ヴィヴィアンの読書会 (PHP文芸文庫)

著者 :
  • PHP研究所
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本棚登録 : 360
感想 : 46
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569764535

作品紹介・あらすじ

ベストセラー『ドS刑事』『死亡フラグが立ちました!』の著者が放つ、読書会を舞台にしたノンストップ・ミステリー。書き下ろし長編。

感想・レビュー・書評

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  • 文庫本だったけど、字が大きく見えて凄く読みやすかったです。ストーリーは、どんでん返しの連続って感じ。ヴィヴィアンすみれを殺した犯人は、誰か。容疑者は、読書会に集められた7人。この読書会の主催者は亡くなったヴィヴィアンすみれ。しかも、のっけから集まった人全員に毒を持ったという話だったので、驚きました。ダンガンロンパみたいにみんあで話し合いながら、真犯人を見つけていく感じです。
    全く関係ない人達ばかりかと思っていたら、繋がりが…出てくる、出てくる。毒を飲んでいるから、時間が迫ってくる感じがドキドキしました。真犯人が私の中では「こいつじゃないか?」って思ってた人で、ちょっと嬉しかったです。読みながら一緒に推理できます。種明かしは、なんでか私も笑ってしまいました。読み終わりは、凄くすっきり!
    ドキドキワクワクが味わえる作品でした。ミステリーをあんま読んだことないけど、挑戦してみたい人にお勧めしてみたいです。面白かった!

  • YouTubeでたまたま、この作者のチャンネルを見て面白いなと思ったら、図書館で本作を見たので借りて読んでみた。
    ライトノベルといった感じ。
    暇な時に読むには良いかも。

  • 亡くなった人気作家の屋敷で行われる読書会に招待されたファンたち。
    だが、それは作家ヴィヴィアンの死の真相を探るために計画されたものだった。

    ▲クリスティへのオマージュ。現代ならではの仕掛け。
    ▽ラスト、このままで彼はよいのかな?と感じた。

  • 面白かったけど、最後がなー。
    あれはあれで良いのだけど、なんかモヤモヤする。
    よくも悪くも予想を裏切る作品だった

  • 全体的にテンポが良かった。
    偶然こそ完全犯罪と主人公が言っていたけど確かにそうだなと思った。複数人が謎解きしたり、最後は犯人が自分で謎解き?みたいな、偶然で起こる殺人でないと起こり得ないであろう展開でこんな話もあるんだと新鮮に感じた。
    犯人が分かったら復讐するとか、警察に突き出すとか、泥沼な展開になると思っていたけど、凄いあっさりしていて不思議な読了感だった。

  • 【再読】
    初刊で購入して当時一気読み。流れは覚えてるけど細かい描写とか犯人は新たな気持ちで読めた。やっぱり一気読みしてしまうほど楽しい!軽妙に進む物語は個性豊かな登場人物によってわかりやすく普通がないゆえ違和感なくてライトミステリ好きにはおすすめ。

  • 七尾先生の作品も久しぶりに読みました。
    全編、ほぼ「会話」で話が進んでいきまので、サクサク読めますね。

  • 犯人は結構すぐわかってしまったけど、ヴィヴィアンの作品に絡めた物語の展開や、徐々に明らかになっていく真実はなかなか楽しかった

  • 七尾与史らしく、グイグイ引っ張るんだけど、最後の最後でコケた印象。
    なんだその結論?って感じだった。

  • ミステリーらしい出だしでしたが、進んでいくストーリーは重苦しくなくアッサリ読めます。途中であ、これはトリックに関係あるなぁと気が付く個所もあったりしてミステリーを読む楽しさを味わいました。ラストはタイトルに相応しい締めくくりでしたけれど、こんなに和やかに終わっていいのか?と一抹の疑問が…

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著者プロフィール

1969年、静岡県生まれ。第8回『このミステリーがすごい! 』大賞・隠し玉として『死亡フラグが立ちました! 』(宝島社)で2010年デビュー。
他の著書に「ドS刑事」シリーズ(幻冬舎)、「山手線探偵」シリーズ(ポプラ社)、「バリ3探偵 圏内ちゃん」シリーズ(新潮社)など多数。

「2023年 『全裸刑事チャーリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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