- Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569765587
作品紹介・あらすじ
邪神「群馬王」の復活を願い、世界支配を夢見る「群馬県から来た少女」コヨトルの前に現れたのは「栃木から来た少女」トチギーナだった。
感想・レビュー・書評
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あのマジキチライトノベルにまさかの続編w
山本弘元と学会会長をして「こんな書き方してたら作者死ぬ」(http://hirorin.otaden.jp/e309282.html)とまで言わせた渾身のライトノベルにまさか2冊目があるとは誰が想像できよう。
実際読んでみたわけだが、また作者が命やらなにやらいろいろなものを削って書いている。ライトノベルならたいがいのネタはついて行けると思っていたのだが、さすがにこのラノベでは分からないネタが複数。しかし群馬出身でありながら呑龍様が龍ではなく僧侶であったとか(そりゃ龍を呑むなら龍じゃないだろう)このライトノベルで新しい知識まで手に入れてしまった。『八重の桜』を見てなかったら新島襄ネタも分からなかっただろう。
東毛出身でディープ群馬とはちょっと距離がある自分としては(逆に言うと栃木にも縁がある)、この小説の中身はかなりガチでちゃんとしてる。まさかそんなネタまで、という驚きの連続。
そして一番驚いたのが方言がほぼ正確であること。前作では素晴らしいバカ小説だが方言が雑なのは惜しい、という感想をもっていたが、そこをきっちり直してきて、しかも栃木弁までマスターするとはこの作者恐るべし。
なお、方言は監修の方がいるとのこと。頼るべきところは人に頼ってでもベストを尽くすのがプロというもの。
皆さんもこのラノベでぜひ人類の可能性に目覚めてほしい。
ほら栃木県♪詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前作以上のハチャメチャでいて娯楽性は大幅アップ。とにかくストーリーも何もなくひたすら文章の笑い、言語芸を追っていてこれぞ作者の筆。前作でやり過ぎ感のあったコピペ芸も変化が付けてあってマイルドかつ楽しめに。