「量子論」を楽しむ本―ミクロの世界から宇宙まで最先端物理学が図解でわかる! (PHP文庫)
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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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私たちはあまり疑うことなく「客観的な事実」というものが存在することを信じています。古典物理学でも、自然界のあらゆる事物は私たち人間と無関係に存在していて、私たちはそのようすを客観的に観測できるものだと考えていました。でも、量子論はそうした客観的事実の存在を否定しました。自然は観測によって初めて決まるものであり、誰も観測していないときにはすべて決まっていない、確定した事実は何一つ存在しないというのです。
― 186ページ -
電子の位置が確定的に決まるとは「電子の位置はどこか一ヶ所に決まっているが、私たちはその場所を確立的にしか推定できない」という意味ではありません。電子の位置は、まるでサイコロを振ってその目に応じて電子の発見場所が決まるように、確率的に(いわば偶然の要素で)決定されるのだと、ボーアたちは考えたのです。
― 135ページ -
自然はまだまだその神秘性を多く隠しているのかもしれません。
― 251ページ
みんなの感想・レビュー・書評
数式を使わずに、直感的に書かれていて、理解しやすい量子論の解説書。ファインマンによると、「量子論を利用できる人はたくさんいるが、量子論を理解している人は一人もいないだろう」とあるので、本当に理解していることでないと思うが、読みやすかった。
量子論が相対性理論に比べて馴染みが薄いのは、同時代に出てきた相対理論がアインシュタインという一人の天才によって生み出されたのが要因として大きいのかも。ボーアから始まり幾人もの天才たちの手を渡って作られた量子論というミクロの世界の法則は、あまりにも僕らの常識を超えた原理で成り立っていた。そんな複雑怪奇な世界を「わかる」ではなく「楽しむ」という観点で整理された本書では数式などの複雑な説明を極力省きその世界観を中心に置くことによって結果としてわかりやすく、楽しめる内容となっている。そう、楽しいってのは大事だよ。
アニメのキーワードから引っかかってきた本で、ある意味動機不純だったのですが、そっちの方向でとても楽しめました。
特にパラレルワールドのあたりがツボで、量子と多世界はそんな関係があったのか!とわくわくしました。関連書籍も面白そうなら読んでみたい。
全体的に、学者って結構不思議でおかしなことを考えてるんだな・・・と感じました。数式とか詳しい理論とかにはついていけなかったけど、「この謎を絶対解く!」という学者の熱意みたいなものが伝わってくる書きぶりに引き込まれて最後まで読めました。
コンパクトながら、図解も豊富に、相対性理論と対照しつつ、素粒子の仕組みから宇宙創成解明の鍵となる『量子論の世界』を、物理科学の門外漢にも判り易く解いてくれる。
とくに興味深かったのは、5章で登場する『多世界解釈』論、そして6章-終章-の『場の量子論」解説に至る件り。
『真空のゆらぎ』ー真空とは、何も存在しないゼロでも無の空間でもなく、無数の粒子と反粒子が絶えず生成消滅していることー粒子と反粒子の絶えざる対生成と対消滅。
一旦、「量子論」に関する本を読んだらアインシュタインの「相対性理論」がわかりやすく思える(あくまで思えるだけ・・f^_^;)というのは確かだった。波であると同時に粒子でもある電子。但し、我々が観察しようとすると波は消えてしまう。観察していないときにしか現れない電子の波。他にも多世界解釈とか壁を通り抜けるトンネル効果とか何が何やら訳がわからん理論だが、その結果は半導体技術等産業利用されているという。ようわからんけどおもしろい話だった。
パラレルワールドがあると考えた方が、すべて上手く説明できるとか、意味は分からないけど楽しい本だった。
量子論の「概念」を理解するにはもってこいだった。 ただし、高校で物理を履修していないと最低限の理解もおぼつかないかもしれない。高校物理でもやった干渉実験などがもろに登場するからだ。 また古典物理学的な考えを知っておくと、それを覆していく過程が本書で描かれているので読みやすい気がする。 それにしても信じられない世界である。 我々が見ていないところでは波であるし我々が観測すると粒子に見える... 続きを読む »
このまえ、NHKのサイエンスゼロで量子暗号の仕組みを解説していた。意味が分からない、と思った。
この本を読んで、意味の分からない世界だ、ということは分かった。。。
この世には、なにやら私たちの知らない次元があって、その次元で電子は波なんだけど、我々にはこっちの次元からしか見れないから粒に見える、的なことなんだろうか??宇宙のどこかでは、電子って波にしか見えないんだけど、粒っぽいよね?と困ってる生物がいるのかもしれない。。。あはは!や、こんなファンタジーなことは書いてなかったので、私の妄想です。
とりあえず、意味は分からないけどあれこれ応用はしてる、というところに人類の図太さを感じ、さすが人類!と思った。
量子力学について書かれた本でありわかりやすくおもしろい。高校以降の物理や化学に触れていないと細部はよくわからないだろうが量子力学というのが不確定性原理のもとに確率的な解釈がなされる学問であるということはわかるだろう。パラレルワールドなどにもちょっとふれていたりするし実用例もいくつか挙がっているので興味も持てると思う。
シュレディンガーの猫とか多世界解釈とかロマンに満ちあふれているよね! 最後の方では現実的に量子論がどんなふうに普段の生活の中で役に立っているのかもわかって面白かったです。エキサイティングな本でした。
「相対性理論」と並ぶ20世紀の物理の大理論「量子論」について、わかりやすく説明した本です。ミクロの世界では一般的な物理法則が適応されないらしいんです。こうなればこうなるっていう物理法則に当てはまらずに、すべては、こうなればこのくらいの確率でこうなるっていうふうにしか表現できないそうです。そういうことを、この本にはわかりやく書いてありました。前に読んだ、『「相対性理論」を楽しむ本』と姉妹本であり、同じく佐藤勝彦さん監修です。
量子の社会哲学を読んで、量子論の概略を知りなおすために読んでみました。素人にはしごくわかりやすい。
良著!
相対性理論と並ぶワクワク系物理学である量子論を、
難解な部分は割愛し、面白い部分だけを解説してくれる。
ミクロの世界では我々の世界とは違う常識が通っているようだ。
電子の位置は観測した瞬間に決まる。
どこにあるかは神様がサイコロを振って決めている。
このシリーズはなかなかおススメだと思う。どっかの堅苦しい学問書と違い、とてもよく「素人目線」というものを考えて構成してくれていると思う。まぁ妥協するところ妥協しようぜってこともあってわかりやすい。 さて今作は「量子論」のお話だ。以前にこのシリーズの「相対性理論」の話を読んで、「相対性理論」に触れたらやっぱりこれもねって感じで手に取ってみた。やっぱり「相対性理論」に比べて世間一般にベールに包まれ... 続きを読む »
楽しかった。めちゃわかりやすい解説だし、量子論という内容がとても興味深いものだったので、すごく読んでて面白かった。
『隠れた本質はあるのかもしれないし、ないのかもしれない。』
量子論の変遷について優しく紹介した本。起承転結がはっきりとしていて、当分野における流れを一読で把握することができる。比喩や表現も平易なので、背景を尻目にちょっといい気分になれる読み物として格好。内容は、量子論についてというより、量子論の解釈についてが主になっている。「量子論を楽しむ」というタイトルに鑑みれば、この点に、著者の主張の断片が伺える。
正直難しすぎて楽しめなかった気がする。哲学的な何かのサイトの方がわかりやすかったと思う。
相対性理論と双璧をなす、現代物理学の根幹を成す「量子論」ですが、量子の位置を確率的にしか現せない。とか、トンネル効果で量子は壁をすり抜けられる。とか、マクロな物理法則の世界で生きている我々が、ミクロな世界の物理法則を理解するには常識を捨て去る必要があるのですが、その部分をとても分かり易く説明してくれます。
これさえ読めば、シュレーディンガーの猫について、語ることができます。
科学、というよりも哲学に近い印象。
断片的にはチラホラと知っていたのだが、これが量子論なのか……。
面白いのだが、個人的にはやはり曖昧さや確率は出してほしくなかったなぁ、というのが正直なところ。
あくまでも比較だけれど、相対性理論の方が判り易いと思う(くどいようだけど、あくまでも比較してってことです)。
以前、絶対読んだことがあると思いながら読んでたけどやっぱり読んでます。
以前の本は、人に貸したままあげたんだった ^^;
で、今回もほとんど忘れているので読み返しています。
難しい数式などは無いので概要を理解しながら読んでいけます!!
量子論の理解への導入・入門書に最適な本です。
量子力学の入り口が分かります。身近に科学は溢れており、新たな視点が増えると思います。相対性理論も読みましたが、こちらからの方が入っていきやすいかと思います。

75p原子は英語でアトムと言います。これは古代ギリシャの哲学者【デモクリトス】が物質を構成する究極の微粒子を想定して、これに『分割できないもの』という名前(atomos)をつけたことに由来
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