戦国時代の大誤解 (PHP新書 446)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569659404

作品紹介・あらすじ

武田の騎馬軍団などありえない!?信長は桶狭間で奇襲していない!?刀を交えたチャンバラなどそうそうなかった!?テレビドラマではおなじみの名場面が、じつは怪しいとなったなら…。その武将に染みついたイメージ、教科書に当たり前のように載っている事件。私たちが信じてきた通説をいったん疑ってみることの重要性を、学界での最新の議論も交えながら浮かび上がらせる。狸親父風の秀吉とお調子者の家康-こんな発想ができない人は、歴史を見る目がないかも!?全47項目、あなたの"歴史常識"が試される。

感想・レビュー・書評

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  • 武田の騎馬軍団などありえない? 信長は桶狭間で奇襲していない? 刀を交えたチャンバラなどそうそうなかった? テレビドラマではおなじみの名場面が、怪しいとなったなら…。全47項目、あなたの「歴史常識」が試される!
    (2007年)

  • 歴史の名場面やエピソードが実際とは違うというのはよくある話。正しい史実も知ったうえで歴史を楽しむのが良いと思う。

  • ついつい作られた映像で見た戦国時代に疑問を提示し、よりよく戦国時代を理解する一助になる本である。あくまでドラマはドラマとして見る楽しみを持ちつつも、歴史を学ぶことの難しさにも気づかされるものである。

  • 著者は歴史学者ではなくライターでもなく、市井の歴史好き。年のわりに文章に茶目っ気もあるし、こんな人が日本史の先生だったらよかったのにな。

  • サクッと楽しく読めた。
    でも次からはこの著者の本はもう買わないだろうな。

  •  現代人がもっている戦国時代のイメージが、いかに間違っているかを指摘した本。

     歴史の解明は文献調査で行われること、また、その文献の信憑性があいまいなことを改めて考えずにはいられない。

     さらに筆者は、テレビ、映画、小説等の影響を指摘する。このあたりは、情報の受け手である我々が、それが事実に基づいた創作であるということを踏まえて楽しめばいいのではないだろうか。

  • 司馬遼太郎氏に代表される歴史小説や、TVの大河ドラマなどで知っている戦国時代の様々な通説に対して疑問や反論を投げかけています。

    例えば「武田騎馬隊は、実際戦場では騎馬で戦っているはずはない」とか「桶狭間の奇襲戦は無かった」とか「墨俣の一夜城は豊臣秀吉が建てたものではない」とかとかとかとか・・・。

    確かに正しい歴史認識は大事なのでしょうが、読んでいてちょっと違和感を感じました。


    反論の一つ一つについては、なるほどと思うのですが、自分が持っていた知識に対してこれだけいちいちダメ出しされると、正直気分良くないです。

    一般人が持つ誤った知識に対して警鐘を鳴らすという意味で本書があるだろうとは思うのですが、「これは間違い」「あれも間違い」と鬼の首を取ったみたいに自慢げに書かれると、自分としては「もうエエがな」なんてつい思ってしまうのでした。

    まあ、これは著者に対する一種の逆切れ?なのは分かっているのですけど・・・。

  • 大河ドラマにご批判が多いけど、戦国知識は得られます。

  • [ 内容 ]
    武田の騎馬軍団などありえない!?
    信長は桶狭間で奇襲していない!?
    刀を交えたチャンバラなどそうそうなかった!?
    テレビドラマではおなじみの名場面が、じつは怪しいとなったなら…。
    その武将に染みついたイメージ、教科書に当たり前のように載っている事件。
    私たちが信じてきた通説をいったん疑ってみることの重要性を、学界での最新の議論も交えながら浮かび上がらせる。
    狸親父風の秀吉とお調子者の家康―こんな発想ができない人は、歴史を見る目がないかも!?
    全47項目、あなたの“歴史常識”が試される。

    [ 目次 ]
    第1章 怪しい人たち(存在が怪しい人;出自が怪しい人 ほか)
    第2章 歪められたヒーローたち(上杉謙信(一五三〇~一五七八)
    山中鹿介(一五四五?~一五七八) ほか)
    第3章 ウソっぱちの名場面(桶狭間の奇襲戦;川中島の一騎打ち ほか)
    第4章 おかしな風景(そうそう天下取りなど望まなかった戦国大名;金銭を軽蔑しなかった戦国の武士たち ほか)
    第5章 不思議な合戦シーン(敵はもとより味方すら把握できなかったらしい;じつは長いあいだ戦場で威力を発揮していた弓矢 ほか)

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  • 批判的な文章が鼻につく。

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著者プロフィール

歴史研究家

「2021年 『戦国合戦のリアル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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