- Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569762029
作品紹介・あらすじ
何者かに騙されない、本物の教養を身につけるための読書案内。世の中の出来事を、自分の頭で読み解くコツを、当代随一の読書家が伝授。
感想・レビュー・書評
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佐藤優さんが“損をさせない本”をまとめた1冊。
いまの“世界”を読み解くための57のテーマ、
そして、1つのテーマごとに2冊の本を紹介しています。
“優れたインテリジェンスオフィサーは例外なく本好き”
必要な情報を吸収し、教養として昇華していくためには、
そんなヒントがちりばめられているように、思います。
個人的に「教養とは価値観の多様性を認識すること」と考えています。
そんなことをあらためて感じさせてくれました。
直近では「イスラム教」についての本が読みたいな、なんて風にも。
なんにせよ、全部で114冊の本が紹介されているという、
なんとも危険な1冊で、読みたい本が順調に増えてしまいました。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最後の読み方がかなり参考になる。円錐形に掘り下げていく読書。とりあえず今は乱読したい。
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本当の教養を身につけるために読むべき本をテーマ別に紹介した、読書案内の本。
読書は基本知識を身につけるのに一番適した方法です。何を読むべきかで悩むことがあれば、本書のような読書案内の本を読むのが良いでしょう。 -
週刊プレイボーイに2008年10月〜2010年3月まで連載され、2011年に単行本化された際、加筆訂正した…連載中の“政権交代”前後に、閉塞状況を打破する政治方針転換を期待した記述はそのまま残っている、本書2014年の文庫化では前後に「特別講義」が入って〈読書ガイド〉としてさらに有益になった。
前編では信頼できる「本読み」として、松岡正剛、斎藤美奈子、鹿島茂、立花隆、佐高信が挙げられている/「本は買って汚しながら読まないと身につかない」
後編では「ネットばかり見ているとバカになる」 「(経験則で)1日の読書時間が60分未満だと意味がない」
56テーマに、“教養とは何より多視点から理解すること”との前提で2冊ずつ挙げられ、うち1冊はヤングがとうてい視野に入れてないと思われる本だったりする。
民主主義の基本は世論形成の「新聞」と「喫茶店」と言われてきた。が、大新聞の影響力は読売ジャイアンツの大衆的認知度並に減退しつつある。さて、すでにあったヤング男性向け週刊誌「平凡パンチ」に追いつき打ちのめした集英社の『週刊プレイボーイ』は、18歳以上投票民ヤングの政治意識への影響力はどうだろうか。
民主主義の良いところは、「失敗できる」こと。失敗して「あんな政治家を選んだ我々のせい」と反省できれば、(太平洋戦争後の東久邇内閣に失望して戦後日本で皇族の政治発言が封じられたように)、教訓を得ることもできるだろう。 -
ホストは両者の関係が逆とホスト→惚れた女と惚れさせた男に移ったとたんホスト側の方が強きになる、いわゆる惚れた弱みにつけ込まれる。
ビール、日本のビールはラガービールが、99%、喉越し重視。エールビールは匂いと味。
詐欺師はマズローの5つの欲求をうまく利用して詐欺を行う。 -
いくつか気になる本が見つけられた。ただ、ちょっと前の本なので国際情勢とかの情報もちょっと前。最近のやつを読むべきだったかも
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これ読むより同著者の『読書の技法』のほうが良い。
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いわゆる博識。よく物事を知り、考え、自身の意見を持ってる著者だと分かる。京都、学歴ロンダ、就活、戦争、政治、アメリカ、ロシア、国際情勢、資本主義、民主主義など、多彩な話題を取り扱っている。
生産者と消費者の本の読み方が違うらしい、本質的に突き詰めることの大事さが説かれている。 -
"テーマを定めて読書をする。一つのテーマに最低でも2冊の本を読んでみる。
最初のハードルは低く設定しておく。
この本に紹介されているテーマ別の2冊の本は、厳選されたものだ。著者の佐藤さんはその倍以上の書籍を読んだ上で2冊に絞って紹介してくれている。こんなありがたいものはない。厳選された書籍を紹介されているのだ。
よい、ブックガイドの一つである。"