効果10倍の〈教える〉技術: 授業から企業研修まで (PHP新書 389)

著者 :
  • PHP研究所
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569648460

作品紹介・あらすじ

授業や研修はなぜ退屈なのか?従来の講義中心の教え方は、こま切れの知識を複製して詰め込むだけの「工場モデル」と言える。学ぶ意欲を削がれ、一割程度しか身につかないのも当然だろう。本書は、「学び」のプロセスを解き明かし、学習者がより活発に効率よく学ぶ方法論を提示する。「ロールプレイ」「シミュレーション」など、ユニークで効果的な具体的手法を紹介。特に、今まで見過ごされてきた応用練習や生活・仕事での実践を重視、「学習者に役立つ」教え方を追究する。教師から上司まで、指導者のための教科書。

感想・レビュー・書評

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  • 学びの技法を変える視点で学校を変える効果ある方法が述べられている。教員の学びや授業に関する改革を岩瀬氏、保護者の参画やコミュニティ・スクールによる改革を吉田氏が書いているように思った。

  • p.25
    学びの主役は、一人ひとりの生徒であり、受講者です。教師や講師ではあり得ません。本来、わき役でしかない教師や講師を主役にしてしまい、主役であるはずの生徒や受講生を脇役にしてしまうことによって、学びの質と量が格段に落ちてしまうのです。
    → 生徒や参加者を主役にすることで、学びの場はいきいきする。この楽しさ・喜びを全身で感じることができるから、読書会の主催はやめれまへん♪

    p.81
    ④変化には、サポートが大切である
    変化は、上から押し付けられたときであろうと、自らが進んで取り組むときであろうと、サポートが必要です。しっかり自分のものにするために練習する時間が欠かせないからです。実際にしたことの振り返りや、分析に対するフィードバックという形のサポートが得られると、さらに効果的です。
    → 大きく変わるには大変な状況に置かれることも必要だが、変化を促進するエネルギーを与えてもらうことも必要だよね。

    p.50
    いい研修会
    ①会の雰囲気がいい ②得るものがある ③発見や出合いがある ④参加者の主体的な参加 ⑤講師ではなく、コーディネーターの存在 ⑥振り返りがある ⑦目的の共有と達成が図れる ⑧動きのある学び ⑨実践できる研修 ⑩研修で終わらず、つながる・広がる ⑪参加しやすい条件
    → 研修会を読書会に置き換えても全く同じことが言えます。まったくですよ!

  • これまでの知識伝達方式でない教える技術、研修の行い方の本。自分で考える研修が効果的なで、その方法や考え方を具体的に説明してわかりやすい。ただ考える前提の知識をどのように伝えていくかが、自分の中で考えていかなければならない課題かと思った。資料編のアイスブレイクの方法は今日からでも使える方法。

  • 全然中身が伝わってこない

  • 2017年06月10日読了。

  • 2016 11 27
    教えっぱなしではなくフォローが大切

  • 2016/03/20

  • 学んだことのたった1割しか活かされていないというダニエル・ゴールマンの言葉。企業研修にも通じる言葉です。「自分の職場に帰ったら実行すべきことを十分に理解して研修プログラムを後にするが。職場に帰るとその知識を実行することを怠るのだ。したがって、内容を頭で理解することは必要条件であるかも知れないけれども、そこで行動変容を引き起こすための十分条件とはなり得ない」そして思考を刺激するのが「いい質問」。どんな質問なのか。焦点を絞り込む、比較することを求める。はっきりさせるための、更に調べることを促す、理由や背景を求める質問です。どのような質問をするのかということは理解を深めるためには重要なことですね。
    そしてクリティカル・シンキングの意味。クリティカルは批判的という意味だけではなく、「重要な」という意味があるとのこと。それゆえに「いろいろな情報や方法の中からどれが最も重要かを見極める力」ないしは「大切なものを選び出す力」が大学で養うべき能力だと思います。

  • <企画・実践>
    ・研修後の頻繁なニュースレター(Eメール)
    ・講師による1対1のフィードバック
    ・研修時に実行計画を作成(カリキュラムに織り込む)

    <アイスブレイクの実例>
    ・誕生月で席順を決める(他にも住所遠い順、旅行の距離順)
    ・2つのホント、ひとつのウソ
    ・名前の意味や由来
    ・推薦図書(本、映画、TV、音楽など)
    ・4つの人生のハイライト
    ・3つの願い事(いってみたい国、有名人・歴史上の人物等)
    ・「チェックイン」
    ・共通点(次男次女・海外等)


    <備忘録メモ>
    ・悪い研修(授業)→振り返り、フォローアップがない、講師の自慢話
    ・コルブのモデル ~動く(試す)
    ・4MATシステム(マカーシー)
    ・学びの星モデル
    ・(研修対象者の)上司を巻き込む

  • 親が読むべき本です。
    いまの世の中や将来に不安を持たれているのであれば、これを読み、より良い学びの機会を自分から提供しましょう。

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著者プロフィール

『学びの中心はやっぱり生徒だ!』『みんな羽ばたいて――生徒中心の学びのエッセンス
(仮)』『成績をハックする』(すべて新評論)と併せて読むと、この本の理解が一層増
します。実践記録や質問等は、pro.workshop@gmail.com 宛にお願いします。

「2023年 『聞くことから始めよう!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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