継体天皇の謎: 古代史最大の秘密を握る大王の正体 (PHP文庫 せ 3-6)
- PHP研究所 (2004年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569662848
感想・レビュー・書評
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タイトルになっているのは継体天皇だが、メインは神功皇后と応神天皇といえる。まぁ、そういう構成になっている理由が本書(作者の主張)のミソではある。
なお、作者は、歴史学者ではなく、歴史作家。つまり、この本の主張は、客観的な学術的ステップを踏んでないことは要注意。
ただ、まず一般的な通説を詳しく説明し、そのうえで「これは私見であるが」と、作者自身の主張を書いているので、読みやすい古代史の通説を知るという意味だけでも良い本だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
卑弥呼よりトヨが重要。
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応神天皇の5代孫にあたり血縁は薄いのに天皇になった謎を追っている。浦島太郎が神武天皇をヤマトに連れてきたというのが日本書紀にあるらしく、びっくり。
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古代神話の固有名詞は難しくて、筋がぐちゃぐちゃになってしまい理解が難しい。古代史の謎は昔から好きで、この話もおもしろかった。限られた資料をどう解釈するかによって想像が膨らむのがいいのだろう。だが、自分はそれほど歴史に詳しくないので、この本の中身のどこが通説・常識で、どこが作者の意見、独自の解釈なのかはっきりしなかったし、「なんだかこじつけのような・・・」と思ってしまう部分もあった。他の古代史の本も読んでみようと思った。
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波乱の関地獄。
「ええー!まさか継体はん・・・!」という内容。 -
なぜ武烈天皇から見てすごく遠縁の継体天皇が即位出来たのか
不思議でしたが
この本では著者の今までの書籍でも唱えていた説を使い
一見そんな馬鹿な!?と思いつつ
実はすごく説得力のある答えを導き出しています。
古代史の主流学説からはかなり外れている説ですが
関裕二氏のファンならず古代史に興味のある方には
是非読んで頂きたいと思います。
記紀にある神々から神武東征、神功皇后、そして邪馬台国まで
いろいろな謎が書かれています。 -
書店で平積みになっていて、継体天皇、というテーマ買いで購入。
著者がまえがきで書くように、古代史に触れた事がある者なら多くの人が興味が沸く武烈―継体間の皇位継承の推移について正面から取り組んでいるのだが、
あいにく、このテーマの史料は大変限りがあり、平たくいえばどうとでも解釈できるほど、決定的な史料に欠けている。
したがってこの本も(この時代モノにとても多くある類の)推測に推測を重ねるミステリー謎解き本であり、決定的な新史料を扱っているわけでもない。
史学的な論証の結果を望むのであれば、この本には少々耐え難い面がある。 -
近日更新豫定<BR>
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2005年1月22日讀了