- Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569570808
作品紹介・あらすじ
夫婦愛、親子愛、隣近所の心のふれ合い。人気落語家の立川志の輔が庶民が織りなす笑いのドラマ100を厳選。古典落語入門の決定版。
感想・レビュー・書評
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土曜日、立川志の輔を聴きにピロティホールに行った。
その直前、JR森ノ宮駅の本屋で、志の輔選・監修のこの文庫本を偶然見つけて喜んで購入。
結果から言うと、土曜日実演された、「ちりとてちん」、「抜け雀」は非常に面白かったが、この文庫本に載っている100作品の中では、何度も聴いた「芝浜」、「死神」はいい!と思ったが、馴染みのない作品はピンと来ない。
やはり、落語は読むものではなく、実演されているものを見て聴いて味わって心を動かされるもの。
今、この文庫本に載っている一つひとつの作品を一か月に一つずつ、聴いていこうと思っている。
この本きっかけで、8年は楽しめるなぁ。
そのためには、健康で憂慮ないこれからを過ごせるよう、日々、自分で意識・行動していかないと。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
さすがに、噺家によるものとは比べものにならないけれど、クラシック音楽と同じで、演目内容を知っているからこそ面白く聞ける・気付ける事が多くある。
落語のあらすじをかけ足で理解しておくという意味ではお勧め。但し、この本だけでは、何故ここに取り上げられている100席の話が古典落語として語り継がれているのかを理解出来ないだろう。
いきなり寄席に行くのはハードルが高いので、CDや配信を用いて、通勤や、草むしりなど、“ながら“で聞くのがお勧め。
個人的には映像が無い方が良いと思う。本来噺しが主になるべき所、噺家の見た目の印象が結構なバイアスとなってしまうので。
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立川志の輔さんの解説付きで100席の古典落語が紹介されてます。個人的には昭和元禄落語心中にもあった死神が気になりました。生で聴いてみたいなあ。これを読むと寄席に行きたくなります。オススメです!
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大まかなストーリーがわかるのはいいのだけど、なんだか物足りなく感じてしまった。この本を読んで落語に興味を持ってもらうというのならこの本の目的は達成できてる。やっぱり落語は実際に聴きにいくのがいいのかな。
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明治以前に作られた落語を、古典落語というそうです。それを100集めた本。あらすじと解説が見開き1ページに収まっています。
あらすじに、オチ(サゲ)までしっかり書かれているので、贅沢なショートショートみたいな感じで、すごく楽しめました。
落語の中では、江戸の庶民がイキイキと動き回っていて、活気のある時代だったということや、日常生活や風習もよく分かります。
落語初心者が、落語を好きになれるとても良い本だと思いました。
以下の8つの章立てになっていて、笑えたり、胸に刺さる話だったり、ほっこりしたり、怖かったり、色んな面白さがありました。
(1)現代SFもびっくりの奇想天外な噺
(2)情緒たっぷりの廓話
(3)ほっとする親子噺
(4)ま、お座りなさいの奥義指南
(5)見習いなさいの夫婦噺
(6)喉がなり、笑いが吹き出す江戸の味
(7) 抱腹絶倒の奥義大ボケ噺
(8)ろうそくがゆらーりのちょっと怖い噺
私が特に好きなのは、あたま山、芝浜、死神、松山鏡、宿屋の仇討ちです。
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落語を分かりやすく記述してくれているので、寄席に行こうかなって気分になる
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本の趣旨と内容の充実度はすごく良かった。
好きな人は好きで、落語自体にニーズが合う人には凄く良い本!
私はあまり落語が好きでないのだと思う。
進行の遅さとその割に得られる衝撃が少ないので、勿体ぶってるように感じられる。
でも裏を返せば非常にシンプルな、オーソドックスな構造の面白みがあると思うので、案外、子どもへの読み聞かせなんかにも向くかもしれない。 -
直接寄席に赴き、落語を聴かずとも、活字でこんなに感動するものなのかと感ぜられる程、面白い作品集だった。『昭和落語心中』を見てから、落語という日本古典芸能に心奪われ、「試しに。」と読んでみたが、予想以上に魅了された。落語にも様々なジャンルがあり、どれも各々の魅力があったが、私は人情噺と色っぽい艶めかしい噺が好きだ。
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この本で簡単なあらすじと解説を読んで背景や登場人物を頭の中で整理しておくと、実際に作品を観た時とてもわかりやすい。
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教養つけようと考えて読んだ本。有名な話から初めて聞く話まで100個載っていて、あらすじが書かれている。
1話ずつ出来ているので、途中からでも読みやすい。