女性の品格 (PHP新書)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569657059

作品紹介・あらすじ

いまや女性の社会進出、活躍が当たり前となった日本社会。学校や職場でも優秀で元気なのは女性ばかり。もはや古い型の「女らしさ」は求められない?いや、女性上位の時代だからこそ、従来の男性とは異なる価値観、よき女性らしさを、職場や家庭に持ち込んでほしい。本書はビジネスから装い、話し方、恋愛にいたるまで、女性としての振舞い方を具体的にアドバイス。「礼状が書ける」「約束を守る」「型どおりの挨拶ができる」といったふだんの言動に、女性の生き方と品位はおのずと表われるのである。

感想・レビュー・書評

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  • 今の時代、女性らしさを押し付けるのは、、、と言われそうですが、実際海外で仕事をすると、欧州などでは女性はより女性らしく振る舞うことへの圧力があります。
    原点回帰して、女性らしい女性を見極めることも重要だと感じさせられました。

  • シンプルで手軽に読める。

    日頃から感じていたことを
    言葉にしてもらった感じ。

    でも実行できているわけではないので
    常にバッグに入れて
    時間のある時に目を通しています。

    一度は読んでみるといいと思います。

  • 以前話題になった、坂東さんの「女性の品格」
    ちょうど先日友人との話題に出たので、読んでみました。

    女性がどんどん社会進出して、男女平等が叫ばれているこの時代にあっても、よき女性らしさ、という不変の価値観がある。
    本書ではそんな、小さなヒントにたくさん触れられます。

    中でも特に素敵だな(取り入れたいな)と思ったのが、
    ・礼状をこまめに書く
    ・大切な記念日を書くメモリーブックをつくる
    ・贅肉をつけない暮らしをする(食欲という強い欲望に振り回されず、自分を甘やかさず、運動を継続できる強い精神を持った生活)

    特別なことが書いてあるわけではないけれど、ともすれば無意識に頭を通りすぎてしまう小さなことを、しっかりと見つめ丁寧に暮らしていく。
    そういったところから女性の品格は育まれるのかなと感じました。

  • タイトルこそ『女性の品格』の本書だが、本文中にも述べられている通り、人間の品格と言って差し支えない内容になっている。男性が読んでも大変に為になる本であった。筆者がこの本を書いた理由の2つ目に挙げられていたものとして、女性が社会進出をしていく中で権力志向によるのではなく、人間性を大切にした品格を持って欲しいとの言だった。まさにフェミニズムに代表される運動の核は、男性の価値観の中で女性が上に行くのではなく、価値観を書き換えることにあるのではないかと感じていた自分にはピッタリだった。

  • 口うるさい勘違い小姑集めて座談会させた時の議事録。最初読んでイライラしたので読み飛ばしたのに開くページ全てでイライラした。

  • タイトル「女性の品格」とあるが、基本的には女性である前に一人の人間であり、本書も人として男女の性別に関わらず、品格ある人の姿を描き出している。体格や性格の差はあれど、雇用機会均等法をはじめ、女性の社会進出が進んでいく中では、これからの女性はこれまで以上に人として、遅れた男性社会の中で目立つ存在になるのは間違いないだろう。そうした考えを持つこと自体が古い、遅れている、女性への差別ととられる方は、きっと会社にも女性管理職が最低でも半数を占め、なんなら役員も半分は女性(仕事をする能力に全くの差異がなければ)という先進的かつ恵まれた環境にいるのであろう。少なくとも私の所属する会社では半分には達していない。それでも本社組織の部長クラスに女性が増えてきたのは喜ばしいことだ。
    本書はそのようにまだまだ遅れていると言える日本の男性中心社会において、女性に求められる考え方や行動について記載している。何度もいうが男性である私から見て、それをできてる男性は少なく、かつできなければ「みっともない」と思うことばかりである。かく言う私だって、部下に怒りをぶちまけたり、飲み会の場で人の悪口に一緒になって笑ってしまうこともある。
    何より人に対して一貫して敬意を示す態度をもち、一時的な感情に支配されず、自分がされたくないことは相手にもしたりせず、それでいて自身のためにならない関係をフェードアウトさせるようなテクニックも時には必要だ。身近なところでは時間を守るといった誰でもすぐに実践できそうな事もある。単に時間を守るのが礼儀だとかルールなのではなく、相手の時間を無駄にせず、相手そのものを尊重していると言う考え方を持たなければならない。そうした簡単そうに見えても実はしっかりした理由があること、それを常に認識している事の重要性にも触れている。
    常に損得勘定にとらわれている人は、それが表に滲み出てしまっているだろうし、私の周りにも上司に媚びるばかりで、裏では飲み会で陰口ばかり言う人がいる。きっと恐らくは見抜かれているだろうが。それよりも陰でボランティア活動をする友人を大切にしたい。その方が自分がどのような立場になっても同等の付き合いができるし、生涯の大切な関係を維持できるであろう。
    本書に記載されるような立派な行為全てを直ぐに始めることはできないし、考え方や人間性は直ぐにはどうにもならない。ただ日常的に心に留めながら少しずつそうした人間に近づくことはできる。まずは周囲の行為に感謝の念、怒ってくる人にも尊敬の念、相手の立場・地位に関係なく接する意識を持って、来るべき強く美しく生きる女性たちと平等に渡り合える「人間」になりたい。

  • 全ての女性(男性も良い)にバイブル的な図書としてもっておいてほしい。
    時代関係なく品格は共通するものだと思う。

  • 各項目の言葉が気に入って読んでみました。

    前半は非常に共感でき、特に“マナーと品格”と“品格のある言葉と話し方”の章は参考になりました。

    が、後半はやや説得力に欠け共感できない部分もありました。
    特にファッションなど、個人の嗜好に関わる面でもあり著者の得意分野ではない(と思われる)ことに関しては、価値観の押し売りとなってしまう気がするので敢えて項目の中に盛り込まなくてもよかったのではないかと思います。

    参考になることは積極的に取り入れ、より上質な女性になりたいと思われてくれる一冊ではありました。

  • 約束を守る、礼状をこまめに書く、敬語や話し方、姿勢・贅肉をつけない・髪・化粧、人付き合いの仕方など、本当に品格がある人は、周りの人が気にしていないところや、人の目に入らないところまでしっかりと整えているのだなと思った。楽をして品格のある人になろうとすると、逆に品格がない人だと思われたり、失敗をしてしまうことがあるので、地道に取り組んだ方がよいと思った。

  • 立ち居振舞いに品があって損なことはない。品格は内面から滲み出るもの。そういうことが軽んじられる世の中が虚しい。某タレントが言った「最近ブスが増えたよね」
    本当にそうだよ。ふてぶてしさが全開だもの。

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著者プロフィール

昭和女子大学学長。1946年富山県生まれ。東京大学卒業。69年、総理府入省。内閣広報室参事官、男女共同参画室長、埼玉県副知事などを経て、98年に女性初の総領事(オーストラリア・ブリスベン)に就任。2001年、内閣府初代男女共同参画局長。04年に昭和女子大学教授となり、07年より現職。320万部を超えるベストセラーとなった『女性の品格』をはじめ、『錆びない生き方』(講談社)、『坂東式ハッピーライフ両立力』(幻冬舎)、『60歳からしておきたいこと』(世界文化社)など著書多数。

「2014年 『ソーシャル・ウーマン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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