明治・大正を食べ歩く PHP新書 (PHP新書 279)

著者 :
  • PHP研究所
3.40
  • (1)
  • (6)
  • (13)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 66
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569632926

作品紹介・あらすじ

明治の牛鍋、カツレツ、大正のカフェー…。日本人が出会ってから百年。愛され続けた老舗の変わらぬ味と心意気。伝統を支える店主たちの話に耳を傾ければ、古き良き時代がよみがえる。本書は、浅草、神田、銀座、深川界隈を歩き、明治・大正を感じさせるお店を訪ねたカラー新書。「魂の銭湯」と呼ばれた牛鍋屋。谷崎潤一郎も愛した鳥料理店。芸者さんや「銀ブラ」女性に人気の洋食屋…。創業秘話や、文人墨客たちが綴った美味礼讃は、もう一つの日本近代史である。懐かしい味と逸話に、至福のひとときを。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ふむ

  • 新書文庫

  •  地域雑誌「谷根千」発刊の森まゆみさん(1954生まれ)の「明治・大正を食べ歩く」(2004.1)、再読です。私がよく知っている大衆食堂ではなくw、伝統と格式が看板の老舗の紹介です。湯島天神下の居酒屋「シンスケ」、いつか寄ってみたい店です。どじょうの唐揚げで日本酒をいただきたいです(^-^)
     浅草、神田、銀座、深川界隈の明治・大正を感じさせる店のレポートです。森まゆみ 著「明治・大正を食べ歩く」、2004.1発行、再読です。①上野「蓬莱屋」のカツレツ、②湯島「シンスケ」のどじょうの唐揚げ、③日本橋「たいめいけん」のオムライス。神田は多いです。④「ぼたん」の鳥鍋、⑤「竹むら」の甘味、⑥「いせ源」のあんこう鍋、⑦「藪蕎麦」のそば。銀座も多いです。⑧「煉瓦亭」のカツレツ、⑨「銀座ライオン」の生ビールとソーセージ、⑩「よし田」のコロッケそば。

  • 今も残る明治・大正に創業した東京の飲食店を紹介。ガイドブックにもなる。
    よく訪れた文豪や政治家たちの簡単なエピソードがあり、店の歴史を通して時代が見えてくるのがいい。
    店内・メニューのカラー写真も豊富、作画の資料にもなるので1000円以下の新書としては好みの出来でした。

  • 書棚でそのままになっていた前作を続けて読んでみました。文章から、それぞれのお店の歴史や先人たちへの敬意の気持ちが伝わってきます。ただし、あるお店は以前、私も行ったことがありますが、あまりにもやる気が感じられず、がっかりした覚えがあります(この件は、先日読んだ別の本の著者と同意見)。わざわざその店に行かなくても、入手できることを後で知りました。

  • 昔ながらの老舗だけど、堅苦しくなくお値段もリーズナブルな名店を紹介。グルメ本といよりも、老舗を中心とした街のエッセイといった感じ。

  • 東京グルメツアーしながら歴史散策するときに使ってます。

  • 都内に明治・大正時代から現存する店を食べ歩くという企画。私も行ったことのある店が散見するのも楽しいのですが、店の人たちの仕事に対する誠実な態度が読んでいてとても気持ちいい。さらりと誰々が足を運んでた、という記述がされますが、結構これは読んでる方も試されるかもー。私も「えーと誰だっけこれ」な名前が結構ありました(苦笑)。でもこれ読んでると行ってみたいなあと思う店がいろいろ。気長に挑戦してみたいものです。

  • 自分の中の時間があるトコで止まっている。新しいものにも心ひかれるが、古きよきものをよりほしがるんでございます。年寄りっ子にはたまらないグルメガイド也。湯島・シンスケ、日本橋・たいめいけん、神田・まつや、みますや,新宿・中村屋は個人的にマスト。自分ってただの田舎者だなあともちろん思わぬではない。
    <div class="booklog-all" style="margin-bottom:10px;"><div class="booklog-img" style="float:left; margin-right:15px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569632920/ieiriblog-22" target="_blank"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4569632920.09._SCMZZZZZZZ_.jpg" class="booklog-imgsrc" style="border:0px; width:100px"></a><br></div><div class="booklog-data" style="float:left; width:300px;"><div class="booklog-title"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569632920/ieiriblog-22" target="_blank">明治・大正を食べ歩く PHP新書</a></div><div class="booklog-pub">森 まゆみ / PHP研究所(2003/12/16)</div><div class="booklog-info" style="margin-top:10px;">Amazonランキング:187,125位<br>Amazonおすすめ度:<img src="http://booklog.jp/img/5.gif"><br><div class="booklog-review" style="margin-top:6px; padding-left:3px;"><img src="http://booklog.jp/img/5.gif" align="absmiddle">意外と有る老舗のお店<br><img src="http://booklog.jp/img/4.gif" align="absmiddle">銀ブラの語源は<br></div></div><div class="booklog-link" style="margin-top:10px;"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569632920/ieiriblog-22" target="_blank">Amazonで詳細を見る</a><br><a href="http://booklog.jp/asin/4569632920/via=rodriguez1963" target="_blank">Booklogでレビューを見る</a> by <a href="http://booklog.jp" target="_blank">Booklog</a><br></div></div><br style="clear:left"></div>

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

1954年生まれ。中学生の時に大杉栄や伊藤野枝、林芙美子を知り、アナキズムに関心を持つ。大学卒業後、PR会社、出版社を経て、84年、地域雑誌『谷中・根津・千駄木』を創刊。聞き書きから、記憶を記録に替えてきた。
その中から『谷中スケッチブック』『不思議の町 根津』(ちくま文庫)が生まれ、その後『鷗外の坂』(芸術選奨文部大臣新人賞)、『彰義隊遺聞』(集英社文庫)、『「青鞜」の冒険』(集英社文庫、紫式部文学賞受賞)、『暗い時代の人々』『谷根千のイロハ』『聖子』(亜紀書房)、『子規の音』(新潮文庫)などを送り出している。
近著に『路上のポルトレ』(羽鳥書店)、『しごと放浪記』(集英社インターナショナル)、『京都府案内』(世界思想社)がある。数々の震災復興建築の保存にもかかわってきた。

「2023年 『聞き書き・関東大震災』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森まゆみの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×