愚直に実行せよ! 人と組織を動かすリーダー論 (PHPビジネス新書)
- PHP研究所 (2006年4月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569649382
感想・レビュー・書評
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リーダーシップというのは永遠の人類のテーマらしいですね。。笑
著者は、古今東西のリーダーシップを考察した上で
あえて「日本に最適なリーダー像」を
模索しています。
晴天の霹靂とはこのことですね。
あとは、著者のお言葉とおり、実行あるのみ。
まってろよー、MK君。笑
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リーダーがまず示さなきゃならん。。。
遅刻とかしている場合ではない! -
経済学者が書いた本ですが、実践的ノウハウ本に近い意外なものでした。印象に残るのは河合隼雄氏が日本は「中空構造」ということです。アマテラスとスサノオの他にツキヨミ、海幸と山幸の他にホスセリ、アメノマミナカヌシなどの神が無為の神として度々登場するというのです。また歌舞伎の「寺子屋」に登場する息子を犠牲するにする武部源蔵などです。またゴーンの成功の秘訣の分析が最も説得力があり、改革成功の手柄を独り占めせずに、日産の現場を褒め称え、日本人が喜びそうな答えを繰り返したことにあったというのは全くその通りだと思います。小泉純一郎首相による郵政選挙の頃に書かれただけに、その選挙大勝の理由などが強調されていますが、全くぶれず、分かりやすい一言だけを語っていたというのは、その通りなのでしょう。
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TGLP
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リーダーはとにもかくにも実行することが大事だという趣旨の本。いくら高邁な理想を語っても、身をもってそれを実行しなくては周囲を巻き込むことは出来ないという。日本のリーダーシップと欧米のリーダーシップの比較などもあり、単なるハウツー本ではない。なかなか面白かった。
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学者先生の書いている本だからなのか、もっともらしいことはひと通り書いてあるんだけど、全体を通してなんか響いてこない。馬鹿にしているとかそういう事じゃなくて、なんかグッとこないというか、たぶんケーススタディっぽいのが少ないからなんじゃないかと思うけど、真に迫って来る感じがないんですよね。
もちろんタイトルのとおり愚直に実行するのは大事なのはわかるんですが。うーむ。 -
リーダーが人と組織を動かすには?
→リーダーシップの基本は
1.高い志があること
2.明確なビジョン、戦略を持ち、それを明確に説明できること
3.愚直に実行する粘りがあること
4.リーダー自身が身をもって示すこと
変革において、六割は様子見派になるため、当事者意識を持たせることが重要 -
当たり前の事を当たり前にこなすこと
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他の方のレビューにもあるように「愚直に実行せよ」というタイトルでは、本書の全貌は語りきれない。リーダーシップの基本として4点を挙げ、それらを詳細に記述した構成となっており、本質は「これからのリーダー論」といったところ。個々の論点では話がいろいろな方面へ発散していて、まとまりに欠ける気がしないでもないが、その各方面に展開した個々の内容(教養、日本観、宗教観、世界観など)が結構おもしろい。リーダーシップに関する本として、こういうのがあってもよいと感じた。