男の品格 気高く、そして潔く (PHP文庫)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569670423

作品紹介・あらすじ

今、日本の男たちに一番足りないもの――。それは「ゆとり」を持つ心ではないだろうか? 仕事もプライベートも、「ゆとりのない男」には魅力が感じられない。誰もが忙しく厳しい時代だからこそ、「遊び心」を持つことは何より男の器量を磨いてくれるのだ。▼本書は、「ゆとり心」「遊び心」をテーマに、仕事・家庭・恋愛・趣味・美学・人生観など、多様な角度から“男の品格”とは何かをレクチャーしていく。▼「仕事は男の中身を作り、遊びは男の行間を広くする」「何でも『面白いな』と思える人が勝つ」「仕事モードを家庭に持ち込むな」「子供に尊敬される遊び人になろう」「男は外見を飾るよりも経験値を増やせ」「趣味は実践しなければ意味がない」「目の前にあるものをすぐに取りに行かない」「男は『幸せ』なんか求めなくていい」など、現代を生きる男たち全てに読んで欲しい「男の生き方」論の決定版。▼男が誇りを取り戻せば、きっとこの国は凛とする!

感想・レビュー・書評

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  • ゆとりのない男には魅力がない

    本書は、ゆとりのない現代の男に対して、「ゆとり心」「遊び心」を取り戻して、もっと奥深い人生を送るための指南書である。

    気になったことは以下です。

    ・遊び上手な人間は仕事もできる。まじめ一方だけではもうダメ、まじめは罪悪でさえある。

    ・これからは滅私奉公の考えは捨てて、自分のために会社を伸ばすことを考えよう

    ・会社にいながら、「雇われない生き方」をしてみることだ。
     ① 会社にいながら、起業家になったつもりで振舞ってみる
     ② 起業家でなく、フリーランスとして振舞ってみる

    ・会社はいつの時代にも役にたつ人材は残そうとする

    ・サラリーマンという職業は、「自分の夢を追う」のに最高の居場所ではないだろうか。

    ・出世というのは、地位や身分が偉くなることではなく、「世に出る」ことである。

    ・勝海舟の言葉に、「いかに役に立たぬといっても、必ず何か一得はあるものだ」。つまり、一見つまらなく思えることにも遊べることはあるし、無駄なことや意味のないことにも、それなりの価値はある。

    ・進んで出る杭になってみよう

    ・金や時間がなくても、遊び心さえあれば、どんな状況でも遊ぶことはできる

    ・理想のオヤジ像
     ① こびない 徒党をくまない
     ② ぐちらない 自分をあわれまない
     ③ えばらない でも言いたいことははっきりという

    ・男は口の固いのがいちばんである。

    ・相手の秘密を知ったからといって、それ以前と変わらないつきあいのできるのが真に理想の友人関係だ。

    ・女にもてたいなら、身銭を切るに限る

    ・魅力ある男とは、まず自分だけの価値観で動いている人、自分スタンダードな男ということである。

    ・言葉に色つやがない、もっと言葉に敏感になれ、ボキャブラリーが足りなさすぎる。

    ・一人遊びができる趣味を作っておく。一人でもできる趣味の持ち主は、結構楽しんで生きてゆける。

    ・一人旅ができる男になる。旅をすると人間的にも成長できる。

    ・極端にいえば、好きで熱心に継続的に取り組めるものは、すべて趣味といっていい。リスクが大きいものは、趣味というより道楽と位置付けたほうがいい。

    ・まずはやってみる。遊びごごろで、軽いノリでやってみる。

    ・自分の好奇心に忠実であれということだ。いやなことは長続きしないし、自分がやっていて楽しいと思わないものは何をやっても成果が上がりにくいものだ。

    ・天職とは、もともと好きだった趣味や道楽を仕事にしたもの。ぶったおれるまで、とことんやってみるといい。

    ・美学とは、絶対にこれだけはやらない とか 人が何と言おうがこれだけは守る といった こだわりのことである

    ・今必要なことは 「群れないこと」だ。

    ・男は幸せなんか求めるな。

    ・ケンカができない男は、男ではない。

    ・他人の生き方や、意見に左右されることなく、自分なりの生き方を確立することだ

    目次

    まえがき

    第1章 会社は男の夢追い場 仕事
    第2章 夫として、父として 家庭
    第3章 モテる男の言葉の力 恋愛
    第4章 自分の好奇心に忠実であれ 趣味
    第5章 自分の戒律のために 美学
    第6章 人は楽しんだほうが勝ち 人生観
    第7章 人生という名の遊び場で 遊び心

    ISBN:9784569670423
    出版社:PHP研究所
    判型:文庫
    ページ数:304ページ
    定価:740円(本体)
    発行年月日:2009年05月
    発売日:2009年05月05日
    国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDX

    Youtubeに要約あり

    https://www.youtube.com/watch?v=PaMrPFy5V0o

  • 経験値を増やすことを優先。資金としては年100万分は必ず。料理は特に遊びの本質を学ぶのに最高の趣味。

  • 男がミドルになったとき、家庭や仕事で求めらるものに縛られて生き辛さを感じたら読んでみるといいと思う。
    仕事でも家庭でもなく、ミドルとしてこだわっていい遊びがあり、それが男の品格につながって行く。その品格こそカッコいい男のエッセンスなのだ。

  • 男性がどう生きるべきかについて、様々な本や偉人の言葉を引用しながら著者である川北さんの考えが書かれた自己啓発本。ボリュームは一般的な同ジャンルの本と同じくらい。
    不良として子供っぽく生きるのがいいという指摘や不良の7条件、いい親父の3原則など、参考になることはいくつか書いてあった。しかし、やはり自己啓発本独特の浅さは感じる。
    子供っぽく生きるのは、何事にも夢中になるという意味で確かに面白い生き方の一つであると感じた。ただし、不良のように生きることは性格上難しい場合もあるだろう。不良の7原則は心にとめておくだけでも少しいいことはあるのではないだろうか。
    ー品格とは、目の前にあるものをすぐに取りにいかないこと(伊集院静)ー

  • 購入者:宇都宮
    人間生まれる時も死ぬ時もピンであり、いつ一人ぼっちになるかわからない。だからこそ一人で遊べる遊び方を若いうちに見つけておけ!と書かれてました。ものすごく共感しました。

    赤木
    「男の品格」の内容については、具体的な方法論よりも、心の持ちようなどについての内容が多いような印象を持ちました。男があこがれる中高年の男性像になるための心の持ちようが整理できたような気がします。

  • 古き善き、日本人のクサイ男って感じですww
    個人的にはキライじゃない。
    でも、今からの時代には少し合わないだろうなぁ~って箇所が多々あるのと、著者のオナニー的な、独りよがり部分(根拠なし)、感情的な箇所が散見された気がする。著者の意見を強く肯定したいが為か色んな引用が多くて結局著者の意見が擦れてしまっている気もしました。そして・・・非ロジック箇所散見な為、★3つww

    ただ、総じて内容は悪くない。
    男性よりもむしろ、・・・批判眼且つ【イイ男】を見る目を養うという観点からも1つの参考意見として、女性も読んでおいて良いかも知れない。
    あっという間に読めます。平易な文章。


    仕事とは区別した、自分なりの『趣味』を持ちたいなぁ~~って感じます。働く前に読んでいて良かったなぁ~なんて思います。
    自分の人生・・・どう生きるかを改めて考えさせられました。

  • この人がこう言っていた、と色んなものの引用で構成。仕事、家庭、恋愛、趣味、美学。人生感、遊び心、の観点で。どこかできいたな、というものばかり。色んなものに関心持って、不良っぽく生きろ、みたいな。

  • 堀場製作所 おもしろおかしく
    ゲーム感覚をいっぱい取り入れる
    仕事に遊び心を

  • 論理性と一貫性に欠ける。

  • こんな生き方を探していた。
    あんた協調性ないから友達出来へんねんでって良く言われて聞く耳を持ってみたものの、くその役にも立たない言葉ばかり並べられた。友達なんて多くなくても良いやって吹っ切れたし、自分のケツは自分で拭く今年はこの本を味方につけよう!

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著者プロフィール

大阪生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。文化部長、出版部長を歴任後、1977年に日本クリエート社を設立。

出版プロデューサーとして活躍するとともに、生活経済評論家として新聞、雑誌などさまざまなメディアに執筆し、講演活動も数多く行っている。

主な著書に『男の品格』『「孤独」が一流の男をつくる』『男の嗜み』『60代からやっていいこといけないと』など多数。

「2022年 『20代で身につけたい5つの習慣』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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