捨てる力 (PHP文庫)

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著者 : 羽生善治
  • PHP研究所 (2013年2月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569679532

捨てる力 (PHP文庫)の感想・レビュー・書評

  • 読書録「捨てる力」4

    著者 羽生善治
    出版 PHP文庫

    p85より引用
    “山ほどある情報から
     自分に必要な情報を得るには
     ”選ぶ”より“いかに捨てるか”のほうが
     重要である”

    目次から抜粋引用
    “棋士の日常
     継続するために必要なプロセス
     どんなデータを捨てて何を選択するのか?
     挑戦を恐れない
     勝負の流れに乗る”

     若い頃から将棋界のトップに居続ける著者
    による、物の考え方や行動に関する発言等を
    集めた一冊。過去に他社から刊行された「羽
    生善治の思考」改題・再編集版。
     日々の行動についてから将棋に対する姿勢
    まで、簡潔な言葉で語られています。

     上記の引用は、題名に通じる、情報の取捨
    選択についての一文。
    自分にとって必要なものや情報は、本当はそ
    れ程多くないのかもしれませんね。手に入れ
    ようと思えば、いくらでも情報に触れること
    が出来る時代ですが、その分自分の時間は減
    る一方になってしまっては、もったいないの
    ではないかと思います。
     将棋に関しては最近、コンピュータとの対
    局などが話題になることも多くなってきてい
    ます。普段将棋に興味のない私でも、著者が
    電王戦に参戦されるかどうか、気になるとこ
    ろです。
     
    ーーーーー

  • タイトルだけ見て,一つの決断をする上でどうやって他の選択肢を振り払うかというところについて掘り下げている内容なのかなと思い,深く考えずに入手したが,実際の内容はもっと広く浅くで,著者の思考ルーチンやものごと(当然将棋が中心だが)に対する姿勢についての「語録集」といったところであった(そもそもが「羽生善治の思考」という本の再編とのこと).
    私はそれまで著者の考えについて知るところはほとんど無かったが,これを読んだ限り,彼はとにかく「自身が将棋が好きだ」というところに疑いを挟む余地がなく,それが苦難を厭わず続ける原動力になり,そのまま強さに繋がっているという印象を受けた.
    ここで説いているところとしては,攻撃は最大の防御という一言に集約できそうであり,とにかく積極的に打って出ることを模索し考え続けよ,というのは,著者が本書でも自称している「主導権を取りに行くタイプ」の棋風とよく符合している.その上で,難局を打開するためには,揺るがない自信を持てるところについてはそれを変えずに貫く勇気を,一方で特に未知の局面なり,勝ちが続いて妙な安心感に安住してきているような状況なりでは,今まで得てきているものを一度脇へどけてものを捉える勇気を,それぞれ持つ必要があると,そのように私には読めた.

  • 2013年2月19日初刊。
    羽生さんのこれまでのコメント等を集めた内容。
    一言一言なのでかなり読みやすい。
    それぞれはシンプルでどれも大切な言葉なのだけど、もう少しコメントの前後も含めて読みたかった。

  • 攻め方、守り方の勉強になった。

  • 私にはまだまだ捨てる力が足りない。欲張りすぎると、大事なものを拾いきれない

  • 一区切りずつが短くて、いまいち羽生さんの思考がつかめなかった。
    捨てる力についても、あんまり触れてなかった印象。

  • 内容はともかくとして、これを羽生善治著として出すのはどうなのかなと思った

  • 捨てるためにより実践している人の考えを得ようと買った本。物語性はなくエッセンスが詰められた本だった。
    肝心の捨てる部分についてもう少しボリュームがあると嬉しかったが、地道な努力と振り返り、棋士ならではの話が出てくる。

  • 7タイトルを獲得した将士の動きについて学ぶ。

  • 著者が過去に自身の本などで触れた内容について、改めて解説、考察をした内容。個人的には後半にいくにつれて、著者の生きる世界や極めるとはどれだけ果てしない道のりであるかを感じた一冊

  • 再読です。史上初の七冠独占を25歳で成し遂げた羽生さんの、思考法。
    40歳を迎え、「変化」を求める攻めの姿勢と状況にあわせた思考の厚みをますことを、これまで以上に充実させ進化していきたいと述べる羽生さんの哲学が詰まったこの1冊は、何度読んでも心に響きます。

    一流と言われる人は例外なく、それぞれが自分の哲学を持っていて、単純に「才能があるから」という一言で終われるものでなく、攻める姿勢や継続する忍耐力、不調のときとの向き合い方などを兼ね備えていて、その強さに痺れるとともに自分を省みるばかりです。

    ついつい守りに入ったり、楽な方に流されてしまうけど、プロとして生きる人の己への厳しさや対象への愛情に触れると、本当に背筋が伸びる想いです。

    中でも印象に残っているが、羽生さんが好きだという『運命は勇者に微笑む』という言葉。そして、その根っこにある自分で決めたことを思い切ってやるという決断。

    そしてタイトルにある「捨てる力」について。
    膨大な情報にアクセスできる今、年齢を重ねて知識や経験が増えていきます。そうすると、選択肢や判断材料が多くて決められないということがでてきてしまう。
    失敗や挫折の経験からくる恐れが直感を鈍らせる可能性もある。
    だからこそ、捨てる力が大事になってくるし、「知識」として得た情報を積み重ねて「知恵」に変えていくために自分で考えることが大切。

    勝敗ももちろん大事だし、負けると悔しいというけれど、羽生さんの視線はいつももっと遠くの「美しい棋譜を残したい」という理想や、夢中になるほど大好きという想いがプロたる所以に感じます。
    挑戦することを辞めたらきっと、残りの人生は余生ですよね。何かを極めるというプロフェッショナルな姿勢がとにかくかっこよくて。ガツガツしていない熱い魂に触れられる1冊でした。

  • 格言が多く書かれており、読みやすく自己啓発ができる。

  • 簡単に手に入ったものはすぐに消えてゆく 知恵を積み重ねていく過程で”知恵”に変える必要がある 知恵とは、ひとつの場面で正確な判断を下すこと、そして解決するためのツボを見出すことです ”真似”から”理解”へのステップは想像力を培う基礎力になる 仕事の醍醐味とは情熱を持続すること、結果ではなく内容からおもしろさを発見すること、誇りと責任を持つこと 子どもの場合、何か形のあるものを与えられると、それをきっかけにもっと一生懸命に打ち込むようになります 「真似」から「理解」へというステップは、想像力を培う基礎力になる

  • ・自分の決断は貫きとおす
    ・守るためには、攻めないといけない

  • 捨てる力についてというより棋士としての生き方の方が多く書かれていた。
    それでもためになる言葉は多い!

  • じっっっくりと噛みしめるようにして、時間をかけて読んだ。
    第三章の「挑戦を恐れない」から胸に響き、第四章の「勝負の流れに乗る」で泣きそうになり、五章「好きなことを究める」&六章「棋士の思考法」で考え方を学んだ。
    内容がこれまでの出版物から引用したものなので、全文を読んで前後の文脈を理解したうえでまた読み返したい。

  • 常に変化を求める姿勢は大事
    当たり前の努力の判断基準
    強さはツキをこえる

  • 年齢も近く、昨年書かれた本なので、親近感が湧く。羽生善治氏の考え方には反論するところがない。なので読んでいて非常に心地良い。ずっと読んでいたい気もするが、3部作を読んで、取り敢えず羽生さんの著書からは一旦離れるとしよう。

  • 基礎的なことができていれば、方向を間違った時や誤った時に修正がききやすい。
    勝った負けただけで判断すると、非常に広がりのない世界になってしまう。
    洗練されるとはどういうことか。それは無駄をなくすこと。
    3割の敗戦のなかに、色々なヒントや、自分のすすむべき方向が隠れている。
    年齢を重ねると知らないうちにブレーキを踏んでることが多いので、意識してアクセルを強く踏みこむことをしなければ、なりません。
    守りたければ攻めなければならない。

  • 将棋界の最前線を走り続ける人の考え方が分かる。キーワードは「変化」かな。

  •  羽生さんは、頭のいい人だと思っていたが、それだけでなく直感がすぐれていて、決断力がある人だとこの本で知った。将棋は、沢山の手の中から、非常に短い制限時間内に最適な一手をささなければならない。
     この本に書かれていることは、我々が日頃制限時間の中で仕事をさばいていくことに関して、参考になりそうな気がしている。

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