市場(スーク)の中の女の子

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569633404

作品紹介・あらすじ

文化は市場で出会い、市場は文化が育む。市場と文化が織りなすファンタジー。本の森を通り抜けた女の子が出会うのは…新しい経済学の息吹き。

感想・レビュー・書評

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  • 貨幣はみんなが使うから価値を持つ。
    みんなが少しずつ変わることで、
    世の中が大きく変わることがある。
    市場経済の成果を否定するでもなく、
    それを諸手を挙げて肯定するでもなく。

    そんな概念を、テンポのよく、
    こどもの頃、わくわくしながら読んだ物語のように読み切ることができる。
    シンプルだけど、根本的で深い話。

    じっくり読み直したい一冊。

  • こういうのが好きなのである。

  • ファンタジー風の小説の中で
    歴史から見た人間の普遍的な欲望、価値観と
    それを扱うための経済学について話して行く
    話が漠然とし過ぎていて物足りない感はある

  • なかなか面白かった

  • 経済の基本を、ストーリー仕立てでわかりやすく説明している一冊。貨幣の仕組みってやっぱりややこしい。

  • 読みやすかったけど…まだ経済についての勉強が本格的に始まる前の、中学生くらいで読むといいのかな?という内容。市場の経済学と文化の経済学の違いについての説明のための本のような。

  • 就職したばかりの頃、「経済について学ばねば……」と思いつめていた頃手に取った本。
    今回で読み返すこと3度目にして、セリフにかぎかっこがついてない理由がわかったりして。
    入門にふさわしいかというと、そうでもない。
    でも、試みは素晴らしい。
    巻末の参考文献、すべてメモを取りました。それらを消化しながら、また読み返す本になるでしょう。

  • 配置場所:2F手動式書架
    請求記号:331.04||Ma 77
    資料ID:W0138832

  • 今さらながら、なぜ、お金は使えるのかと不思議に思った。お金が確立される前は、塩や有力者が作ったコインなど、信用のあるもので売買されていた。国や地域は文化の発展なくして経済の発展はない。この本の舞台となるアラビア半島は、現在紛争が起こり、文化も経済も発展が停止してしまっている。昔は商人が集まる豊かな地域であったのに。平和への祈りを込めて。

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著者プロフィール

1962年生まれ。日本経済学会会長、東京大学経済学研究科副研究科長在任中に心サルコイドーシスにより入院、障害者手帳を取得。エコノメトリック・ソサエティ・フェロー(終身特別会員)。著書に『市場(スーク)の中の女の子』(2004年、PHP)、『高校生からのゲーム理論』(2010年、ちくまプリマー新書)など。

「2022年 『マイノリティだと思っていたらマジョリティだった件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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