ」と嘆く光秀。摩訶不思議な人間の心情が交互に錯綜し、ストーリーはいよいよクライマックスへ・・・・・。主を倒せば、はたして天下がとれるのか。永遠の課題の答えは史実のなかにある。
2009.1.9 読了!






