内村鑑三の生涯: 日本的キリスト教の創造 (PHP文庫 お 28-1)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (683ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569570273

感想・レビュー・書評

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  • それなりに批判的に書かれておりニュートラルさを感じる。偉人としてではなく2つのJに葛藤した、近代知識人の精神史として一般人向けには良書だと思うが、信者から見たら不満はあるのかもしれない。

  • (15.06.XX読了)
    ゼミの関連でさらりと一周。内村鑑三の人生を外側から眺めて。
    これはよくない感想なのかもしれないけど、やっぱり内村の人生はなんだか哀しい。母に関連しての兄弟げんかのくだりだとか、娘の死だとか、そういう哀しいことがあるたびにキリスト教の新たな理解を得る内村。
    正直逃げ込んだ先が怪しげな宗教だったら……と思うと怖くなる。客観的に見て、逃避としての宗教のようにも思えてしまうから。本人はもちろん否定するだろうが。

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著者プロフィール

1936年神戸生まれ。国際基督教大学教養学部、東京大学大学院を経て、Yale大学大学院修了。キルケゴール研究によりPh.D(哲学博士)取得。
青山学院大学名誉教授、専門分野:倫理学、情報倫理学、生命倫理学
著書:『情況倫理の可能性』中公叢書、『倫理思想:あたりまえの再定義』以文社、『ファンタジーの発想』新潮選書、『ビューティフル・デス:有終の倫理学』中公叢書、『iモード社会の〈われとわれわれ〉』中公叢書、『あかさたなⅠ:哲学的散文詩』以文社、等。

「2006年 『あなたはひとりではない あかさたなⅡ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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