あなたにもわかる相対性理論 (PHPサイエンス・ワールド新書 1)

著者 :
  • PHP研究所
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感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569772042

作品紹介・あらすじ

二十世紀最大の発見といわれるアインシュタインの相対性理論は、どこが真に革命的だったのか?お茶の間でも人気の科学者が、「時間の遅れ」「物体の縮み」など、相対性理論のポイントを踏まえてわかりやすく解説する。また、著者自身が人生において大きな影響を受けたアインシュタイン思想の核心を10の視点から捉えなおす。巻末には著者翻訳の相対性理論「第2論文」を全文掲載。E=mc2がいかに導き出されるのかを読み解く。

感想・レビュー・書評

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  • アインシュタインの歴史本としてすごくわかりやすかった。

    アインシュタインが影響を受けたさまざまな原理についてはすごく詳しく説明してるのに、肝心の相対性理論への説明はちょっと雑。

    とはいえ、相対性理論が歴史や実生活など、色んなところで広がっていくのがイメージできておもしろい。

  • 子どものころからアインシュタインに対して尊敬をいだいてきたという著者が、この天才物理学者の人物像について語っている本です。

    タイトルになっている相対性理論の解説については、「講談社ブルーバックス」から刊行されている都筑卓司の解説書とおなじような、非常にわかりやすいエピソードを紹介しながらその常識を大きく超えた内容を説明しているにとどまっており、相対性理論を理解するために役立つようなものではありません。

    一方、アインシュタインのひととなりを著者が紹介しているところでは、齋藤孝を思わせる「〇〇力」といったことばを多用しながら、ありきたりな自己啓発書に見られるような教訓を引き出すような内容になっています。けっしておもしろくないというわけではないのですが、こうした内容を語りたいのであれば、べつのタイトルで出版するべきだったのではないかと思います。

  • タイトルがよくない。 相対性理論の本というよりも、茂木さんのアインシュタインに対する思いが詰め込まれた本。 アインシュタインがすごい人だということがわかる。 相対性理論をわかろうと思って読むには説明不足に思う。 読んでいるといくつかの疑問点が残った。 タイトルが「あなたにもわかるアインシュタイン」であれば、期待を裏切られた気はしないだろう。

  • 「アインシュタイン力」って!

  • 解った気になれる。

  • 相対性理論は哲学で、アインシュタインは革命家!
    バック・トゥ・ザ・フューチャーが好きな人間としては読まずにいられなかった!
    正直分かりやすかったと思うが理解できているようでできていないと思う!
    さらに読み込んで理解できるようにしたい!
    この本のようにもっとわかりやすくしたものを小学校の時から教えておくべきだと思った!
    A(成功)=X(仕事)+Y(遊び)+Z(口を開かぬこと)は真実かもしれない!
    ほとんどの人はまだニュートンの説を常識にしてしまっている!
    アインシュタインの説を常識にしていけば新たな発見は生まれてくるはず!
    そしてアインシュタインの先を見つける人がきっと現れる!

  • 茂木健一郎氏が好きなアインシュタインの相対性理論が生まれた背景を読み解く。ただ、物理を習っていない身からすると、分からない単語も幾つかあり、やや難解な部分も。

  • 脳科学者の茂木先生がどうして相対性理論か、ということは本書を読めば分かる。とにかく、茂木先生はアインシュタインにあこがれているのだ。私の場合はへそが曲がっていて、どうしても一番有名な人であるという点でちょっと引っかかってしまう。ハイゼンベルグなんかの方がカッコウいい。まあちょっと知っているということをひけらかしたいだけかもしれない。好きなクラッシック音楽はと聞かれてベートーベンの運命とは言えないのと同じ。(吉永小百合さんは運命と答えたとか、何かで読みました。)さて、私も一応物理学科で、相対論も半年ほど講義を受けましたが、結局分からずじまい。本書を読んでも、今まで分かっていたことが確認できたくらい。深いところまでは結局分からない。しかし、アインシュタインが持っていた発想――それまでの常識を疑ってかかる――の重要性は良く分かった。茂木先生は果たして、脳科学の分野でアインシュタインになれるのか??? ところで、(その当時)鳩山首相が所信表明でアインシュタインの言葉を引いていた。ちょっと理系ということを前面に出そうとでもいうのだろうか。わりと分かりやすくて、共感はできたけれど。

  • テレビでおなじみの著者が、アインシュタインとその業績について語った一冊。
    著者のある意味愛情とも呼べるアインシュタインへの想いをつづった本で、相対論を学びたければ別の本を読んだほうがいいと思う。

  • マッハの左目でみた絵がインパクト大

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著者プロフィール

脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別招聘教授。「クオリア」をキーワードに、脳と心の関係を探究しつづけている。1962年、東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。
著書『脳と仮想』(新潮社、第4回小林秀雄賞受賞)『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房、第12回桑原武夫学芸賞受賞)『脳とクオリア』(日経サイエンス社)『脳内現象』(NHK出版)『感動する脳』(PHP研究所)『ひらめき脳』(新潮社)ほか多数。

「2013年 『おぎ・もぎ対談 「個」育て論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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