- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569662817
感想・レビュー・書評
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秀才は、経験則を大事にする。学習能力があり、日々強くなる。
自分の型やパターンを身につけて、
それがはまったときには猛烈な強さを発揮する。
➡相対的な能力評価
天才は、パイオニア
何かを発明するとか、発見するとか、周りが驚くことをして、
その人の出現から何かが変わる。
➡周りは気にならない。
➡相手がいなくてもいい。一番興味があるのは、自分自身。
『天才は2進法で考える』
常に簡単な選択をすることによって、より早く到達する。
オンとオフだけでいく➡決断のスピードが速い。
物事を中間地点におかない。
あいまいさがないことが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
3名との対談、スポーツ系のかた
蔵書、電子書籍 -
若き日の、羽生さんの言葉。
異分野のエキスパートとの対談集だが、
ラグビーを観る、と言っていたのが意外だった。 -
羽生さんの本を読みました。
昨日羽生さんを強く勧めてくれた先輩と話していて
気がつかされたのですが、羽生さんって執筆の方ではないので
本人が書いた本っていうのはあまりないんですよね。
なので、今回の本も、対談形式になっています。
元ラグビー日本代表監督、ジャーナリスト
ロボット工学の権威の方との対談と
かなりバリエーションに富んだ結果になっていると思います。
レビューをちらほら見たところ
金出氏との対談だけで良いとかっていうのが
見られましたが、私の意見としては
三人いて良かったなと思います。
羽生さんは言葉に出すことに関してプロじゃないからこそ
色々な方との対談の言葉の端々に見えてくるところも
あるんじゃないかなと。
読書は掛け算だと言いますが
自分が0でなければ、受け取る内容がしっかりと
あると思います。
今度は小飼弾さんとの対談が見たいな。 -
プロ棋士羽生喜治と、
二宮清純 スポーツジャーナリスト
平尾誠二 ラグビー選手
金出武雄 工学博士
の対談。
各々自分の専門分野から見た「思考」についてってのがおおまかなテーマ。
僕はテーマ直接じゃなくて、
人間24、25くらいが能力的にはピーク
という文言に焦燥感を覚えました。
だって、まさに今。
それ以来、仕事をできる限り後回しにせず、一つでも多く詰込もうと決心。いまんとこは実行できてるんですが…。
さてさて。 -
棋士の考え方や発想法に興味ある。早熟天才の集団って印象あるから、どう発想してるか知りたくて。本書は7冠達成後の著者が、3人との対談集。スポーツ・ライター、ラグビー選手、工学博士。羽生への質問より、将棋の文脈で語れる箇所をすり合わせたあとの意見交換が、とても興味深く読めた。しかし羽生は良く勉強している。工学博士との対談で「NP完全問題」の意味を、すかさず披露した箇所に舌を巻く。また、羽生自身の長考中の発想「筋道だてて考えていない」の描写説明も、活き活きして面白かったな。
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勝者は、複雑なものの考え方をしない!天才・羽生善治の思考のすべてを各界の第一人者たちとの対談によって明らかにする。「論理的に思考しないで、バラバラに思考したものをまとめる」「情報は選ぶのでなく捨てる」等々・・シンプル思考が勝負に勝つ直感を呼ぶ。投資の大局観にも十分役立つ!
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パソコンで棋譜の検索をしていると、どうしてもこの先を早く見たいと思ってしまって自分で考えることをしなくなるような気がする。データや情報には危険な部分がある。データを見ただけで分かったようなつもりになってしまう。データを見るだけで強くなれるならこんなに楽なことはない。要は、データや情報と適切な距離感を持てるかどうか。情報は多ければ多いほどいいというものではなくて必要な情報を欲しいときに取り出せるのが大事。山ほどある情報から自分に必要な情報を得るには「選ぶ」より「いかに捨てるか」。
いい仕事ができるか、できないかの分かれ道は、捨てて変える決断力、勇気があるかどうか。
閃きを得るには、基本的な勉強は必要であるが、対局に臨んでは、データなどは考えない方がいい。たとえば、過去の実戦例にはこれがあって、こうやったらうまくいった、あるいは、このケースではうまくいかなかったということを考えていると閃かない。前例に頼ると、自分の力で必死に閃こうとしなくなる。むしろ、初めての場面の方が閃きやすい。その方が自由な発想ができるから。データは何もない、自分で考えるしかない状況となるといろいろと思いつく。
論理的に思考しないで、バラバラに思考したものをまとめる。
今はすでに過去である。