- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569679198
感想・レビュー・書評
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おわりに、に書かれている筆者の言葉が全てかなと思います。
「往々にして、物事の本質は難解な言葉で表現されます」「何しろ哲学者たちは、他人にわかってもらおうと思って書いていませんから」
哲学系のものが難解に感じるのは、つまり自身の教養レベルの問題なのだろうな、と。だからこそ、さらに興味がわいたのも事実です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
名著辞典というだけあって48冊を紹介。作者の略歴から、難解な思想まで図説をもちいて解説してくれてます。201411
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これとは違う本と間違えて購入してしまったが…まぁ、読んでみた。私に教養がないのか、とっきにくいやつは、本当に理解の範疇を逸脱して判りにくかった。でも、頭に入るのもちらほらとあるので教養になりました。かみ砕くことで意味が大きく変質してしまう哲学を良くまとめたなという感じ(適当)
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哲学は難しいと言われるし、実際そう思います。これまで何度行間のみっちり詰まったハードカバーを買って挫折したことか。それで解説書的な本を読むと見事に要約されていて、自分の読解力の無さに落ち込むことも何度もありました。
ですが、それはしょうがない事なのです。
哲学書とは、哲学という学問の最先端を走る人が書いた論文なのです。これが、例えば数学や物理だったりすると門外漢の人が数学の論文を読もうなんて思わないだろうし、そもそも売ってませんし。
言葉という普段当たり前に使っていて普通に理解している記号で、理解できそうにない事が書かれているから難しいという反応になるのだと思います。
そんな風に言い訳して上辺だけをサラッと知って自尊心を満たすのです。 -
有名な哲学者たちの代表作が各4ページ程度でまとめられている。教科書よりちょっと詳しく知りたいという位の人にはオススメ。ただ、かなり平易な表現で書かれてはいるものの、そもそもの内容が難しいものなので、詳しく知りたい場合には各本の解説書などを読むしかないと思われる。あと個人的な感想としては高校時代の倫理の教科書の方が分かりやすかった。
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哲学の名著を50冊ほど取り上げ、1冊につき6ページでまとめている。もともと倫理を専攻していたため、取り上げられた書籍のタイトルや人物名を知っているものが多かった。反面内容まで知っているものは多くないので、ざっくりと各書籍の内容を把握するにはよい。ただ、個人的にこういうまとめ本の類は各節毎に繋がりがなく、集中力を持続させて読むことができず、あまり頭に入ってこなかった。興味をもった本については原作を読んでみようかなと思う。