こんなに面白かった! 「ニッポンの伝統芸能」 (PHP文庫)

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著者 : 齋藤孝
  • PHP研究所 (2011年7月3日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569676647

こんなに面白かった! 「ニッポンの伝統芸能」 (PHP文庫)の感想・レビュー・書評

  • 『COOL!AKJ48~アメリカ・韓国・日本を知る48冊~』
    <閲覧係より>
    「伝統芸能!」って聞くとちょっと“古くさい”“型苦しい”といったイメージを持っているあなたにおススメです。自国の文化を語れないのは、何かと不便では??本書では、伝統芸能のうち世界的にも評価が高い、「茶の湯」「歌舞伎」「能」「俳句」「禅」を取り上げています。この本を読んだら、日本人の「自信」と「ほこり」が涌いてくるはずです。
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    所在番号:文庫||361.5||サイ
    資料番号:20098380
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  • 日本文化のなかでも完成度が高く、世界的にも評価の高い
    「茶の湯」「歌舞伎」「能」「俳句」「禅」を取りあげて解説

    グローバリズムが世界を覆いつくそうとしている時代にこそ、
    ローカリズムのほうが価値を持つ時代になった

    日本人は日本に目を向け、その価値を認識するべき
    そこに自分の立つべきアイデンティティが見えてくる

    ・型のうえにこそ、個性はうまれる
    型は個性を殺すものと思われがちであるが、
    教養のないところに個性は育たない

    生来の気質は、教養を自分の見に染み込ませることによって個性へと変わる
    感性や感情それ自体も教養であり、文化である
    学習プログラムとして身につけるためには型から学ぶのが効果的である

    日本のさまざまな「○○道」には、知識としてもているかどうか、
    ひとつの芸ができるかどうかだけではなく、より深い意味がある

    生き方の中核となるものをやり続けることで、人間が磨かれる
    その日々の鍛錬を「道」と呼ぶ

    ただ「道」のマイナス面としては、対象が抽象的になり、
    なんでも「心の修養」や「禅」に結び付けてしまい、
    本来の術や技・芸の部分が軽視されるおそれがある
    精神主義におちいってしまってはいけない

    ■茶の湯
    「もてなし」を作法や型に仕上げ、人生の道を見いだす文化は世界的にもめずらしい

    ・戦乱の世の武将が、なぜ茶道を?
    お茶は人と人を結びつけ、穏やかで静かなときをすごすためのもの
    武将とは対極にあるように思われるが?

    お茶は利休によって「わび茶」へと集成されたが、
    その根底には死を意識した世界観・人生観があるため

    本来は娯楽・嗜好品のお茶が、
    死を背景にした厳粛な空間を演出するものへと昇華された

    お茶は一対一の関係が基本になり、
    欧米のホームパーティとは大きく違う

    静寂に包まれた空間で、主人と客が一対一で向かい合い、
    一杯のお茶を丁寧に飲み、花を愛で器を愛でる

    静かなひとときをともに味わうことに、
    日本的な人間関係の理想型が凝縮されている

    ・茶の湯とは、"対人関係の芸術化"である
    人と人とが向き合ったとき、何が生まれるのか、
    その関係性はどうあるべきかを追求して型にまとめられた

    利休が作った茶室「待庵(たいあん)」はわずか二畳しかない
    狭さを徹底することで、逆に無限性を追及したい考え

    庭に咲き乱れる朝顔は、すべてつんでしまい、一輪だけ茶室に生けた
    こうした"凝縮"が茶の湯のキーワードである

    岩一面にある花には、いまひとつありがたみがない
    茶室の一輪だからこそ、その命の美しさが凝縮される

    生けられた花は、もっとも生命力のみなぎる瞬間を切り取ったものであり、
    同時にまもなく確実に死ぬ運命にある
    その生と死の瞬間的な交叉が美しさを生む

    このような場だからこそ、武将同士が会うのにふさわしい
    茶室での一瞬に人生をかけて出会うのである

    別々の生を受け、別々の死をまっとうする人と人とが、クロスする瞬間
    その貴重な瞬間を楽しみ、味わうことに茶の湯の価値がある

    茶を飲むという日常的な行為を、非日常に演出された空間で
    行なうところはおもしろさといえる

    ・狭い茶室の無限の楽しみ
    利休は人との交わりを淡く、しかし深く演出することをめざした
    生命の有限性に向き合う一方で、狭い茶室のなかで
    さまざまな無限を味わう楽しみを見いだした

    掛け軸に文章があれば、その意味・由来を通じて
    古典文学への教養が開かれていく

    焼き物の目利きをおぼえ、花の生け方に詳しくなり、
    庭の作られかたにも目が向くようになる

    さまざまな分野の教養に接し、意識する機会が得られる
    教養があるか... 続きを読む

  • 伝統芸能を日本人が、忘れているト著者は言う。
    特に「禅」の考え方、呼吸法、立ち振る舞いなど…
    理解できる部分多々…

  • 購入して、今手元にはあります。1度本屋さんで見た時悩んだ…でも、やっぱり読んでみようと購入。伝統芸能を理解する一助にしたいです。

    パラッと読んだんです。ただ、何かと比較して読まないと、鵜呑みにしていいのかはわかりませんでした。

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