- Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569637181
作品紹介・あらすじ
「近藤は実にえらい人物でありましたが…はなはだ恐怖の姿でありました」「沖田総司、これがまあ勇の一弟子で、(剣を)をなかなかよく遣いました」-新選組を語る上で欠かせないこれらの談話は、維新まで生き残った勤王浪士や元隊士らの証言集『史談会速記録』に拠るものである。そこには、新選組に決闘を挑んだ者、近藤勇の命を奪い損ねた者、戊辰戦争に従軍した者たちの鮮烈な記憶が刻み込まれている。彼らが見た隊士の実像とは?新選組研究の第一人者が、同時代人の目線から幕末動乱の真相を読み解く。
感想・レビュー・書評
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※2005年購入
2005.8.17読了
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幕末に新選組に実際に接触したことのある人たちの談話をまとめた『史談会速記録』の中からいくつかが読める。実に興味深い。
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史談会速記録からの抜粋。
確かに当事者の証言の記録なので、なかなか興味深い。
その反面、解説はあるもののそれだけでは不十分と感じる部分もあった。
また、既に色々な資料へ引用されている文章も当然多く、
新たな発見と感じる部分は少なかったように思う。
が、それはもちろん私個人の話なので、当然この本は役立つと思うし、
史談会速記録を読めばよりよく全体が掴めるだろうなと思う。 -
こんな形式の本、初めてかも。おもしろかったです。
特に原田左之助の昔をよく知ってる内藤素行の話や、元新選組隊士の田村銀之助、篠原泰之進、阿部十郎、加納鷲雄らの証言はリアルで興味深かった。
証言自体はちょっとわかりづらいところもあったけど、ちいさく解説もついていたのでわかりやすかったです。 -
図書館などで閲覧できる古史料『史談会速記録』から、新選組に関係する部分だけをピックアップしたもの。解説もわかりやすく、お手頃サイズなのでオススメです。