- Amazon.co.jp ・本 (163ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569671970
作品紹介・あらすじ
「要するに何が言いたいの?」――上司や同僚からこういう指摘を受けたら要注意!! せっかくの報告や連絡も台無しになってしまいます。▼それは自分でも分かっているけれど、「どうしても話すことが苦手で……」と、悩んでいる人はきっと多いはず。▼でも本来、話が苦手な人はいません。話すことに余計な心配をしすぎることで、自意識過剰となり、必要以上に緊張感を高める悪循環にはまっているのです。▼本書は、そんな人に向けて“論理的に話す”ための35ポイントを図解でやさしく解説。▼「事実と判断を区別する」「相手の評価を気にしない」「自分流のイントロ話題を用意する」「自分の意見なら自信が持てる」「話のクセを直し、語尾を強調する」「目や相槌も話し言葉の1つ」など、話す前の心構えからプレゼンで相手を説得するコツまで、見逃せないテクニックが満載!▼本書で苦手意識を克服できれば、あとは簡単。あなたも「話し上手」の仲間入りです。
感想・レビュー・書評
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より相手にわかりやすく伝えるための本、というよりも会話において心がけるべき点について書かれている印象だった。
「イエス・バット法」、「事実と判断の区別」、「帰納法と演繹法」の話がとても参考になった。
「イエス・バット法」はこの本を読む前から知ってはいた(名称は知らなかった)けど、ついつい感情的になって相手を否定しようとしてしまうこともあった。今一度重要性を知ることができたので実践していきたい。
「事実と判断の区別」は本当に大切。
判断=事実+経験and/or先入観
ごっちゃにならないようにする。
「帰納法と演繹法」これが一番なるほどと思った。
自分が知らなかったという理由が大きいだろうが、うまく使い分けて実践してみたくなった。
本音で話すと後悔しない。
独演会にならないよう気を付ける。
などなど
他にも多くを学ぶことができた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
論理的な話し方について、丁寧に説明しているだけではなく、実際にビジネスの場でいかに使うかの解説もしてある本。理系の人間が書いてあるだけあって、非常にロジカルである。
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人の話を聞いていて気が散ってしまったことを思い起こしてみると、同じことを何度も言っていたり、言いたいことのポイントが不明確であったりすることがその原因であったと認識しています。
自分もなるべく簡潔に話そうと努力しているつもりですが、そのためには論理的に話すことが、少なくともビジネスにおいては重要だと思います。ビジネスマンをしている私にとっては、この本に書かれているのエキスを自分が活用できるような形で取り入れていきたいものです。
論理的に話すためには、”主張(結論)の説得理由として大きく3つ挙げる(論拠の提示)、そして各々の論拠について、3つ前後のデータ、具体例を挙げて詳しく解説する(p64)”を参考にしようと思いました。
以下は気になったポイントです。
・話すときに「あがらない」3つの決意は、1)自信をもつ、2)相手の評価を気にしない、3)何かを伝えようと念じる、である(p10)
・語尾を断定的に話すことで、自信をもつことができる(p21)
・会議、商談、電話の前には、用件メモを作成して、伝えたいことを箇条書きにして纏めて、関係者に配布しておく(p26)
・論理的に話す三大要素は、主張(結論、意見)・データ(データや具体例)・論拠(一般的理由付け)である(p34)
・帰納法とは、話す順序は、データ→論拠→主張であり、個々の事実から傾向を読み取って主張を導く方式、演繹法は、論拠→データ→主張で、一般的な傾向を個々のデータにあてはめる(p37)
・データが豊富にある場合には帰納法が便利、一方で、今までの延長にない思い切った主張をしたい場合には、演繹法が便利(p39)
・発想を広げるために図解を書く場合には、大きめの紙に、鉛筆と消しゴム(間違ったらすぐに消せる)が良い(p56)
・ストーリーの構成として、主張(結論)の説得理由として大きく3つ挙げる(論拠の提示)、そして各々の論拠について、3つ前後のデータ、具体例を挙げて詳しく解説する(p64)
・聞き取りやすい言葉は、語尾に力がある話し方(~です)であり、メリハリが出て聞き取りやすくなる(p114)
・人間の特性として、話を親身に聞いてくれる相手を、話のわかる人だと好意的に判断する傾向(p122)
・反対意見は、イエス・バット法であり、「たしかに・・・ですが、・・・という考え方もあります」とやると良い(p133)
・図解の基本パターンである、相互図解・プロセス図解・階層図・マトリクス、表とグラフ、イラスト、の6種類を使いこなす(p150) -
おもにプレゼンなでで相手に納得してもらうための話し方について書かれている。
・プレゼンでは語尾に力がないと頼りない印象を与える。
・いつも心にwhy?を持つことで話題豊富になり、いろんな趣味を持った人との会話が楽になる。
・会話で質問されたら、その人も同じ質問をされたいわけだから同じ質問で返してあげる
・「どうしましょうか」でなく「こうしたいのですがどうでしょうか」
・自分が話をしなければという先入観を捨てることでコミュニケーションが良好になる -
要するに何を言いたいのか、主張や提案を明確化する。
打ち合わせや会議の前にメモを作成する。
電話の前にも用件を箇条書きにしておく
交渉前にボーダーライン(最低の許容条件)を決めておく
三角ロジック 帰納法= データ→論拠→主張 演繹法=論拠→データ→主張 Whyなぜ So Whatだからどうした
事実=客観的 判断=主観的 観察力 事実なら、自信を持って、説得材料に使える
手は第二の脳 見る→考える→書く
思考回路の循環 ヒラメキを書きとめる
何が言いたいのかを発見する→説得に必要な情報だけを残す。論理的に矛盾があるものをカットする。
えん‐えき【演×繹】[名](スル)1 一つの事柄から他の事柄へ押しひろめて述べること。「身近な事象からすべてを―する」2 与えられた命題から、論理的形式に頼って推論を重ね、結論を導き出すこと。一般的な理論によって、特殊なものを推論し、説明すること。「三角形の定理から―する」
き‐のう〔‐ナフ〕【帰納】[名](スル)個々の具体的な事例から一般に通用するような原理・法則などを導き出すこと。「以上の事実から次の結論が―される」
人の話を聞くことを、情報収集と位置付ければいい -
自分は話すことは上手くないと思ってますが、一番直さないといけないのは「相手の評価を気にする」あまり話し手自身が話に集中できていないことかと思いました。
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よくまとまってる。
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『論理的な考え方が身につく本』と重複する部分が多い。反復学習になる為、合わせて読むと効果的。
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わかりやすい。
内容はわりと当たり前のこと。 -
話すうえでの心構えや話すときのフレームワークのの使い方等を紹介。
他の話術の書籍やFW本を読んだあとだと特に目新しいのはない。
読みとばす程度でOK。