私のことはほっといてください (PHP文芸文庫)

著者 :
  • PHP研究所
3.63
  • (21)
  • (40)
  • (36)
  • (8)
  • (3)
本棚登録 : 378
感想 : 44
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569767338

作品紹介・あらすじ

髪ゴムが起こした奇跡と呪いとは? 世界で最も遠い十五歩とは? 半径5メートルで起こる出来事を無駄に膨らませる抱腹絶倒のエッセイ。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2024.2.14
    リアルから空想の世界に飛んでいくのについていけなかった…。ただ、手先が不器用になる呪いを子子孫孫かけられたという話はおもしろかった。

  • 感想
    身の回りでも面白いことは起きている。足りないのは観察力。今日の夕飯を考えている昼下がり、お風呂にお湯を溜めている時間。少し目を凝らす。

  • なんとも面白い
    北大路さんの頭の中をのぞいてみたい

  • ちょっと小説っぽい部分もありながら、いつもの面白いエッセイでもあって、楽しく読み終わりました。
    相撲の話、自分が応援しないと勝つ理論は何となくわかる。
    いつかサイン会にも行ってみたいです。

  • たまにプーっと吹き出す面白さ。
    家で一人で読むべき本(^^)

    妄想がどんどん膨らんで、
    まるで小説のようなのに
    作者のリアルな話に帰着する。
    不思議な面白さがあります。

    人妻界の秘密
    FBなりすましアカウント
    河童とのひと夏の出会い

    の話がお気に入りです。

  • ほっといてください には ほっとくべき

  • 声を出して笑える文庫本。そのへんは他の方のレビューどおりです。

    他人の思考から学びを得るのが本の醍醐味だとすれば、「私のことはほっておいてください」の著者、北大路公子さんの頭の中を覗き見ることで、得られることは特に無いし、ひょっとすると「この人、いつも昼酒してて体壊さないのかな」とか「そこそこ収入はありそうなのだから、早く結婚すればいいのに」とか、余計な心配するだけかもしれないけれど、そもそも、そんなこと一番気にしているのは、北大路さん御本人だし、むしろ、自堕落な生活やちょっと癖の強い妄想を、ここまで思いっきり赤裸々かつ明け透けに書かれると、むしろ清々しい。

    お酒の失敗エピソードが多いが、佐藤浩市愛と、相撲愛がにじみ出ている下りが個人的に好き。特に稀勢の里に対する「積極的に忘れる」という応援のあり方が画期的で、「自分が観戦していると贔屓のチームが負ける」というジンクスを感じている自分には共感ポイント。
    (「生きていてもいいかしら日記」の「あまのにゅう」の面白さと匹敵のエピソードと思う)
    フェイスブックのなりすましアカウント対策では、解決策が見つかりそうなところまでたどり着いて、そもそも自分の本名が「北大路公子じゃない」ことに愕然とした場面などは、こちらも仰け反る。

  • この文章のすごさはわかる人にしかわからないと思う。がっつりハマる人と全くツボらない人にはっきり分かれる気がします。
    言ってみれば、どうでもいいことを、些末なことを、人が気にも止めないようなことをこれだけ手間隙かけて格調高く(笑)この長さで紡げるというのは特別な才能だと思います。
    くだらないという人は同じことをできるのか?と思う。
    笑いのツボを押さえるということの難しさは結局センスなんだなと感じます。
    タイトルも秀逸。こんなタイトルの話の中身があんな話とは想像つくまい、というものばかり。
    私は共感するあまり「ぞるぞる」の数ページを音読しました(笑)

  • 一体この本をいつ読めば良いのでしょうか
    公共機関で読めば、一人で笑っている変な人だと思われてしまいます

    夜寝る前に読めば、やめ時がわからなくて次の日寝不足になってしまいます

    絶対カフェでは読めません

    なんで、こんなに面白い文章が書けるのですか?
    いつ読むのが正解の本なのか誰か教えてください

  • 人妻界の秘密、河童との出会いと別れ、フェイスブックなりすましなどの日常エッセイ。文庫オリジナル。

    今回は笑うポイントはそんなに…。
    妄想から突然短編小説が始まるものが多く、書く枚数が足りなくてこうなったのかなーと思うところも。
    でも表現や文章はほんとに上手いなぁと感じる。小説も書けそう。
    最後は相変わらずの感じで終わったのは笑った。

全44件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1960年代、北海道札幌市生まれ。文筆家。2005年、ネットの公開日記をまとめた『枕もとに靴――ああ無情の泥酔日記』で寿郎社からデビュー。著書に『最後のおでん――続・ああ無情の泥酔日記』『ぐうたら旅日記――恐山・知床をゆく』(以上、寿郎社)、『生きていてもいいかしら日記』『頭の中身が漏れ出る日々』『すべて忘れて生きていく』『私のことはほっといてください』(以上、PHP文芸文庫)、『ロスねこ日記』(小学館)、『いやよいやよも旅のうち』『石の裏にも三年』『晴れても雪でも』(以上、集英社文庫)など。

「2020年 『ハッピーライフ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

北大路公子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三浦 しをん
ヨシタケ シンス...
辻村 深月
宮部みゆき
宮下奈都
塩田 武士
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×