マリモ

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569621401

作品紹介・あらすじ

大山田マリモ、25歳、OL、依存症者-心の傷を覆う術も知らない、生きることに不器用な彼女が人生と自分の価値に気づくまで-魂の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 前半はいいんだ、すべてのダメ人間にささぐって感じで。でも後半はちょっと自己啓発入ってるよね。理系で失職してもすぐ次が見つかるのっていいよね。

  • ブラックアウト。
    酒に酔って記憶を失う体験を、したことがない人間は信じられないと言うけれど、私はある。だから、酒癖の極端に悪いマリモが、猛省しているのにまた酒を飲んでしまう駄目さがよくわかる。
    酒に溺れ、会社には遅刻し、汚部屋に暮らすマリモは自虐たっぷりの駄目人間で、最初は阿呆っぷりに笑っていたが、彼女の駄目さは幼少時の体験から自信を持てない哀しい性による苦しみの結果なのだということがわかってくると、その自虐キャラが痛々しい。
    自分を許し、受け入れること。
    当たり前のことが生きていくうえでどれだけ大切か、改めて感じた。

  • 読んでいく中で、だめだめなマリモに、「ちょっと考え直せよ!」と言いたくなる。
    悲しい過去なども明らかになるんだけど、その中で出てくる「先生」がマリモの太陽のよう存在になってる。読んだ後にこれからマリモはどう生きてくのかね、とおもう。

  • 前半はおちゃらけた軽い悪ノリ。
    後半は少し深かった。
    誰にでも何かしら当てはまる。
    何のために生きているのだろうかと。
    師と思える先生と出会えたのは良かった。
    死に別れる前に会えてなおよかった。

  • 設定は、いつも通りの依存性の女の子の話しで、最後、問答のようなやり取りがある。山崎さんのほかの作品、「さよなら、スナフキン」は、過度な承認欲求からの脱却、「声だけが耳に残る」は、依存性を理由するのをやめよう、本作は???タイトルが最後に伝えたい内容とリンクしていないから、最後、何が伝えたいのか、ぼやけた印象。

  • 前半は、しっちゃかめっちゃかのいつもの山崎マキコ節が炸裂で、一気に読んじゃいました
    後半になって、話はなんだか真面目な方向に。 手が止まってしまいました 笑
    なんとか最後まで読みましたが、いつもの山崎マキコさんの本を読んだ後のすがすがしい感じ。。。とゆうより、ちょっとドスッと来ました
    マリモの、ちょっと人付き合いを諦めた感じとか、自分と似てるなぁって思った所もありましたが、気付きたくない暗い部分とゆうか。。。
    考えさせられる本より、読んだ後気持ちいい本の方がワタシは好きなので、★3つ!!

  • (2009.9.7.)

  • 山崎マキコさん。

  • 2007.4/23-24

  • 後輩とのやりとりが面白いっす。

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