真田信之: 弟・幸村をしのぐ器量を備えた男 (PHP文庫 か 22-2)

著者 :
  • PHP研究所
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569663777

感想・レビュー・書評

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  • 犬伏の別れで父子、兄弟の決別になったが関ヶ原後家康は昌幸の切腹で幕引きを図ろうとしたが信之は命を賭けて助命嘆願に奔走した。家を守る為には切腹も止むなしと思われたが最後まで諦めない気持ちに家康も心が打たれた。作者の創作かもしれないが典厩寺の話しは信之の真田家への気持ちが伝わり感動した。

  • 弟である真田信繁は大阪の陣で真田丸で奮闘したり、徳川家康を追い詰めたことで有名ですが、真田信之のことは詳しく知りませんでした。

    この本では、父と弟が徳川家に反逆しながらも、徳川家康を始めとして、4代将軍の徳川家綱になっても隠居を許されないほどの信頼を勝ち得た人格、気配りについてよく語られています。

    ↓ ブログも書いています。
    http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-7c40.html

  • この一冊で、真田家の活躍と歴史がわかる(おおまかだけど)、文章も上手いしなかなかおススメの一冊です。
    詳しい感想はブログに書きました。
    http://kamehina912.blog.fc2.com/blog-entry-126.html

  • まあまあ。いちおう小説のようだが、場面の移り方不自然だったり誰の台詞がわからないなど、同じところを何回か読まないと進めない文章力。

  • レビューじゃないんですけど、これ読みたくてかれこれ一月近く本屋回っているけどないっていう。紀伊国屋も絶版で注文不可だったので、古本屋周りつつ最後はamazon頼みか・・・

  • 普段は「幸村の兄上」と言われることが多い気がしてならない信之が主人公の話で、幼少時端午の節句を祝うところから始まり信之の死後後を追った右近の死までが描かれております。真面目を絵に描いたようで時折見せるお茶目さ加減が絶妙な信之です。個人的には好物です。中でも信之と右近の主従。最晩年の手を取り合う場面などたまりません。逸話よりは若干大人しいもののやはり気の強い小松ともっと絡みがあればと思ったりしましたが、欲を言えばキリがないですよね。

  • PHP文庫のこういった歴史小説は背景の説明に力が入りすぎで人物がおろそかになりがちだがこれは違った。
    織田、上杉、北条、徳川、豊臣を泳ぎきった昌幸の手腕にも恐れ入るし、幸隆が信玄に仕える経緯や、長篠の戦や武田氏滅亡までの流れにここまでの情報は今まで手にしたことがなかったので凄く勉強になったし。そもそもいつも昌幸や幸村の陰に隠れがちな信之がここまでの器量人とは知らなかった。鈴木重則のことも詳述されていたし。それから関が原その他のエピソードも信之の目から見るとこうなんだって発見もあった。伊奈昭綱の話や徳川信康の話なんかを読んだときについ影武者徳川家康を思い出した。
    最後の福島正則の末期のエピソードや武田信繁の墓の隣に幸村の墓を建てたとかは結構小説ならではの作り話かも知れないけども、それでもこの世と人の儚さを思い胸が熱くなった。

  • お兄さんは長寿です。
    戦国時代で一二を争うんでしょうね。
    それにしても真田家はうまく困難な時を乗り越えましたね。

  • 名将にして名君

  • ただの趣味☆
    文章はちょっと淡々としすぎてた気がしますが内容は好きです。

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著者プロフィール

リーダー・ビジネス研究所代表。経営教育コンサルタント。作家。
1948年生まれ。青山学院卒。日本能率協会等を経て独立。マネジメント、リーダーシップ、部下育成、問題解決、論理的思考、意識改革などをテーマにして新入社員から中堅、管理者、経営者を対象とした研修、講演で活躍。各社独自の「企業遺伝子の事例・物語」の作成に取り組む。

「2017年 『80の物語で学ぶ働く意味』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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