- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569669014
感想・レビュー・書評
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武田家最後の当主というのが一般的で、今となっては高く評価されている武将でもあります。 話は、勝頼が諏訪家から育っていき、父信玄の下で活躍していくのがメインです。信玄の死後、転機を向かえて、家督を継ぎます。しかし、それはただの表向きで、勝頼の子の信勝が成人するまで勝頼が仕切るようにということでした。偉大な父という宿命を背負って、信長と家康に徹底抗戦しました。 そして、長篠設楽原合戦での大敗によって、武田家は衰退していきました。 そもそも勝頼側近の家臣が悪いといいますが、勝頼の心情が理解できます。
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新田次郎の武田勝頼のダイジェスト版のような仕上がり。
新田次郎版を読んでたから目新しさはなかった。
どいつもこいつも節操がなかったが、小山田信茂が凄かった。
晩節を汚すってのはまさにこのことか。
本人は晩節を迎えるとは、露ほども思ってなかったってのがまた痛い。
他山の石としたい。 -
1573年、甲斐の虎武田信玄が上洛の志半ばで死去した。このとき勝頼28歳。正式な後継指名を受けないまま家督を継ぐことになった。しかしそのわずか1年後、勝頼は父さえも成しえなかった難攻不落の高天神城を包囲攻略。これを機に、綻び始めた家臣団の結束は再びまとまるかに見えた…。名将信玄の跡を継ぐという宿命ともいうべき重責を担った若き武将の光と影を描く人物小説。
2010.10.29読了 -
名将・愚将?
いったいどちらなんでしょうね。
この本では名将だが外交・諜略・人事面がもう少しできていればと書かれています。 -
昌幸との関係にほのぼーの。ゆえに最期はめっそり。
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勝頼さまは猪武者がすべてじゃないと信じる貴方へ(笑)。個人的には真田昌幸と仲がいいのがツボです。
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信玄公より勝頼様のが好きですが何か。
三河の誰かさん(キライじゃないよ)や江戸期の評価が非常にアレで不当に評価の低い人だと思います。
冒頭は期待できましたが終焉に近づくにつれ、事実を淡々と述べる、正にただそれだけの、というカンジになってちと残念。せっかくの冠小説なんだからもーちょい勝頼様マンセーでも良かったような。。。
真田的には、勝頼様が昌幸とすごく仲が良くて悦。 -
勝頼の新解釈。
ただ「川中島合戦」や「忍者の対決」の下りなど蛇足が多い気がする。
「甲陽軍艦」を重要視しすぎ。