子どもが育つ魔法の言葉 (PHP文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569660233

作品紹介・あらすじ

世界22カ国で愛読され、日本でも120万部を超えるベストセラーとなった子育てバイブル、待望の文庫化。子育てでもっとも大切なことは何か、どんな親になればいいのかというヒントが、この本にあります。「見つめてあげれば、子どもは頑張り屋になる」「けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる」など、シンプルな言葉の中に、誰もが共感できる子育ての知恵がちりばめられています。

感想・レビュー・書評

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  • 子どもが大きくなる前に読めてよかったです。本当に素晴らしい本です。この本の中には、教訓となる言葉がたくさんあります。その中でも本質だなと思ったフレーズは、「親の価値観は、行動によって伝わる」というもの。言った言葉でもなく、心で思っていることでもなく、子どもと一緒に何をするかで伝わるそうです。
    「子どもは親の鏡」ということを常に意識して、子育てをしていきたいです。

  • 妻からの課題図書。頭でわかっても難しい。気をつけよう、がたくさんありました。

  • もともと教育に興味を持っていたというのと、
    自分自身、塾講師をしているってので
    軽い気持ちで手に取ってみました。

    まず、冒頭に筆者の書いた「子は親の鏡」という詩があるのですが。
    この詩が非常に良かった。
    書いてあることは、当たり前っちゃ当たり前なんですが…(笑)
    いや。何か、心がキレイになっていきますな。
    とは言え、実践するのはなかなかムズい。。
    まぁ、良い親になるための修行ですな。

    文章自体も具体例が豊富で読みやすいし。
    親の子に対する接し方としては、コーチングに近い印象を受けました。

    子供が生まれる前に奥さんと一緒に読み返したいなー。
    この本に出会えて本当に良かった。
    とりあえず、詩だけでもいいから読んでみーや、という一冊。

  • いい本だと思うけど、少し冗長。
    子育てに迷ったときに、立ち戻りたい。

  • 昨年10月に子供が産まれたので、今年からは子育てに関する本も積極的に読んでいこうと思う。

    子育て関連の名著とのことで、まずはこの本を読了。

    ★何に気付き、何を学んだか?

    1. 頭ごなしに叱らない

    子どもが何か怒られるようなことをしてしまった時には頭ごなしに叱るべきではない。
    その行動に至った背景や考え方があるはずであり、それらをちゃんと訊いた上で冷静にかける言葉を選ぶべきである。
    子どもが、なぜ怒られているのかを理解でき、次からは同じミスはしないと思えるように導かないといけない。

    この習慣が子どもの考える習慣に繋がるとも考える。

    2. 子どもの意見を尊重してあげる

    もちろん子どもなので、できないことも多々あると思うが、あくまで1人の人間として、できるだけ対等に接するべきだと言う部分には同意。

    例えば、家庭のルールは親が一方的に子供に押し付けるのではなく、子供の要望や考えを取り入れながら決めるべきであると。

    そうやって親が子を尊重する姿勢を示すことで、子どもは周りを尊重することを身をもって学ぶことができるのではと考える。


    3.子は親の鏡である。

    子どもの善悪の判断基準は親の判断基準を基に形成される。
    子どもは親の行動を見て、それが正しいと思い込む。親がポイ捨てしていたら、それが当然と思うだろうし、親が周りの人に親切にしていたら、それが当然と思うだろう。
    親が口で何を言おうと子どもは親の行動を見ているので、ごまかしは通用しない。

    そういう意味で、子どもの前では一挙手一投足、言葉の使い方等、気を付けなければいけないと改めて認識。

    自分の考え方の軸をそう簡単に変えることはできないが、子どもの手本となるような行動を心掛けようと思う。


    教師を目指していたこともあり、子どもへの接し方に関しては色々と考えていたが、共通する部分も多くあり、改めて認識しなおすことができて良かった。

    ただ、全てにおいて、言うは易し行うは難し。

  • このケースでは、こういう対応が望ましかったと具体的に書いてあるのでなるほど!と思うことが沢山ありました。
    まだ息子は一歳ですが、早めにこの本を読めて良かったです。

  • 繰り返し読みたいと思った。

  • 子育てに向き合うマインドがシチュエーションごとに書かれていた。子育てだけでなく、ビジネスにおいての人材育成にも応用できると感じた。
    特に印象に残ったのは「21世紀は地球レベルで異なった人種の人達が協力しあい共存していく世界です。親は異文化に対する理解を深め、そこから学ぶ姿勢を、子どもたちにも教えてゆきたいものです。」
    SDGSの考え方にも通ずるものである。異文化に関心を示し学ぶ姿勢は自身には足りていない。実践して、子どもにも教えたい。

  • 自分の子供が仲良くしてる子供から意地悪をされているのを目の前で見て、ショックと動転で頭が真っ白になってしまった。
    子どもが我慢して固まっているのを見て、とてもつらくなった。
    咄嗟に言うべき言葉も出てこないし、この場から子供を離したい、できればこの先子どもにはこのような思いをしてほしくない、という気持ち一色になってしまって胸騒ぎがずっと続いた。

    少し時間がたってから、そういった自分の考え方でいいのか、後押しが欲しくてこの本を開いてみた。昔母からもらって一度も開いていなかった。

    ◎やさしく、思いやりを持って育てれば、子どもは、やさしい子に育つ

    ◎和気あいあいとした家庭で育てば、子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる

    と冒頭に書いてあり、安心した。

    子育てをしている中で、スポイルされている子どもを見かけることが多々ある。このような子が自分の子どもと同じクラスや学校にいてほしくないなと都度思う。

    生涯完璧な環境を用意してあげることは不可能で、環境を整えれば整えるほど、親のほうも社会のニュースや信じられない!と思うような子どもまたは大人と遭遇する度不安が募る一方なんじゃないかと。

    家族から愛情を感じながら”健やかに”育てることができれば、子どもは家庭に安らぎを感じることができ、そういった子どもは社会に安心して飛び込むことができる。

    何かあってからではなく、毎日の日常の中で、会話の中で、子どもに正しく愛情を注ぎ、相手のことを思いやれるやさしい子に育てていきたいと強く思った。

  • 家庭支援センターで借りた1冊。

    原題がChildren learn what they liveなので、タイトル「魔法の言葉」がどこからでてくるのか・・・と思いつつ、読みました。



    著者が書いた「子は親の鏡」という詩の1行ずつについて、章立てで書かれている。

    こんな聖人みたいな親がどこにいるんだろうと思いつつ、

    先日ずっと泣き止まなくて怒鳴ってしまったので、ベビを大切にしようと反省しました。



    心に残った内容を抜粋。



    ・子どもに小言を言い、やることなすことにいちいち文句をつけるのも、・・・(中略)・・・では、親は、どうすべきでしょうか。

    「きっとできるはずだ」という肯定的な言い方をすることです。「どうせできないはずだ」という否定的な言い方は避けてほしいのです。たとえば、

    「また、おもちゃ、出しっぱなしなんだから」ではなく、「おもちゃ、入れておいてね」



    ・しかし、子どものどこを誉めるかによって、子どもの人格と価値観の形成に大きな影響力を及ぼすことになるのです。



    ・何かをやり遂げるには、目標を決めて努力を重ねなくてはなりません。それを、幼いころから子どもに教えてゆけば、と思います。そして、子どもが実現可能な目標を立てることができるように、具体的なアドバイスや手助けをしたいものです。子どもを励まし、支えることを忘れてはなりません。

    上手に目標をたてるためには、まず、本人が何をしたいのかをはっきりさせることです。次に、そのためには何をしたらいいのかを具体的に考えてゆきます。親は、子どもの話をよく聞いて、一緒に考えてください。実際に行動に移す段になったときには、AをすればBという成果があがり、その結果Cになるという、物事を一つひとつ積み重ねてゆくことの大切さを教えてほしいと思います。



    ・子どもが、たとえば動物と遊んでいたり、弟や妹の面倒を見たりして思いやりを示したとしましょう。そんなときには、親は必ず誉めることです。そうすれば、子どもはやさしい心を伸ばしてゆきます。

    ・親としていちばん大切なことは、子どもに何を言うかではありません。また、心の中で何を思っているかでもありません。子どもと一緒に何をするか、なのです。親の価値観は、行動によって子どもに伝わるのです。・・・(中略)・・・子供を励まし、許し、誉めること。子どもを受け止め、肯定し、認めること。誠実とやさしさと思いやりを身をもって示すこと―それが親の役目です。

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著者プロフィール

ドロシー・ロー・ノルト(Dorothy Law Nolte,1924−2005)  
米国ロサンゼルス出身。子育てコンサルタント。生涯、家族関係や教育についての講演や執筆に力を注いだ。1954年、29歳のときに地元の新聞に19行の詩「子は親の鏡」を発表し、大反響を呼ぶ。日本では『アメリカインディアンの教え』(扶桑社)や『子どもが育つ魔法の言葉』(PHP研究所)などに収録され、ミリオンセラーとなった。


「2016年 『やさしくなれたら、あなたはもう一人ぼっちじゃない。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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