かくれオタク9割

著者 :
  • PHP研究所
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569693095

感想・レビュー・書評

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  • もはや人は見た目では判断できない。
    そう思われても現代でも隠れオタクは存在する。
    みんな好きなことに人生を注ぎたいのだ。人間関係も。
    当時残す重要なレポートであり、今にも通ずる。

  • 自分が隠れオタクです。
    まさに書かれているそのまんまの行動をしているだけに間違ってはいないと思う反面、表面「キレイ」な女子に特化しすぎ。
    ここまで書くならその表面のキレイさの裏も欲しい。

    例えが偏りすぎ、また、何回も出しすぎ。
    同じ説明がぐるぐると回っている感も否めませんでした。
    期待して読んでしまっただけにちょっと残念でした。

  • 2008年の著。
    「オタク」というキーワードは「自分の好きな物を好きと選択した人々」と捉えていると感じた。
    いわゆる一般的な「オタク」とはイメージが異なる。

    印象的だったのは「辛口のカレーが好きな女性に特徴がないように、二次元のキャラクターが好きな女性にも特徴はないですよ。嗜好の問題なので」

    これはなかなか鋭い。
    オタクとして何を大切にしているかは違うが(嗜好の違い、カレーが好きか?チョコが好きか?)自分の欲しいものは欲しい!
    と消費行動に繋がる。
    一見して、カレーが好きなのかチョコが好きなのかはわからない。
    しかし、「これが好きな人に消費してもらうにはどうしたら良いか?」
    という対策を取ることができる。
    この消費行動を先読みすることが「オタク業界」で必要不可欠だろう。

    最近の出来事では、限定販売のアニメグッズが10分もせずに完売した事件。
    一箇所での並び列を作っての販売方法には疑問を抱く。
    需要があるうちに、より多く消費してもらうにはもっと他に方法があるのでは?



    オタクであることは、自分の一面に過ぎない。
    しかし、その一面を大切にして自身のアイデンティティをどう確立し、どうプロデュースするのか?

    オタクをプロデュースする、という考えはぜひ参考にしたい。

  • 「女性は嗜好によって繋がっている」というのは納得!
    オタクについてというよりは現代の女性の生き方についての考察といった感じです。
    「出産オタク」にはびっくり。

  • 最近女友達と話して手、二人とも「好きなタイプはなにかに”オタク”な人!」だと判明したとこ。自分自身、かくれてないジャニヲタ。
    オタクと経済の関係とかは、4年前だから新鮮味に欠ける。

  • 1970年代生まれ。本書の主人公、団塊ジュニア世代である。むろん自分は「かくれオタク9割」に属する自負を持って本書を手に取ったのであるが、読んでみるとそうでもないのかも?ともおもわれた。
    いずれにせよ、「嗜好」に逃げすぎる行為は、少なからず危険性をはらんでいるとおもうのだけれども。

  • 衝撃作

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著者プロフィール

ノンフィクションライター。会社員や専門学校講師などを経て、2005年からライターとして活動を開始。『AERA』『婦人公論』『文藝春秋』などの総合誌でルポルタージュ記事を書き、現在は『文春オンライン』などで教育やジェンダーなどの記事を執筆している。『女子校力』(PHP新書)、『ママの世界はいつも戦争』(ベスト新書)など著書多数。

「2022年 『中学受験 やってはいけない塾選び』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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