ああ、自己嫌悪 (PHP新書)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569645322

作品紹介・あらすじ

「なんてひどいこと口にしてしまったんだろう」「こんな性格直したい」。強くなりたい!…けど、どうにもならない。自信なんかもてやしない。人は他人ばかりか自分をも嫌う。「オレは最低だ」と責める。へこむ、おちこむ、滅入る…いつしか心は荒んでいく。いったい、なんのために?自信なんかなくていい。強くなんかならなくていい。でも、変わることはできる!心が荒んで自分を失ってしまう前に「人間のクズ」にはならないために。

感想・レビュー・書評

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  • 自己嫌悪とは自己弁護の裏返しに過ぎない。のであるならば、自己嫌悪というのは屈折した自己愛がもたらすものである。

  • この本、そういえばまだ読書にはまっていない時期に、勢古さんのこともまだぜんぜん知らない時期に、タイトルで買ってた、そんなことを思い出した。
    せっかく自己嫌悪したんだ、ひとつだけ強い自分になっていないと自分に申し訳が立たないじゃないか。そんなふうに思って、勢古さんはこの本を書いたんじゃないかと思う。

  • タイトルの「自己嫌悪」というより「心」について、思うがまま感じるがままに書き散らかした印象。むしろ他の本の引用部分の方が頭には残るが、まぁこんな考え方もあっていいよね、とは思う。執筆当時58歳らしい筆者の口調が砕けすぎていて面白い。

  • 図書館:どんなに小さいことでも、つねに自分一個の現実が、世界のいかなる現実よりも優先する。
    自分が満足しなければ、他人からの忠告などなんにもならないのである。
    自尊心はなかなか他人からの指摘を冷静に受け止めるものではない。
    自己嫌悪で凝り固まった人はもっとみずからのうちに血のしたたる「嫌い」を取り入れる必要がある。
    最初の方は割と好きだったが、最後の方からだんだん訳のわからない精神論に脱線していったので流して読んだ。

  • [ 内容 ]
    「なんてひどいこと口にしてしまったんだろう」「こんな性格直したい」。
    強くなりたい!…けど、どうにもならない。
    自信なんかもてやしない。
    人は他人ばかりか自分をも嫌う。
    「オレは最低だ」と責める。
    へこむ、おちこむ、滅入る…いつしか心は荒んでいく。
    いったい、なんのために?
    自信なんかなくていい。
    強くなんかならなくていい。
    でも、変わることはできる!
    心が荒んで自分を失ってしまう前に「人間のクズ」にはならないために。

    [ 目次 ]
    第1章 ちょっとだけ自己嫌悪…(嫌悪のオーラ;感情が損傷を受ける ほか)
    第2章 ほんとうにこんな自分がイヤだ!(人生を楽しめない;自己嫌悪のグラデーション ほか)
    第3章 自己嫌悪ってなんの話だ?(自己嫌悪なんか生涯無縁に見える人;極悪からNPOへ ほか)
    第4章 もう自分で叱っておいたから―自分を救う技術(「わたしはブンヤではありません」;みんな権限が欲しい ほか)
    第5章 自分で自分を認められない(他人を認めない者;認められないバアサンはいやがらせをする ほか)
    第6章 人間の心(なぜ?なぜ?なぜ?;すべては心である ほか)

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    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 久々にブラックが効いた本を読んだような気がする。
    が、表題の「自己嫌悪」については、イチイチ言ってることがブレて、何を言いたいんだかが分かりずらい。

  • タイトルが目に付いたものの、購入を決めたのは章扉の絵。
    ちょっとムラがあって、その落差も大きいけど、楽しんで読めた。不意打ちのようなネタが悔しい。

  • 自己嫌悪がライフワークと言っても過言ではない自分にとってはなかなか面白い本でした。
    というか心についての本だな。

  • 大学4年になるかならないかの時に読んだもの(つまり最近)。ネガティブそうな題名ですがそんなことないです。テンポいいし、ちょっと笑える表現もあったりします。
    「自己嫌悪するのは日本人らしい」ことだと言い切っちゃったこの方に驚きです。
    自己嫌悪の塊になったときに読むとちょっと軽くなるかもです。

  • 内容はこれまでと変わらない、というより一貫していると言うべきか。でも、その考え方は嫌いではない。とくに「好かれてたまるか」は何度も読み返すと思う。

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著者プロフィール

1947年大分県生まれ。明治大学政治経済学部卒業。洋書輸入会社に入社したが2006年に退社、執筆活動に専念。「ふつうの人」の立場から「自分」が生きていくことの意味を問いつづけ、『まれに見るバカ』(洋泉社・新書y)で話題に。その後も『アマチュア論。』(ミシマ社)、『会社員の父から息子へ』(ちくま新書)、『定年後のリアル』(草思社文庫)など著書多数。

「2017年 『ウソつきの国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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