「できる社長」だけが知っている数字の読み方 (PHPビジネス新書 5)
- PHP研究所 (2006年5月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569649757
感想・レビュー・書評
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わりと一般的な内容だったものの、B/Sをみる順番は「資本金」からであり、純資産の総計ではなく、「利益剰余金」から見るべきだ、というのが勉強になった。大学の簿記の授業でもこういうことを反復して教えていったらいいのに。
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やはり実務家の言葉は地に足がついているというか、説得力がある。
数字の読み方、というよりは経営の心構えといった方が的確かもしれない。いわゆる会計の数字の読み方のお勉強の部分はほとんどないです。
特に印象深かった話を挙げておくと、
1万円の予算で相手を接待する場合も、20通りの方法を考えこと。
そこまでやってはじめてプロです。
海外小会社を成功させるには、借り入れを大きくして設立させることで金利の意識を根付かせる。早く利益をあげて配当をよこせなどとはしない。
BSでは利益剰余金に注目する。
今の利益剰余金を当期純利益と比べ、今の利益が何年分か把握する。
資本金の意味は薄れている。それよりも、"いい会社"の定義は"利益剰余金の大きい会社" -
信越化学出身の経済・経営評論家。
かなりの数の著書で、本屋さんではコーナーができるんじゃないかというくらいの感じです。
公認会計士としては珍しく、上場企業の経理・財務畑から役員まで上り詰めたたたき上げの人。
この本は実話の中から架空の「できる社長」をイメージして書き上げています。
難しい話が半分、へ~こんな社長がいたんだ…という楽しい話が半分という感じです。
金児先生が実際に出会った社長ということなので信越化学の元社長ということでしょうが、信越化学は経理が強い会社で有名ですからどの社長もできる社長だったんだろうな~と思いました。 -
売掛金回収のための安全策
・会社の土地を担保に取る。
・会社の工場を担保に取る。
・社長の個人補償を取る。
・在庫を担保に取る。
・売掛金を担保に取る。
ボスは株主だけ。
頭を使って節減する。
理想的な財務・経理とは、体で参画とバックアップ、頭でおもんかばる。 -
本屋にいくつかの会計の本が並んでいます。
物語形式だったり、用語説明的だったり。
この本は経理として数々の社長の下で働いた
体験談のなかから会計の本質が学習できる
仕上がりとなっています。
印象的なことは
コピーの節約はするなでした。
安易な節約術は全体を暗くする。
そんな戒めの言葉と受け取りました。
方法論として書類はA4に全社で統一する。
現場でどう経費削減とモチベーションそして倫理感
に折り合いをつけて儲けがでた結果に導いたのか
客観的視点からいくつかの事例が
描かれていて楽しく読めました。
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販売に関して予算はたてない。なぜならば予算をいけばもう売らなくていいというものではないから。常に過去最高をおいかけるのが正解。
コスト削減は頭を使わないものは暗くなるからだめ。たとえばコピーをたくさんするなとか。これは、書類は全部A4枚にという風にかえてメッセージにする。
自分一人でできることは安易に頼まずに全部やってやるという気持ちでやる
善意の嘘3割(ホワイトライ)
一歩の真剣勝負
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うーん、読み方というか考え方というか・・・
著者の知っているトップがどのように数字をとらえて意思決定していたのか、という話がつらつら書いてありました。
経験したことのない世界の話なので、ある程度は参考になりました。 -
買ってはいけない本。どっかで見たようなふわふわした話ばかりで、そりゃそうだねという古い陳腐な話ばかり。
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*本質
財務経理の本質は入りと払いの管理。つまり2人いればいい。ここまでシンプルに考える。
*シンプル経営
アキュラシー スピード インテグリティー
*ホワイトライの重要性
3割のホワイトライを大切にする
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