心のしくみをさぐる (PHP新書 138 ユング心理学入門 2)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569613598

作品紹介・あらすじ

「意識とは無意識という海に浮かぶ島のようなもの」である。本書は、ユング心理学の基本概念をもとに、無意識と意識がいかに関わり、人の心が成り立っているのかを解説している。「心が発達するプロセスとは」(太母と英雄)、「人の性格はどのように分類できるか」(タイプ論)、「女性的な心と男性的な心の働き」(エロスとロゴス)、「人間と神の関係」(宗教論)、「マンダラの意味とは」(対立物の結合)……。心の見取り図を鮮やかに描き出した、ユング心理学の入門シリーズ第二弾。

感想・レビュー・書評

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  • 「影」「太母」「英雄」「トリックスター」、あるいは「アニマ」と「アニムス」といった、よく知られたユングの心的イメージのタイプについて解説しています。また、それに基づいた性格の分類についても説明されています。

    本書の後半では、ユングが入れ込んだ曼陀羅について、ユング自身が描いたものの図版とともに紹介しています。

  • [ 内容 ]
    「意識とは無意識という海に浮かぶ島のようなもの」である。
    本書は、ユング心理学の基本概念をもとに、無意識と意識がいかに関わり、人の心が成り立っているのかを解説している。
    「心が発達するプロセスとは」(太母と英雄)、「人の性格はどのように分類できるか」(タイプ論)、「女性的な心と男性的な心の働き」(エロスとロゴス)、「人間と神の関係」(宗教論)、「マンダラの意味とは」(対立物の結合)……。
    心の見取り図を鮮やかに描き出した、ユング心理学の入門シリーズ第二弾。

    [ 目次 ]
    第1話 自我と影―否定しあう心と心
    第2話 太母と英雄―自立へのプロセス
    第3話 心理的タイプ―人の性格を分類する
    第4話 心の中の異性像―エロスとロゴス
    第5話 神と人間のドラマ―意識と無意識の対話
    第6話 対立物の結合とマンダラ―パラドックスを超えて全体性へ

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    [ 参考となる書評 ]

  • 自分のサイトのネタの為に買った一冊。
    わかる方にはニヤリとする内容です。
    純粋に、心理学の本としても楽しめます。

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著者プロフィール

1937年長野県に生れる。1962年東京大学法学部卒業。1968年同大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。元東京女子大学教授。著書『ユング』(清水書院、1980)『ユング心理学の応用』(みすず書房、1988)『ユングの心理学と日本神話』(名著刊行会、1995)『父性の復権』(中公新書、1996)『主婦の復権』(講談社、1998)『図説ユング』(河出書房新社、1998)『ユング思想の真髄』(朝日新聞社、1998)『フェミニズムの害毒』(草思社、1999)『母性の復権』(中公新書、1999)『母性崩壊』(PHP研究所、1999)『ユング心理学入門 I-III』(PHP研究所、2000)『家族破壊』(徳間書店、2000)ほか。訳書 ウェーバー『政治論集』1(共訳、1982)ユング『タイプ論』(1987)『ヨブへの答え』(1988)『心理療法論』(1989)『個性化とマンダラ』(1991)『連想実験』(1993)『転移の心理学』(共訳、1994、以上みすず書房)『元型論』増補・改訂版(1999)ノイマン『意識の起源史』(全2巻、1984-85、以上紀伊國屋書店)。

「2016年 『転移の心理学【新装版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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