書店ガール (PHP文芸文庫)

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著者 : 碧野圭
  • PHP研究所 (2012年3月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569678153

書店ガール (PHP文芸文庫)の感想・レビュー・書評

  • すっごいおもしろかった。
    本を愛する気持ちと、気持ちが落ち込まない程度のちょうどいいリアリティある人間関係と。卑怯で意地悪で嫌な人も世の中にはいるけれど、がんばってそれぞれの毎日を一生懸命生きてる人たちがいる。共感や感心がいっぱいあって、けっこうじーんとした。

    私の大好きな本、吉本ばななのキッチン。理子には流行りものだし少女趣味だし相容れない、と思われていたけど、私にとっては子どもの頃から家の本棚にあったずっと昔から大切なもの。理子がつらかったとき癒してくれた、そばにいてくれた本がキッチンだったことが嬉しかった。
    理子も亜紀も、本の力を信じてる。本を愛している。それってすごいことだと思う。

  • 書店ガールシリーズ4まで一気に読んじゃいました。最初は、理子が固定概念に縛られすぎじゃないか?とか、亜紀がわがままなんじゃないか、なんて思いながら読んでいたけど、それぞれの個性が合わさって素敵な本屋を作ってるなと思うようになりました。

    とくに4のパンと就活、は自分自身にもしっくりくる言葉があってたくさんメモをとりました。
    『儲けるより大事なことがある、人の縁とか日々の充実感とか。仕事ってそういうものを犠牲にしてやるものではない』
    今、自分自身が就活中でもあって、分かってはいたけど、そうだなっと共感しました。
    5はこれからなので楽しみです。

  • ーーー
    吉祥寺にある書店のアラフォー副店長理子は、はねっ帰りの部下亜紀の扱いに手を焼いていた。協調性がなく、恋愛も自由奔放。仕事でも好き勝手な提案ばかり。仕事でも好き勝手な提案ばかり。一方の亜紀も、ダメ出しばかりする「頭の固い上司」の理子に猛反発。そんなある日、店にとんでもない危機が……。書店を舞台とした人間ドラマを軽妙に描くお仕事エンタテインメント。本好き、書店好き必読! 『ブックストア・ウォーズ』を改題。

  • 書店をはしごするのが好きだ。
    店によって品揃えはもちろん、同じ本でも並べ方が違うし、雰囲気もまったく違う。
    それぞれの店に特徴があって楽しい。
    大抵の場合、作家名をあいうえお順に並べている。
    読み方を間違えてまったく違うところに並べられていたりすると、何となく悲しくなる。
    勝手な思い込みだけれど、書店員はやはり本が好きな人にやってほしい。
    せめて、作家名くらい正しく読める人に・・・と思うのは客の勝手な言い分だろうか?
    本の並び方にもこだわりを持つ理子は、若い書店員たちからすると細かなことばかり注意するウザイ上司だ。
    本や店への愛情は人一倍あるのに、人相手となるとなかなか上手くコミュニケーションが取れない。
    女だということも影響している。
    女だてらに・・・こんな言葉は死語だと思っていたけれど・・・男の側からしたらやはり気に入らないことらしい。
    副店長として日々悩む毎日だ。
    突然の店長任命。そして閉店宣言。
    戸惑う理子だったが、周囲の反応はさらに激しいものだった。
    「閉店したくない!」
    売上をあげるために出来ることは何か?
    理子の熱い思いはやがて書店員たちをも巻き込んでいく。
    閉店を知ってからの展開が本当に面白い。
    なるほど!と感心する場面も、そうだったのか!と驚く場面も、どれもが読んでいて楽しかった。
    電子書籍が当たり前になり、中古書専門のチェーン店もどこにでもある。
    書店で新刊を購入する人たちが増えているようには思えない。
    だからこそ、書店員の努力が大切なのだと思う。
    購入する予定のなかった本をPOPにつられて買ってしまうこともある。
    期待通りの内容だと、何となく得をした気分になる。
    そんな幸せをくれる書店は、数多くの書店員たちによって支えられている。
    読み終わった後に書店に行きたくなる。
    そんな物語だった。

  • 読んだこと、ある・・・。しかも、感想も書いたと思う・・・。(昔のブログで)

    冒頭の亜紀ちゃんの結婚式のくだりは覚えてるけど、後半はウロ覚え。最後まで読了してへんわけではないと思うけど、あのころはバタバタしながら読んでたからなあ・・・。(;^ω^)

    さて、先日読んだ「菜の花食堂」が面白かったので、有名どころのこちらも読んでみることにしました。
    亜紀ちゃんと理子さんのドロドロな女の戦いは
    「うわー」
    ちゅう具合やけど、やめられなくてイッキ読み。

    結局、女子のドロドロよりも男子の嫉妬の方が醜いわっ! ・・・と、思ってしまったのは私が女子やからですやんね。

    亜紀ちゃんと理子さんはどこか似てるところがなくもないので、さっさと共同戦線をはればいいのに、なんかこう、間が悪い。
    当人たちにはさほど悪気がないのに、いいほうに転がらないのは、相性が悪いからかもしれへんな。
    非常事態にならんかったら関わることのないタイプなんやろうけど、それが敢えて関われたことで、化学反応がもっと起きればいいのに!


    ほんで、書店員な・・・。憧れるよな・・・。

    今思えば、就職活動は書店を第一希望にすればよかったか!
    イヤ当時はきっと求人すらなかった・・・。(氷河期)


    亜紀ちゃんと伸光もどうなんやろうね~! まあ伸光は高給取りのようなのでエエかもしれへんけど、仕事をどうするとか、子育てをどうするとか、そういうところはちゃんと煮詰めてから結婚するほうがよいと思います。
    (すごい余計なお世話)

    結婚するときはもりあがってるから、
    「今は意見がわかれてもいずれ分かり合える」
    とか思っちゃうけど、スタート時からズレてたら年々そのズレが大きくなると思うしね・・・(すごい真剣に語るね)。

    だって、あがちなお氏のサイン会についてだって、
    「なんで、亜紀ちゃんが伸光に謝る必要があるの!?」
    と、思ったし、
    「もういいよ、勝手にしろ」
    って捨て台詞を吐いて去って行く伸光とか、うわー・・・っちゅう具合。やっぱり男ってこんな感じか・・・。

    最終的には理子さんのとりなしで修復するみたいやけど、亜紀ちゃん、もっといい相手見つけなよ・・・。
    いや、そんなんいないのかな・・・。「もっといい相手」ちゅうのがすでにファンタジーなんかな。
    それこそ異世界あたりへ行って魔術師やら騎士やらを探すくらい、ファンタジーなんかもな。

    (何やの)

    亜紀ちゃんだって、三田さんとの別れのときは
    「めんっどくさいな、この子・・・」
    ちゅう具合やったので、やっぱりこれも相性なのかもな。



    私も「キッチン」は未読。読んでみようかな。
    読書もタイミングがあるもんね。
    そのときの自分をとりまく環境によって、同じ本でも受け取り方が変わってくる。そこが、いい。

    本を買うなんて贅沢は今の私にはできないから、図書館がとてもとても大事・・・。
    ほんま、有り難い存在やわあ、図書館。

    ちょうど私も日常で、
    「そんな、人としてどうかというようなことを言う人が、大手を振って過ごせるなんてどうかしてる!」
    と、何かを呪いたいくらいの気持ちになっていた。

    いつか必殺仕事人みたいな人に成敗してくれんと、気が済まんわ! くらい思ってたので、理子さんの境遇は
    「がんばってくれ! そしてバカを見返してくれ!!」
    と、心の底からエールを送ってしまった。(;^ω^)


    わかりやすい成敗はなかったけれど、理子さんご自身が自分の気持ちに区切りをつけられたのなら、それでよし。
    そういうもんよね。
    だから、他人を妬んで自分まで荒んでいくよりも、自分のやりたいことを精一杯やって、何かをつかむほうがよほど幸せになれる。

    ... 続きを読む

  • 女性を見下した人物ばかりでイライラしつつも、でもきっとどこにでもこういう人はいるんだよなと悲しい気持ちになった。
    けれど、一方で書店員を通して本の面白さに改めて気付けたし、実際の本の名前が出てくるので読んでみたくもなった。
    よしもとばななの「キッチン」は以前読んだことがあるので
    懐かしい気持ちになったしもう一度読んでみようという気になった。

  • 正直、書店員という仕事がこんなに魅力的な仕事だとは思わなかった。2人の書店員女性を軸に物語は展開されるが勿論男性が読んでも胸が熱くなる物語で書店や紙媒体の本の貴重さを再確認した。自分も本屋を回るのを日課にしてるが本屋が消えてしまうとしたら怖ろしいことだ。

  • アラフォー書店員と、自由奔放な書店員
    正反対な二人は、反目しながらも
    書店員としての仕事を誇りに思い働いている。

    大ピンチが訪れたから、仕方がないかなぁ
    と思いながら2人が改心するのが、さすがに
    早すぎるだろう。

    本を愛する者として、書店員さんの仕事の裏を
    知れたのは、良かった。
    一度でいいから、本屋さんで働いてみたいな。

    どんな仕事でも、自分の仕事に誇りを持つことが
    できたら労働だとしても、幸せな時間に思えかもしれない。

  • 書店員や編集者の仕事内容を知らなかったので興味深く読めた。仕事の話と女同志の心の機微も共感できて面白かった。

  • 若い書店員とそんな若くない書店員の女2人が主人公。2人とも性格が好きじゃなくて感情移入は全然できなかったけど、最終的にこいつらも本好きか、なら許そうって気持ちになった。本屋に行くのがちょっと楽しくなる。

  • ○○ガール、というのを最近よく見かけるけど、これもその一つ。

    紙の書店というのが好きだし、これからも通い続けるだろうし、なくなってほしくないものの一つだ。

    そう言えば昔、高校生くらいのときに、書店員さん、という職業にもちょっと憧れていたこともあった、と思い出した。

    図書館もそうだが、本は眺めていても飽きることがない。

  • 話の前半は展開がなくてスローテンポな印象。
    と思ったら後半、一気に状況が変わって驚いた!
    自分の仕事に、同じことを別の人がやったときとどうちがいを出すか、付加価値を付けるかってことを考えさせられるお話だった。

  • ドラマを見ていたので。図書館でまとめて発見したのでようやく。ストーリーの展開的には、ドラマと同じかな。仕事のため妥協せずぶつかり合う、理子と亜紀がアツイね。

  • すこしまえにドラマ化された作品だとか。
    原作は2007年発行とのこと。
    ヒロインの一人、理子は今なら五十代に入っている!ということになる。

    いがみあっていた二人のヒロインが、勤務する書店を守るために協力し、互いに理解しあうようになっていく。
    今どき「女のくせに」という意識丸出しの上司、妊娠したら仕事をやめれば?という、大手企業の旦那。
    こうした考え方との戦いが前面に出てくるのは、それこそ今どきなぜ?と思ってしまうが、それは今の自分が直面しないで済む、恵まれたポジションだから、なのかもしれない。
    10年たっても、相変わらず、なのかな?

    それはさておき、やはり楽しいのは、自分も大好きな書店の事情がいろいろ分かること。
    チェーン店の店長会議の様子とか、アルバイト、契約社員、正社員といった立場の違う人たちが混じり合う職場の雰囲気とか、売り場作りのこととか。
    すごく多面的に描かれているので、興味深い。

  • 評価は3.5に近いけど、読みやすく、わかりやすかった。最初の女同士のドロドロ感は予想外で面白かった。

  • 描写、展開が単純。
    あき突然心変わりしすぎ笑
    りこも感情的すぎる時と冷静な時の差が同じ人格の人とは思えない。
    作者は女をよくわかってないのでは?と思いました。

  • 本屋である意味があったのか

  • 最初読み始めたときに「あれ?」と思った。
    これって恋愛小説?いじめ物語だったの?
    人間のドロドロした感情や対人関係が冒頭からストーリーの半ばあたりまで続いたので、はっきり言ってうんざりした。
    都合の良い展開もページを捲る手を止まらせる。
    ようやく後半からエンジンがかかり出したように本にまつわる話が始まり出した。
    そこからは興味が湧いて読み進めていった。

    しかし総合的には、やたら長い前半のドロドロのおかげで気分が悪かったので「最初から最後まで全部面白い!」とは言えなかった。
    もっと違うプロットでも良かったはず。
    致命的なのは、登場人物に魅力がないと思ってしまったこと。やりすぎ。出来すぎ。嘘くさい。
    読後感は複雑な感じ。素直に面白かったとは言いたくない。

    続刊のレビューは結構良いみたいなのに。
    このスタートの1巻で失敗したのかな。
    もっと頑張れよ、作者!と思ってしまった。

  • 最初想像と違う!と人間関係に疲れる展開だったんですけど、本屋さんの醍醐味…みんな本が大好きっていうところがやっと感じられてからさくさく読めるようになりました。
    全員で協力してこその素敵な本屋さん。
    続き楽しみです。

  • いろいろありながらも一生懸命働く姿に、元気をもらえる小説だった。

    人は必死にならざるを得ない出来事によって、
    変化したり、分かり合えたり、成長したりするんだなぁ、と感じる。

    応援の気持ちで読んで、最後は嬉しい感動が残る、
    読後感がさわやかな本でした。

  • 面白い
    書店を舞台にしつつ、様々な現代の問題を盛り込んでいる
    書店・・最近ゆっくりいってないなぁ

  • 彼女たちの葛藤、奮闘ぶりに一気にひきこまれました。
    こんな本屋さんが近くにあればいいのにって思いました。

  • 女上司 vs 女性平社員。理子も亜紀も、それぞれに頑固でこだわり強くてなかなかのくせ者。仕事に対して一生懸命で感情の起伏が激しく、一途。対立していたけど、なんだ、似てるじゃんって思った。
    これはシリーズもので2016年6月現在5巻まで出ているそうなので、ぜひ順番に読んでいきたい。

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吉祥寺にある書店のアラフォー副店長理子は、はねっかえりの部下亜紀の扱いに手を焼いていた。協調性がなく、恋愛も自由奔放。仕事でも好き勝手な提案ばかり。一方の亜紀も、ダメ出しばかりする「頭の固い上司」の理子に猛反発。そんなある日、店にとんでもない危機が……。

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