一行怪談 (PHP文芸文庫)

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著者 : 吉田悠軌
  • PHP研究所 (2017年7月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569767369

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一行怪談 (PHP文芸文庫)の感想・レビュー・書評

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  • これはすごい。たった一行でこんなに恐怖の世界に連れて行ってくれるなんて!
    ショートショートの極み!!
    ギュッとギュギュっと濃縮された言葉のひとつひとつにの向こう側に真っ暗な恐怖が広がっている。そこをこそりと覗き見る醍醐味。うーむ。これからこの「一行怪談」ってのが1つのジャンルになったりして。

  • 「彼に与えられた罰は、永遠に眠り続けるという呪いだったが、ごくたまに目を覚まし、それまで見た悪夢を一行で書き記すことだけは許されている。」という体裁で綴られた、ごくごく短い怪談集。
    探しているうちに私の中で期待値が上がりすぎてしまっていたようで、少し物足りない…というか、期待値云々以前に、割と玉石混淆な感は否めないのですが、全体的に、想像力に訴えてくる怖さだな、と思います。淡々とした文体なのに、文章を脳内映像に変換するのがとても苦手な私でも、すんなりと脳裏に情景が浮かんできました。

    以下、お気に入り。
    「公園に垂れ下がる色とりどりの鯉のぼりに、一つだけ人間が混じっている。」
    「世界中あらゆる料理を食べても、いまだ思い出の味に辿りつけない彼には、産まれなかった双子の片割れがいるそうだ。」
    「このあいだ山奥に捨てた知り合いが、五箱の宅配便で届いた。」
    それと、猛毒の涙を持つ殺人鬼の話も好きです。

  • 不安の種だなぁ。雰囲気だそうとするならもっと装丁とかちゃんとしてほしい。
    コスパ悪めなので星ひいときます。

  • 一行の中に織り込まれた日常とそこから数歩離れた異界とが溶け合って、驚くほどの密度で物語が存在している。
    暇つぶしに買ったのだけど、とても面白かった。
    ページを次々捲りたいのだけれど、今の一行をもう一回読みふけりたい。そんな気持ちで読了。
    最後のページの一行が一番怖い。

  • 一ページにたった一行、奇怪な言葉が書かれています。不気味だったり滑稽でニヤリと笑ってしまったり、一つ一つはさほど怖く感じないのに、纏めて読んだ後に部屋の空気が微妙に不穏になっているような作品集です。でもこういうこと、子どもの頃考えていたなあ。日常の中でふと想像してしまう、あり得ない世界。そんな曖昧な物に恐怖していた記憶があるから、この作品の一文一文に背筋が凍る追体験をするのでしょう。りんたろうの『ラビリンス・ラビリントス』を連想する世界観でした。面白かった。

  •  発想の勝利。

     めっちゃ好き、面白かった。こういうの、センスが出るよね。
     面白かったの抜き出したら読む楽しみがなくなっちゃうだろうから、お勧め、とだけ。
     ただあれな。
     一ページに一行。
     コスパはめっちゃ悪い。

  • 恐怖がすぎると滑稽味を感じ、一見滑稽なものの中に恐怖は潜むのだ、と思いました。

  • 一つ一つが短いためすぐ読めるけど、その分細かい説明は一切ないので脳内であれこれ想像して怖くて仕方ない。しかも自分の想像なので消し去れない。
    ホラーは苦手なのになぜ読んだ?私。まあ全部が全部ホラーではないけど、読まないとわからないし~

  • タイトル通り、一行……というより一文で記された怪談集。たった一文なので多くが語られない分、どんどん想像力と妄想力が膨らみます。ここからどういう物語に発展するのか、いろいろ考えてみるのも実に楽しい一冊。ちなみに、奥付にまで行きついてもその先まできっちりと読み進みましょう。そうするとさらなる恐怖が……?
    一番お気に入りは「このあいだ山奥に捨てた知り合いが、五箱の宅配便で届いた。」。すっごくさりげない一文でこの嫌さ。いったい誰が送ってきたんだ。しかも五箱に分けて。すごく怖い。

  • 一ページに一つ、一文の物語で構成される怪談小説集。「公園に垂れ下がる色とりどりの鯉のぼりに、一つだけ人間が混じっている。」「寝る時に必ず、洗濯機を回し続けることだけは忘れないよう願いますが、それさえ守ればたいへんお得な物件だと思いますよ。」―想像力が喚起され、不思議な怖さが込み上げてくる怪談を二百近く収録。現実と空想の境目を見失うような、奇妙で恐ろしい世界を味わえるだろう。

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一行怪談 (PHP文芸文庫)の作品紹介

「公園に垂れ下がる色とりどりの鯉のぼりに、一つだけ人間が混じっている。」一行のみで綴られる、奇妙で恐ろしい珠玉の怪談小説集。

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一行怪談 (PHP文芸文庫)のKindle版

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