- Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569764245
作品紹介・あらすじ
2015年秋から放送される朝の連続ドラマの主人公のモデルとなり、「明治の女傑」と称された広岡浅子。波乱に満ちたその生涯とは。
感想・レビュー・書評
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広岡浅子の業績を炭鉱、保険業、女子大学設立への奔走と分けて綴ってあるので、わかりやすく辿ることができた。またその時々の時代背景や世間一般の価値観などの補足説明が多く、とても分かり易かった。
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NHK連続テレビ小説『あさが来た』の主人公のモデルとなった、実在した女性実業家・広岡浅子の一代記。ドラマがとてもおもしろく、「あさ」の姿に毎朝元気をもらっていたので、実際の広岡浅子に興味がわいた。京都の豪商に生まれたことはわかっていたが、それが財閥の三井家であったことにちょっと驚いた。単に広岡浅子の姿を描くのではなく、日本における男尊女卑の実態や、当時の女性が社会進出することのむずかしさが語られている。
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おそらく作者が補っているであろう箇所が「分かりやすい解説」となっていて読みやすかった。時代背景から、思想までが手軽に分かりよい。
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朝ドラで興味を持ち、読んでみました。
この時代に、これだけのことを成し遂げた女性がいたとは、びっくりぽんでした。
そしてこの本で、とても面白い!と思ったのが、序章で書かれていた日本における男尊女卑の事実について。
そもそも、男尊女卑という概念が古代の日本には無かったのではないか、という解釈が目から鱗でした。
広岡浅子の生涯だけでなく、様々な背景も書かれていて、とても面白い一冊でした! -
幕末から明治、大正にかけて実業家であり教育者として活躍した広岡浅子の一生を掻い摘んで著した一冊です。当時、女性への教育が十分に施されない時代に活躍した彼女の生きざまには目を見張るものがありました。