地図で読む『古事記』『日本書紀』 (PHP文庫)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569676371

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  • ざっくりとは、わかる。でも、ただそれだけだ。

  • 読書録「地図で読む『古事記』『日本書紀』」4

    著者 武光誠
    出版 PHP文庫

    p186より引用
    “仏教は本来は、釈尊(ゴータマ・シッダル
    タ)がひらいた高度な哲学であった。
     ところが紀元前二世紀ごろから「仏像を拝
    めばご利益がある」と説く大乗仏教が有力に
    なっていった。”

    目次から抜粋引用
    “日本神話の舞台
     王家の伝説
     『日本書紀』が語る歴史”

     文学博士である著者による、日本最古の歴
    史書を解説した一冊。
     国産みの物語から奈良時代の入り口まで、
    他国の神話などと比較しながら書かれていま
    す。

     上記の引用は、日本への仏教伝来について
    書かれた項での一節。
    なんといいますか、即物的といいますか、楽
    して得出来るような物事のほうが、いつの時
    代でも世に早く広まるのですねぇ。
     文字だけだとわかりにくい、地名とその位
    置関係が、地図で読むのタイトル通り実にわ
    かりやすく書かれています。
    自分の住んでいる地域との関係性がわかれば、
    古い神話であってもより興味を持ちやすいの
    ではないでしょうか。

    ーーーーー

  • 記紀に関する解説本は2冊目だが、地図による解説はありがたい。古代の為政者が編纂を命じた史書と言うのは、現政権に都合の良い解釈や虚構が含まれるという視点が必要だ。記紀で扱われる神々や天皇の話が一致しない部分があるのは、編集者が異なるとは言え不自然だが、本書ではその不自然さには言及していない。

  • 「古事記」「日本書紀」のあらすじをシンプルに説明している本を読みたかったので、良いタイミングでこの本を読めたと思う!ただ冒頭に書かれていた古代人の素晴らしさ。みたいな話には乗れなかったかなぁ・・・。

  • 地図が載っているので実際の場所を想像しながら読める。事前に古事記と日本書紀の知識を仕入れておくとよい。

  • まあまあかな。

  • 解りやすい

  • 古事記、日本書紀に何が書いてあるのかが分かり易くまとめられている。ただ、それだけの本とも言える。
    記・紀の解釈について、ところどころ筆者の私見なのか学説の大勢なのか史実なのか書き分けられていない記述があったのが気になった。

  • 古事記や日本書紀といった正史をやさしく知ってみたい人にはお薦めです。私自身は関氏や飛鳥昭雄氏のファンなので(トンデモ系と呼ばないでね)正史がすべて真実を語っているとは思いませんが、まずは記紀がどのような物語なのか知っておかなきゃですね。

  • 時系列で読みやすかったです。地図は期待していたほどでもなし。大陸との関わりも。解明されてないことや解釈も様々あるからなのだと思います。古事記や日本書紀、万葉集など読むための参考書にとおもったのですが甘かった。『歴史をよめる』ようになるのは私はまだずっと先のようです。とほほ。

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著者プロフィール

1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大大学院博士課程修了。文学博士。元明治学院大学教授。専攻は日本古代史、歴史哲学。比較文化的視点を用いた幅広い観点から日本の思想・文化の研究に取り組んでいる。著書に『律令太政官制の研究』『日本古代国家と律令制』(ともに吉川弘文館)など専門書のほか、『歴史書「古事記」全訳』『古事記・日本書紀を知る事典』(ともに東京堂出版)、『古事記と日本書紀 どうして違うのか』(河出書房新社)など多数。

「2022年 『古代史入門事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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