- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569692142
感想・レビュー・書評
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社長のための問題解決マニュアルではあるが、内容は人生そのものの生き方に通じる。夢をもって、それを実現することを決意して生きていくことの意義や重要性が腹に染みる。
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精神論の後に、具体的なアドバイスがあるのがよい。
でもまだまだ自分は、他人事のように読んでいるなぁと思った。 -
【読書メモ】
●自分の思い込みに気づくヒント
・努力したつもりになっていたのではないか
・もっとできることがあるのに、やっていなかったのではないか
・他人のことよりも、自分のことばかりを優先してきたのではないか
・やり方にこだわってばかりいて、相手のことを考えていなかったのではないか
・1年以内のことばかり考えて、10年後のことは考えていなかったのではないか
・間違った思い込みをしているのではないか
それでも、自分ではなかなか気が付かないこともあります。そのようなときは他人に聞いてみましょう。その中でも、特に的確なアドバイスをしてくれるのが、お客様と家族です。
●どんな提案でも、必ず通る方法
・100回提案すること
・毎回内容のレベルアップを図ること
・相手から指摘されたこと、言われたこと以上のことを必ずやること
・日常の仕事の中であきらめない姿勢、前向きに取り組む姿勢をみせておくこと
・周りの人の仕事を支援しておくこと
●会いたい人には、必ず合うことができます。求めていることは、必ず見つけ出すことができます。それまであきらめなければいいのですから。偶然は、あきらめない人を待っています。
●あきらめないかぎり、本当の失敗ではありません。本当の失敗とは、自分があきらめたときだけなのですから。
●すべての失敗とは手法の失敗に過ぎません。手法の失敗は、そこから必ず学ぶものがあるので、次の挑戦の糧になります。
●事業に迷いが生じたら、夢を基準に判断すればいいのです。さらにこのことは、すべての社員の、すべての仕事に当てはめられます。そして、社員一人ひとりがこの基準を共有することで、全員のレベルが高まり、お互いの行動でお互いが学びあえるものとなり、相互に支援しあうことも可能になります。
●自分がわくわくする夢を持つためには、どうすればいいのでしょうか。そのためには、以下の3つの条件があります。
・夢と自分にかかわりがあること
→その事業に取り組む自分なりの理由をはっきりさせることで本気で取り組める。
・明確な夢を持つこと
→夢を明確にするためには、毎日思いついたことを紙に書き出す。ある程度まとめってきたら、どんどん人に見せて意見をもらう。
・社会に貢献する夢を持つこと
→社会的な意義がある夢ほど、実現の可能性も高くなる
●聞き方のポイントは、相手の話を聞くときは、相手に関心を持って真剣に聞くことです。話の無いように関心があるかないかよりも、まず相手に関心を持つのです。
●厳しい状況とは、すべてを根本から見直すことができる最高のチャンス
●自信とは本気になること。絶対に実現すると決めて、どんな困難があってもそれを乗り越えていくこと。過信とは間違った思い込み。始める前からできることと勘違いして、しっかりとした準備もせずに中途半端に取り組むこと
●「部下がわがままなのは、その部下を受け入れる人がまわりにいなかったからだ。まわりが愛情をもって接してこなかったからだ。人は受け入れられることによって、自分の存在を認識できる。受け入れられないときは、自分の存在を主張するしかなくなる。また、その部下が尊敬できるような人物がまわりにいなかったのだ。彼にできないことを、さも当たり前のようにやってしまう人物が。人は尊敬できない人の話など、真剣に聞こうとしない。だからリーダーは、すべての部下を受け入れ、そして彼らの見本となって尊敬される人間になる努力をすればいいだけだ」
●常に前向きで、考える視点が長期的、全体的、根本的で、必ずやり遂げる信念と行動力を持ち、その上で仕事や人生を楽しんでいる。実績や能力だけではなく、生き方すべてが尊敬されてこそ、本当に影響を与えられるリーダーになれる。
●自立型人材(いかなる問題や困難に対しても、自らの限りなき能力と可能性を最大限に発揮することで、夢や目的を達成することができる人材)
・何事もプラス受信できる人
・他人に期待せず、自分に期待できる人
・自分に負けず、高いモチベーションを維持できる人
・他人のせいにせず、自分自身に原因を見出せる人
・本物・一流を目指して、常に成長しつづける人
・他人に貢献できる人
自立型人材の育成法をメンタリングといいます。
・見本になること。自分がまず自立型人材になること
・信頼すること。まずこちらから先に相手を信頼する。
・支援すること。相手のレベルに合わせて成功体験を積ませるサポートを続けること
●信頼関係ができるかどうかは、あくまで相手の問題ではなく、こちらが相手をどこまで受け入れようとするかという決意の問題
●価値は、大きく4つに分けて考えることができます。
・商品そのものの品質やデザインなどの商品価値
・「まさかここまで」とお客様にいわせるだけの想像を超えたサービス価値
・この人は信用できる、この会社なら任せられる、といった信頼価値
・この会社のビジョンとポリシーに共感してファンとなってもらう共感価値
●自己主張が強い人ほど、他人に受け入れてもらいたいと思っているものです。受け入れてもらうために主張し、そして主張するほど受け入れてもらえなくなり、だから主張する、という悪循環に陥っているのかもしれません。
●まずは相手を認め、受け入れる気持ちを持って、とことん相手の話を聞いてみましょう。そしていつも同じ言葉を伝えてください。その言葉とは、「ありがとうございます」という感謝の言葉です。いつも感謝の言葉とともに接するようにします。毎日必ず、感謝することだけは忘れないようにしてください。気がつくと、なごやかに会話することができるようになっているはずです。
●決意について
・決意とは、できるまでやるとあらかじめ決めること
・決意は、どのような立場、状況からでもできる
・決意は、現在の自分の状況をすべて受け入れることからはじまる
・決意ができたときが、絶好のタイミングである
・決意は、習慣を嫌い、常識を超える
・決意は、問題を欲し、中傷をアドバイスに変える
・決意は、迷いと不安を消し去る
・決意は、強い自発性をもたらす
・決意は、他人を同じ行動に駆り立てる
・決意は、毎日確認するものである
・決意をした人は、行動に無理が無くなり、自分らしく自然体である
●降りかかる困難の大きさは、その人の人間の大きさである
●万策尽きたとき、あきらめないという名案がある -
「借入したいけど保証人がいない」「サラ金にする断られた」「元請会社から6ヵ月後に取引を中止するといわれた」…。こんな経営者のこまった質問に、具体的かつ的確に答えます。「資金」「売上」「新規事業」「人材育成」「地域」「後継者」「経営」に関する77の「もうダメだ」の危機的状況を、「その手があった!」に即変換!「あきらめないかぎり、成功しかない」と確信できる事業経営の教科書。(Amazon.co.jp)
とてもモチベーションアップをさせてもらった。著者はとてもアツく経営者として素晴らしい方なんだろうなと実感した。表題の問題解決するためのHow To本というより、事業をやることの意義や経営者としての創意工夫などをたくさん教えていただいた感じがする。大げさに取られるかもしれないが、感動した。(笑)
経営者は、ついつい目先の売上や利益に囚われて会社としての夢を放置しがちになる。なぜなら売上が上がれば、社員たちも幸せになるだろうということになるから。しかし、仕事をしていく上で一番大切なのは社長・社員が夢をもってワクワク感の中で自発的に仕事を行うことなのだ。そうすることで初めて、充実感・売上目標達成といった偉業を成し遂げることができるのだと思う。
私もイヤな仕事はしたくない。どうせやるならやりたいことを仕事にして、社会貢献や自分の成長に尽力したい。経営者になろうかと思う方は、ぜひ読んだらいいと思う。事業の無限の可能性を改めて教えてもらうことができるだろう。最後にココロに残った一文を備忘メモしておこう。
「万策尽きたとき、あきらめないという名案がある」 -
困ったときにこれを読めば、解決できそうに思う。物事の考え方が、プラス思考に変わる!!
「降りかかる困難の大きさは、その人の人間の大きさである」
なるほど。 -
一般論とは違い、今まで筆者の経験・実務に立脚した問題解決策のため大変、参考になりました。こういう手だてもあるのかと感心させられること多いです
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文章全体に渡って、精神論の部分が多くを占めているように思う。あまり実践的ではないだろう…。何か行き詰った際に、自分を元気付ける道具として読み返してみようと思う。