「テンパらない」技術 (PHP文庫)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569678337

作品紹介・あらすじ

些細な事ですぐキレる、いつも焦っていて落ち着きがない…。そんな「心に余裕のない人=テンパっている人」が急増している。そこで、テンパらないための「生活習慣&人間関係術」から、それでもテンパってしまったときの「応急処置&反省法」まで、脳科学・精神医学・心理学の最新知識に基づき徹底アドバイス。これ1冊で、「イライラ・バタバタの毎日」が「ゆとりの毎日」に変わる。

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすい内容。
    目からウロコなことは特別書かれていないけど、「言われてみたらそうだなぁ」「なるほど」と思えることばかり。

    「応急処置」、「生活習慣」、「テンパらない人格をじっくり育てる法」、「コミュニケーション術」、「ポジティブ反省法」、
    どの章にも身につけていきたいこと、参考にしたいことが書かれている。
    何回も読んで体に染み込ませたい。
    まずは、「テンパりやすい状況リスト」でも作ってみようかな。

  • この本には、人はなぜテンパってしまうのか?テンパる事の危険性の紹介から始まり、テンパらないための「生活習慣や人間関係術」テンパってしまった時の「対象法や反省法」脳科学・医学的な観点からのテンパるメカニズムの解説といった、テンパることについて、一連の流れで紹介されています。この本の感想としてはそれらの解説が、どれも身近な例を交えて紹介されているため、非常にスムーズに読み進めることができることです。
    テンパるとい私自身も陥りやすいことであり非常に共感できる部分が多くありました。

    特に、印象に残っているのは、ある程度のテンパりは人に良い効果をもたらすということです。人間はある程度の負荷をかけた方がやる気スイッチが入ります。緊張感を持たせることで、集中力や周囲への観察力や注意力が高まり、作業の効率が上がります。さらには、作業が進むことにより、自己効力感が持てることで、自分の成長にも繋がるというのです。
    私自身も、部活動のテニスでは練習では十分な結果が出せなかったのですが、本番の試合では理想通りのプレーができて県大会出場を果たしたことがあります。本番という緊張が自分に良い影響をもたらしたのだということを、知ることができました。

  • <閲覧スタッフより>
    ちょっとしたことでキレたり落ち込んだりするあなたに、原因とその解決法を伝授してくれる本です。いやなことを経験し悩むことで人間性に幅が出てくるというものです。食事や睡眠の質などいろんな面から考えられており、とにかくハッピーな生活を送っていこうというメッセージが伝わってくる。



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    所在記号:文庫||498.3||ニシ
    資料番号:30047087
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  • 我がふりを直します。
    とにかく睡眠が大切。

    表紙がかわいい

  • 「テンパってる」上司には、近づかないのがいちばん。物理的な距離をなんとか取るようにする。

    そういう人は上司でなくお客さまと考えて、困ったものだが満足して帰ってもらうことを思えば接し方が変わってくる。

    やたら攻撃的、批判的なテンパってる上司にはキレて爆発するより「ああ、私のミスでした。さすが〇〇ですね」と笑顔でおべっかの一つも言えれば大したもの、徹底的な阿諛追従に走る方が、後で振り返ると結果的に良かったことになる場合が多いのではないか。

    万一キレてしまってもすぐに謝る。すぐ謝ることが出来る臨機応変さはしたたかな対応。キレてる自覚を瞬時に持つこと。

    脳のワーキングメモリに負担をかけるとテンパりやすくなる。ちまちましたことはこまめにメモを取りる、片付け、掃除をする。

    他人と分かり合えないことは普通、分かり合えることは極めて稀。

    人間の価値観は遺伝子で先天的に決まっているわけではなく、情報処理が積み重なり、脳の内部世界、いわゆる人格や価値観が形成されていく。

    生まれ育った環境が全く同じ双子でもない限りは、脳の情報処理システムはみんなバラバラ。

  • 2020/08/16

    テンパるについて描いた本
    テンパること自体は経験として価値があるけどキレたら何の為にもならないし、評価は下がるし、孤独になるしといいことなし、ってこと覚えておこう、、、寝て忘れるはあながち間違いじゃなかったので良かった。
    わりと、当たり前のことが書いてあるんだけど言語化するならテンパるとはとか、仕事に対する基本の姿勢はとかっていうのがかいてあるからわかりやすい本だとは思った。新たな収穫は少なかったかなぁ

  • とかく視野狭窄に陥りがちな自分を戒めるために読んでみた。

  • 繁忙期になると必ず悩むこと。

    「テンパらずに仕事をこなしたい」

    そんなモヤモヤを解決できればと思い、読んだ1冊。 

    頭では分かっている解決策が多く書かれていたが、分かりきったことだからこそ疎かにしていたことばかり。
    再確認として役に立った。

    特に最繁忙期に役に立ったのが、
    「口元を大きく動かしてゆっくりしゃべる」。
    忙しくなり、まさにテンパりだすと早口になっていたので、この方法を意識して実践したら気持ちに余裕ができていた。
    これだけでもかなりの収穫だ。

    あとは、メモの習慣、テンパリリストを作る、部下をテンパらせないように叱った後は笑顔で自由と責任を持たせる、バルサルバ法なども意識して実践していきたい。

  • 落ち着いて事にあたる。そう願っていてもテンパるタイミングは必ず発生してしまうのでその時に気をつける考え方がまとまっている。

  • vol.168テンパらない技術。心の余裕を保つ科学的メソッド!?
    http://www.shirayu.com/letter/2012/000338.html

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著者プロフィール

西多 昌規(にしだ・まさき)
精神科医・医学博士。早稲田大学スポーツ科学学術院・准教授。東京医科歯科大学医学部卒業。国立精神・神経医療研究センター病院、ハーバード大学医学部研究員、スタンフォード大学医学部客員講師などを経て現職。日本精神神経学会専門医、睡眠医療認定医など資格多数。専門は臨床精神医学全般と睡眠医学、身体運動とメンタルヘルス。著書に『「器が小さい人」をやめる50の行動』(草思社文庫)、『「テンパらない」技術』(PHP文庫)、『休む技術』(だいわ文庫)、ほか多数。

「2018年 『文庫 自分の「異常性」に気づかない人たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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