「勝負脳」を鍛える (PHP文庫 た 61-1)

  • PHP研究所
3.16
  • (1)
  • (4)
  • (26)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 73
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569662305

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 言わずと知れた、将棋の谷川永世名人と、球界を代表するキャッチャーである古田との対談。
    それぞれの世界で頂点を極めた二人であるが、プロとしての心構えや、勝負というものに対する姿勢、考え方など本質的な部分で非常に共通するものが多いことがわかる。頭脳競技であり個人競技である将棋と、一方でスポーツであり団体競技である野球であるが、やはりどちらも職業としてのプロであり、また一流でありつづける二人はお互いに理解できあえるのであろう。古田の言う、去年と同じことやっていてはプロとして残っていくことはできないという言葉は、プロ野球の現実を表しているであろうが、これは普通の仕事をしているサラリーマンの社会でも同じであろう。プロ意識や向上心を持っていない人間は、どの世界にいっても成功することは出来ないのである。

  • 古田さんと谷川さんとの対談形式で読みやすい。話の内容もお互いのフィールドである、野球・将棋にからめて話が進められて分かりやすかった。
    話の内容も後輩育成について、様々な型について、組織について、、などなど多岐に渡り、読んでみて色々と得るものがあるのではないだろうか。

  • 言わずと知れた、将棋の谷川永世名人と、球界を代表するキャッチャーである古田との対談。<br />それぞれの世界で頂点を極めた二人であるが、プロとしての心構えや、勝負というものに対する姿勢、考え方など本質的な部分で非常に共通するものが多いことがわかる。頭脳競技であり個人競技である将棋と、一方でスポーツであり団体競技である野球であるが、やはりどちらも職業としてのプロであり、また一流でありつづける二人はお互いに理解できあえるのであろう。古田の言う、去年と同じことやっていてはプロとして残っていくことはできないという言葉は、プロ野球の現実を表しているであろうが、これは普通の仕事をしているサラリーマンの社会でも同じであろう。プロ意識や向上心を持っていない人間は、どの世界にいっても成功することは出来ないのである。

  • 野球、将棋のプロが対談を通して「勝負」に勝つための意識・行動を経験に基づきながら解説していく。
    とても説得力があり、また、野球と将棋の奥深さも同時に知ることができます。

  • 中学くらいからこういう本を読んでおけば良かった。

  • 普通の対談です。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

谷川浩司(たにがわ・こうじ)
1962年4月6日生まれ  兵庫県神戸市出身
1973年 5級で若松政和八段門
1976年12月20日 四段
1984年4月1日 九段
 1983年、第41期名人戦でタイトル戦初登場にして名人位を獲得。21歳の名人は史上最年少記録。1997年、第55期名人戦で通算5期獲得で「十七世名人」の資格を得る。2002年、通算1000勝(特別将棋栄誉賞)達成。2012年12月から2017年1月まで日本将棋連盟会長。
 タイトル戦登場は57回。獲得は竜王4、名人5、王位6、王座1、棋王3、王将4、棋聖4の27期。棋戦優勝は22回。
 著書は「月下推敲」、「光速の終盤術」、「光速の寄せ」シリーズ、「光速の詰将棋」、「完全版 谷川流寄せの法則」(日本将棋連盟)など多数。

「2019年 『谷川浩司の将棋 振り飛車篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

谷川浩司の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×