新しい株式投資論: 「合理的へそ曲がり」のすすめ (PHP新書 488)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569692081

作品紹介・あらすじ

最近の実証研究によれば、プロのファンドマネジャーによる運用実績の平均は、株式市場の平均より劣るという。知識も情報も豊富なプロが、素人に勝てない株式投資とは何なのか?「株は情報の勝負ではない」「頭脳の勝負ではない」「金持ちが勝つゲームではない」「努力しても上達しない」-必要なのはセンスだけなのだ。先駆的なファイナンス研究によって完全に書き替えられた新しい株式市場像を紹介。"株式市場で勝つ"という視点から、株式投資という"ゲーム"の仕組みと戦略を徹底的に考える。

感想・レビュー・書評

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  • 自分にはかなり難しかった…。
    投資における間違いを多々指摘してくれている。
    結論的には、バリュー株を買え、ということか?
    他、大事そうなのは分散投資?
    とりあえずPERについては勉強しようと思った。

  • 2024年に著者は亡くなられております。この年にNISAの永久化が施行されましたが、株式投資を行うにあたっての基本的な知識が入っており、十分に利用できる内容になっております。

  • プロのファンドマネージャーの運用実績が、株式市場の平均的なリターンより劣るという衝撃的な内容。努力しても上達しない、必要なのはセンスと 微妙な内容。

  • 中盤が結構難しい。でも説明はわかりやすかった。大して多くのいい方法はことは学べなかった感じだけど、悪い方法がたくさんあるのはよくわかった。

  • 【メモ】104Pの内容を元に、自分投信作ってます。

  • 株式についての心得を学ぶことが出来た。
    今後も、しっかりと勉強していきたい。

  • いつ、何を思って買ったのかよく覚えていないが、なぜか持っていたので読んだ。副題が 「合理的へそ曲がり」のすすめ というだけあって、さまざまなものに難癖をつけている。なかでも私が強烈に受け入れられなかったのは、テクニカル分析を完全に無駄なこととこき下ろしていること。私はテクニカル原理主義者なので、このような論の展開はなかなか受け入れづらい。しかし、そういう「逆からの視点」は受け入れがたいからこそ、有益なものであるともいえる。本書は、そういった「逆の視点」から考えてみよう、という意味でよい気づきのある本だと思う。「合理的へそ曲がり」ってそういうことをいっているのかなあ。

  • 相変わらずの辛口で新しい価値観を与えてくれます。
    その辛口を受け入れられる人は著者のファンになれるでしょうし
    相容れない人には読む価値のない駄作と感じてしまうかも知れません。
    そして感じ取り方が前者の自分なので満足の一冊です。
    内容はどこのページから読み始めても興味深い結論に至って面白いです。
    暇な時間があったときに手元にこれがあったら案外、有意義な暇つぶしになるでしょう。
    内容には触れませんが「株式投資に向いた性格」「平均の得」「努力しても上達しない」はかなりツボに来た部分です。

  • [ 内容 ]
    最近の実証研究によれば、プロのファンドマネジャーによる運用実績の平均は、株式市場の平均より劣るという。
    知識も情報も豊富なプロが、素人に勝てない株式投資とは何なのか?
    「株は情報の勝負ではない」「頭脳の勝負ではない」「金持ちが勝つゲームではない」「努力しても上達しない」-必要なのはセンスだけなのだ。
    先駆的なファイナンス研究によって完全に書き替えられた新しい株式市場像を紹介。
    “株式市場で勝つ”という視点から、株式投資という“ゲーム”の仕組みと戦略を徹底的に考える。

    [ 目次 ]
    第1章 ゲームとしての株式投資入門(ゲームとしての株式投資 株式投資はギャンブルである ほか)
    第2章 株式投資の本当の常識(目標株価の設定は必要ない 「分散投資は効率が悪い」のか ほか)
    第3章 ツールとしての投資理論の研究(「成長株理論」 「配当割引モデル」(DDM) ほか)
    第4章 ゲームとしての株式投資再論(プロの知識と情報が活きない理由 平均の得 ほか)

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    [ 参考となる書評 ]

  • 平成23年3月2日読了。

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著者プロフィール

経済評論家、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業、三菱商事入社。その後、野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、UFJ総合研究所など12回の転職を経て現職。雑誌、ウェブサイトの連載やテレビ出演多数。『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』(文響社刊・共著)、『マンガでわかる シンプルで正しいお金の増やし方』(講談社刊・共著)など著書多数。


「2022年 『マンガでわかる 世界でただひとつの株式投資入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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