「太陽の哲学」を求めて

  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569702643

感想・レビュー・書評

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  • 今、太陽の船を引き揚げてる吉村先生と
    いろんな歴史の問題提起で、既成概念から解放し、
    新しい視点を提供してくれる梅原先生の共著です。
    日本史との接点の言及を超期待しています。

  • エジプトの太陽信仰と日本の太陽信仰の類似性。

  • 二律背反したものを両方活かしながら彼らは生活していた。人間と自然の共存の基本的な姿勢が昼と夜であり、絶対時間と相対時間、月と太陽であるという考え方。

    エジブトは女性中心社会。王になるにも女王と結婚しなければならない。

    ギリシャ人もトレートス(人間は死すべきもの)という考えが基本だった。プラトンはそれでは満足できず、どこか不死のものを求めている。

    イスラエルは農耕民族ではない。そこでこの太陽信仰は農耕民族のもので、それを忘れたことが原因だったのではないか、と。
    キリスト教も元々はエジプト文明の死と復活の思想を学んで来たのに、太陽崇拝の思想、自然崇拝の思想、循環の思想、を忘れて終末論を作った。

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著者プロフィール

哲学者。『隠された十字架』『水底の歌』で、それぞれ毎日出版文化賞、大佛次郎賞を受賞。縄文時代から近代までを視野に収め、文学・歴史・宗教等を包括して日本文化の深層を解明する〈梅原日本学〉を確立の後、能を研究。

「2016年 『世阿弥を学び、世阿弥に学ぶ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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