- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569568287
作品紹介・あらすじ
人生の最高の友であり、最大の敵でもある孤独とのつき合い方とは。お金で孤独を買ったピュリツァー。34年間1万7千ページの日記を生涯の唯一の道連れとした大学教授アミエル。深い孤独から後世に残る偉大な作品を創造したニーチェ。自分の音楽の完成のためにステージを去り、録音スタジオにこもったピアニスト、グールド…など。古今東西9人の人物に「孤独」の生き方を探る、本格派人生論。
感想・レビュー・書評
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12月新着
東京大学医学図書館の所蔵情報
http://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2003533368詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
父の本棚にて。
「孤独」に対する見方が変わった……というより、読みたい本、知りたい人が増えた、という感じ。
プルースト、ずっと読みたかったけれども倉橋由美子さんが二十歳越えてからでないと楽しめない、って書いてたのでまだ読んでいないけれども、もう読んでしまおうか……待ちきれない。 -
三輪裕範氏の「人間力を高める読書案内</a>」で紹介されていたもの。孤独をテーマに9人の生き方を取り上げている。
著者がファンであるからか、グレン・グールドの章が一番読み応えがあった。
・競争とは他との比較の中で個を評価することであり、個々に共通する価値観の存在が前提とされている。そこでは固有の価値は無意味なものとなる。グールドが孤独の城の中で追い求めたのは、まさにそういうものであった。
・アミュエルが日記を書き始めた動機は、自分をムチ打つためだった。毎日、数語でも日記を書き、1週間、1か月、1年の反省を行った。