ほんとうの心の力

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569654430

作品紹介・あらすじ

東郷平八郎、松下幸之助、山本五十六など、そうそうたる偉人たちがその感化を受けたと言われる哲人・中村天風。彼の思想の神髄は、こころと身体を一体化させることで強い命をつくり、価値高い人生を生ききるところにある。▼本書はその天風哲学のエッセンスを小話の形式で読みやすくまとめ、さらに実践ですぐ役立てられるよう目的別に章分けして編纂したものである。たとえば、運命をひらくためにはどうすればいいのか。困難に出会ったときにはどう考えればいいのか。また、日々健康で愉快に生きるためにはどんな心構えが必要なのか。さらに、よりよい仕事をするためには何を心がければよいのか。▼「1人でいても、寂しくない人間であれ。そうすればオーラがからだを包み、それに魅かれて多くの友が集う。自然体で生きるとはそういうことだ」と天風は言う。迷った時、悩んだ時、ぜひ本書を紐解いてほしい。天風師が独特の語り口で道を指し示してくれるだろう。

感想・レビュー・書評

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  • 戦争に駆り出され、死と隣り合った人の心についての境地は
    説得力がある。
    読むうちに当たり前のことに思える。が、これを文章にされるとねー。嬉しいのが私が人に対しての接し方…なんとなく自信がもてたかな?笑

  • 定期的に天風氏からお叱りを受けたくなる。もはやすっかり天風哲学のファンになってしまった。この哲学は、武士やヨガの思想をブレンドして練り上げられたそうだ。両方とも私の好みのためか、天風氏の言葉がすっと心に沁みてくる。著書「君に成功を贈る」でも述べられていたとおり、寝床で考えないということはどれほど重要なことか、最近改めて考えるようになった。寝つきと寝起きがまったく違ってくるので、是非毎日意識していきたい。

    以下、本書よりお気に入りの箇所を抜粋。
    「美しくしておくべき心の花園に、自分から汚物を振りまいて歩いているようなことをして、それを、「天命だ。あるいは逃げることのできない、せっぱつまった業だ」などと考えている人があるなら、結局その人は人生を、寸法違いの物差しで測っているのと同じような結果を作っているようなことになる。」

    「本人が幸福化している以上は、不幸はありゃしない。幸福というものは主観的断定だもの。」

    「今夜から寝がけに、必ず、寝床の中へ入ったら最後、昼間の出来事と心を関係づけさせない努力をするんだ。寝床に何しに行くんだ。考えに行くんじゃなかろうが、あそこは考えごとは無用のところだ。一日中、昼の間に消耗したところのエネルギーを、一夜の睡眠、夢ゆたけく眠ったときに、またよみがえる、盛りかえる力をうけるところだ。」

    「我々のこうやって生きている間、我々の周囲に存在するありとあらゆる事物、事象というものは、精神に対しての栄養物なんだということです。ちょうど肉体に対する栄養物と同様です。それだけ口から肉体に入れる食い物は用心していながら、精神に外界の印象を受け入れるときには、この半分も注意しないで受け入れてる人が多かない?」

  • 久しぶりに天風さんの本を読了。古いものですが、今に通用しますね

  • オーディオブックで

  • どの本を読むか迷いましたが、天風会の本なので間違いないと思い、最初の一冊に決めました。
    一つ一つは見開き1ページ程度なので隙間時間にも読めて良いと思いました。
    お講話を聴いているような感じで、すぅっと心に沁みてきました。
    最近、怒りに支配される事が多く感じていたので、実践したい事がたくさんありました。
    音読もしてみると更に良かったです。
    他の本も読む予定です。

  •  心の力で人は生きている。だから、心を強く 積極的にことを考える。怒り悲しみもすぐ消す。今という時間は二度ともどってこないのだから、今を生きることを大切にする。夜前にいろいろなことは考えない。鏡の前で笑え。言葉の力で 積極的な言葉をつかう。何事に感謝する。
     私ははずかしながら 生き方についてしっかりと考えたことがなかった。この本は、命と人生 生き方について 短い言葉のなかに感じ入るものがかず多くあった。今までなんと自分の生き方はネガティブで弱く 小さな考えしかない生き方であったか。思いしった。少しでもこの本書かれている生き方ができるよう心がけようと決意する。

  • 哲人・中村天風の運命を開く言葉。
    心の持ち様で、運命は開ける。
    心には偉大な力がある。
    その人がどう考えるかで、人生の展開は大きく変わってくる。
    そのためにはどのような在り方で生きていけば良いか?見開き1ページで1つのトピックになっていて読みやすく、本当に大切な事が何か分かります。
    寝る前にはよい事を考えましょう!
    感謝できる事を考えると良いでしょう。

  • 心を強く持ちたいときに。

  • 心をポジティブ(積極的)に保つことの大事さを独特の語り口で教えてくれる本。使われている言葉や考え方に新しい発見があるも、言葉遣いや時代背景が少し古いためあまりスッとは入ってこなかった。何度も読み返して自分の人生や経験とうまく交わらせて自分の言葉に変換できると大きな学びや自己哲学として身につくと感じた。

  • 心の持ちようがいかに人生を支配してしまうか、どんな本にも書いてあるからやっぱり真理なんだと思います。
    いつも朗らかに明るく大らかに。
    辛い時こそ笑って積極的に。

    言葉では簡単、実行は困難
    だからこそこれをやってのけることができる人間が大成できるのだと思います

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著者プロフィール

明治9年(1876年)生まれ。日露戦争の時に軍事スパイとして従事。終戦後結核を発病し心身ともに弱くなったことから人生を深く考えるようになり、人生の真理を求めて欧米を遍歴。 一流の哲学者、宗教家を訪ねるが望む答えを得られず、失意のなか帰国を決意。その帰路ヨーガの聖者と出会いヒマラヤの麓で指導を受け、「自分は大宇宙の力と結びついている強い存在だ」という真理を悟ることで、病を克服し運命を切り拓く。帰国後は実業界で活躍するが、大正8年(1919年)、病や煩悩や貧困などに悩まされている人々を救おうと、自らの体験から“人間のいのち”の本来の在り方を研究、「心身統一法」を創見し講演活動を開始。その波乱の半生から得た「人生成功の哲学」は、触れる者をたちまち魅了し、皇族、政財界の重鎮をはじめ各界の頂点を極めた幾多の人々が「生涯の師」として心服した。昭和43年(1968年)没後も、天風門人となる者が後を絶たない。

「2022年 『真理のひびき 天風哲人 新箴言註釈』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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