人物で読み解く「日本陸海軍」失敗の本質 (PHP文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (433ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569761183

作品紹介・あらすじ

石原莞爾、宇垣一成、大西瀧治郎……。本当は“近代未満”だった日本陸海軍のキーパーソンたちから、戦前日本の興亡と失敗の本質を探る。

感想・レビュー・書評

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    太平洋戦争の失敗

  • やや難しい

  • 陸軍中心に記述。石原完爾論に相当の頁を費やしている。
    石原完爾と言えば、言わずと知れた満州事変の計画立案・実行者。背景には日蓮宗思想からの日米決戦論があると論じる。
    石原が失脚しなければ、日米戦はあの時点ではあり得なかっただろう。満州にアジア人の知恵を結集して、対米戦に備える。八紘一宇により、満州で五族協和を実現することが必須で、それを遂行できるのは日本のみで、そのための場所は満州をおいて外にあり得なかった。
    そういう脈絡からは、長城以南の漢人の土地に、幾ら挑発されたからと言って手を出すのは間違いであり、その点から河本大作の所行は非難されるべきと思うが、その辺がちょっと調子外れだった。

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著者プロフィール

昭和35年、長野市生まれ。陸上自衛隊に2年勤務したのち、神奈川大学英語英文科卒、東京工業大学博士前期課程(社会工学専攻)修了を経て、作家・評論家に。既著に『米中「AI大戦」』(並木書房)、『アメリカ大統領戦記』(2冊、草思社)、『「日本陸海軍」失敗の本質』『新訳 孫子』(PHP文庫)、『封鎖戦――中国を機雷で隔離せよ!』『尖閣諸島を自衛隊はどう防衛するか』『亡びゆく中国の最期の悪あがきから日本をどう守るか』(徳間書店)などがある。北海道函館市に居住。

「2022年 『ウクライナの戦訓 台湾有事なら全滅するしかない中国人民解放軍』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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